プロシジャ定義は、複数のジョブステップをまとめた1つの業務単位として定義したものです。プロシジャ定義はプロシジャ定義エディタから設定します。プロシジャ定義エディタは、基本情報画面、ステップ定義画面から構成されます。
以下にプロシジャ定義の設定手順を示します。図中の枠の部分がプロシジャ定義の手順です。
プロシジャからプロシジャを呼び出せないため、プロシジャ呼出しステップ定義はありません。
プロシジャ定義の基本情報を設定する方法について、以下に示します。
基本情報の設定
プロシジャ定義の基本情報ではプロシジャ全体の動作を設定します。プロシジャ定義エディタの[基本情報]タブをクリックすると、基本情報画面が表示されます。以下に画面イメージと各部品の説明を示します。
[プロシジャ定義名]では、プロシジャ定義の名前を設定します。
プロシジャ内のジョブステップに定義した置換えパラメタおよび置換えパラメタの初期値一覧が表示されます。一覧のタイトル部([置換えパラメタ]または[値])をクリックすることで、指定した列を基準に一覧が並べ替えられます。
[追加]ボタンをクリックすると、置換えパラメタの設定ダイアログが表示されます。プロシジャを呼び出す場合に、プロシジャに定義された置換えパラメタと置き換える値を設定します。置換えパラメタの設定ダイアログについてはプロシジャ呼出しステップの“A.1.8.1 基本情報画面”を参照してください。
[置換えパラメタの初期値]一覧から置換えパラメタを選択して[更新]ボタンをクリックすると、置換えパラメタの設定ダイアログが表示されます。[置換えパラメタ]と[値]には前回設定した内容が表示されるため、必要に応じて更新し、[OK]ボタンをクリックすると、更新した置換えパラメタの情報が基本情報画面の[置換えパラメタの初期値]一覧に反映されます。
[置換えパラメタの初期値]一覧から置換えパラメタを選択して[削除]ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示されます。確認ダイアログから[はい]ボタンをクリックすると選択した置換えパラメタが削除されます。
本ボタンを押すと、プロシジャ定義中で使用している置換えパラメタを[置換えパラメタの初期値]リストに追加します。必要に応じて、[更新]ボタンにより値を更新してください。
取り込んだ状態では、[値]は空欄です。
置換えパラメタは文字コードでソートされてから取り込まれます。
置換えパラメタは最大256件まで取り込まれます。置換えパラメタの設定数が最大数より多い場合は、取込み処理の後ですべて取り込めなかった旨の警告メッセージを表示します。以下に、置換えパラメタの設定数が最大数を超えて、すべて取り込めなかった場合に表示されるメッセージの例を示します。
置換えパラメタの予約語は取り込まれません。
すでに定義済みの置換えパラメタは取り込まれません。
追加する置換えパラメタが1つも存在しなかった場合は、その旨のメッセージが表示されます。
[コメント]では、プロシジャに関するコメントを入力します。
[コメント]の入力は省略できます。
プロシジャ定義のステップ定義を設定する方法について、以下に示します。
ステップ定義の設定
プロシジャ定義のステップ定義は、プロシジャ内のジョブステップを設定します。プロシジャ定義エディタの[ステップ定義]タブをクリックすると、ステップ定義画面が表示されます。以下に、画面イメージと各部品の説明を示します。
[ステップ]一覧では、プロシジャの中に定義したジョブステップの一覧が表示されます。
[追加]ボタンをクリックすると、ステップの追加ウィザードが表示されるので、ウィザードから追加するジョブステップの情報を設定します。ジョブステップは、[ステップ]一覧の最下位に追加されます。ステップの追加ウィザードについては“A.1.10.3 ステップの追加ウィザード”を参照してください。
[ステップ]一覧からステップを選択し、[挿入]ボタンをクリックすると、ステップの挿入ウィザードが表示されるので、ウィザードから挿入するジョブステップの情報を設定します。ジョブステップは、[ステップ]一覧から選択した行の1つ上に挿入されます。ステップの挿入ウィザードについては“A.1.10.4 ステップの挿入ウィザード”を参照してください。
[ステップ]一覧からステップを選択し、[更新]ボタンをクリックすると、ジョブステップ定義ダイアログが表示されるので、ジョブステップの情報を更新します。ジョブステップ定義ダイアログの説明については、“A.1.7 ジョブステップ定義の設定”を参照してください。
ジョブステップは、[ステップ]一覧から選択した行に反映されます。
[ステップ]一覧からステップを選択して、[削除]ボタンをクリックすると、確認ダイアログが表示されます。確認ダイアログから[はい]ボタンをクリックすると選択したステップが削除されます。
[ステップ]一覧からステップを選択して、[上へ]ボタンをクリックすると、選択したステップが1つ上に移動されます。
[ステップ]一覧からステップを選択して、[下へ]ボタンをクリックすると、選択したステップが1つ下に移動されます。
他のステップから参照されているステップの名前を変更する場合
選択しているステップが、先行ステップの資源の参照やジョブステップの迂回条件でほかのステップから参照される設定になっている場合は、選択しているステップの名前を変更すると、他のステップから参照できなくなります。そのため、ほかのステップから参照されているステップの名前を変更する場合、以下の確認ダイアログを表示し、影響があるステップの一覧が表示されます。
ジョブステップの迂回条件については、“迂回条件の設定ダイアログ”を参照してください。
先行ステップの資源の参照については、“先行ステップの資源を使用する場合”を参照してください。
[参照しているステップ]一覧に、ステップ名を変更することで影響があるステップが表示されます。
以下のボタンから1つ選択し、クリックします。
[はい]:一覧のステップが参照しているステップ名も変更する場合
[いいえ]:一覧のステプが参照しているステップ名を変更しない場合
[キャンセル]:ステップ名の変更を行わない場合
他のステップから参照されているステップを削除する場合
ステップを削除すると、他のステップから参照できなくなります。そのため、他のステップから参照されているステップを削除する場合、以下の確認ダイアログで、影響があるステップの一覧が表示されます。
[詳細]一覧に、削除するステップを参照しているステップが表示されます。
[はい]ボタンをクリックすると選択したステップが削除されます。
[いいえ]ボタンをクリックすると選択したステップは削除されません。
他のステップから参照されているステップを上下に移動する場合
ステップを上下に移動すると、移動したステップまたは他のステップから参照できなくなります。そのため、ステップを移動すると参照できなくなるステップが存在する場合は、[上へ]ボタン、または[下へ]ボタンをクリックすると、以下の確認ダイアログに影響があるステップの一覧が表示されます。
[詳細]一覧に、移動することにより不正な指定となるステップが表示されます。
[詳細]の[先行ステップ名]に、参照しているステップ名が表示されます。
[はい]ボタンをクリックすると選択したステップが上または下に移動されます。
[いいえ]ボタンをクリックすると選択したステップは移動されません。
プロシジャ定義のステップを追加する場合は、ステップの追加ウィザードより行います。
ステップを追加する手順
プロシジャ定義のステップを追加する手順を以下に示します。
ジョブステップの追加
ジョブステップを追加する方法について以下に示します。
プロシジャ定義エディタの[ステップ定義]タグをクリックすると、ステップ定義画面が表示されます。ステップ定義画面から[追加]ボタンをクリックすると、ステップの追加ウィザードが表示されます。初期画面は以下の画面です。
[ジョブステップの新規作成]ボタンを選択します。
[次へ]ボタンをクリックすると、ジョブステップ定義情報設定画面が表示されます。
ジョブステップ定義情報設定画面からジョブステップ名とバッチアプリケーションの種別を指定して[終了]ボタンをクリックすると、ジョブステップ定義ダイアログが表示されるので、ジョブステップ定義を行います。ジョブステップ定義ダイアログの詳細は“A.1.11 ジョブステップ定義(プロシジャ内のジョブステップ定義)の設定”を参照してください。
編集中のジョブ定義内のステップを参照して追加
編集中のジョブ定義内のステップを参照して追加する方法について以下に示します。
ステップの追加ウィザードのステップの追加画面から[参照作成]ボタンを選択します。
[次へ]ボタンをクリックすると、ステップ選択画面が表示されます。
ステップ選択画面の[ステップ]一覧から参照するステップを選択します。
[次へ]ボタンをクリックすると、[ステップ]一覧から選択したステップに対応するステップ定義情報変更画面が表示されます。
ステップ定義情報変更画面の[プロシジャ内のジョブステップ名]には、参照元のジョブステップ定義に指定されたジョブステップ名が表示されるので、ジョブ定義内で一意なジョブステップ名を設定します。
[終了]ボタンをクリックすると、ジョブステップ定義ダイアログが表示されるので、ジョブステップ定義を設定します。ジョブステップ定義ダイアログの詳細は“A.1.11 ジョブステップ定義(プロシジャ内のジョブステップ定義)の設定”を参照してください。
バッチジョブ定義ファイル中のステップを参照して追加
バッチジョブ定義ファイル中のステップを参照して追加する方法について以下に示します。
ステップの追加ウィザードのステップ追加画面から[ファイル参照作成]ボタンを選択します。
[次へ]ボタンをクリックすると、バッチジョブ定義ファイル選択画面が表示されます。それ以降の手順については、ジョブ定義エディタのステップ定義画面からステップの追加ウィザードを表示し、[ファイル参照作成]ボタンを選択した場合と同じです。詳細は“バッチジョブ定義ファイル中のステップを参照して追加”を参照してください。
ステップを挿入する場合は、ステップの挿入ウィザードより行います。
プロシジャ定義エディタのステップ定義画面から[挿入]ボタンをクリックすると、ステップの挿入ウィザードが表示されます。初期画面は以下の画面です。
ステップの挿入ウィザードおよび構成する各画面については、“追加”という表記が“挿入”になっている点を除いて“A.1.10.3 ステップの追加ウィザード”と同じです。
ジョブステップの挿入
“ジョブステップの追加”と同じ手順で設定します。
編集中のジョブ定義内のステップを参照して挿入
“編集中のジョブ定義内のステップを参照して追加”と同じ手順で設定します。
バッチジョブ定義ファイル内のステップを参照して挿入
“バッチジョブ定義ファイル中のステップを参照して追加”と同じ手順で設定します。