ファイルのバックアップ作業について説明します。
以下の手順で作業を行ってください。
移行作業中における資源の破壊に備えるため、以下の資源をrdbcprawコマンドでバックアップしておいてください。
また、クラスタシステムの場合、共用ディスク上に配置しているSymfoware/RDBの資源は運用ノードでバックアップしてください。
RDBディクショナリ
RDBディレクトリファイル
データベーススペース
ログ管理ファイル
テンポラリログファイル
アーカイブログファイル(アーカイブログ運用時)
インダウトログファイル(ロードシェア運用時)
スケーラブルログ運用を行っている場合は、以下の資源もバックアップしておいてください。
ロググループ管理ファイル
ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイル
ユーザロググループ用のログ管理ファイル
ユーザロググループ用のテンポラリログファイル
ユーザロググループ用のアーカイブログファイル(アーカイブログ運用時)
ユーザロググループ用のインダウトログファイル(ロードシェア運用時)
監査ログ運用を行っている場合は、以下の資源もバックアップしておいてください。
監査ログデータベース
ロググループ管理ファイル
監査ログデータベースのログ管理ファイル
監査ログデータベースのテンポラリログファイル
以下の表に示すファイルをバックアップしてください。
ファイル名 | リカバリ方法 |
---|---|
システム名.env | バックアップしていたファイルを複写 |
システム名/rdbbuf | |
rdblogmanage | |
rdbsysconfig | 編集していた箇所を新しいファイルで再編集 |
fssqlenv | |
fxmlenv (注) |
注) XMLアダプタを利用している場合のみバックアップしてください。
JDBCドライバを利用している場合は、<JDBCドライバインストール先ディレクトリ>/fjjdbc/etc配下のnamespace.serをバックアップしてください。
注意
JDBCドライバインストール先ディレクトリは、設定済みのCLASSPATH情報から確認することができます。アプリケーションごとに、CLASSPATH情報の確認方法を以下に説明します。
Interstage Application Serverを使用する場合
Interstage 管理コンソール“クラスパス”から確認することができます。以下のように設定されていた場合は、“/opt/FJSVsymjd”がJDBCドライバインストール先ディレクトリとなります。
CLASSPATH for Application:/opt/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc2.jar
Javaアプリケーションの場合
環境変数の“CLASSPATH”から確認することができます。以下のように設定されていた場合は、“/opt/FJSVsymjd”がJDBCドライバインストール先ディレクトリとなります。
CLASSPATH=/opt/FJSVsymjd/fjjdbc/lib/fjsymjdbc2.jar