基本機能
uji:switchタグは、条件によって異なる画面を展開するための画面部品タグです。uji:switchタグは以下の動作をします。
beanとpropertyで指定されたデータBeanのプロパティを取得します。これを文字列化します。
uji:switchタグのコンテントにプロパティの文字列と一致するclsアトリビュートを持つレンダラ(uji:caseタグによる展開形の指定)があれば、その内容を展開します。
一致するものがなく、cls指定のないレンダラがあれば、その内容を展開します。
uji:switchタグは、HTMLのFORMタグか、uji:formタグまたはuji:mcFormタグの中に記述します。
uji:switchタグのアトリビュートは以下を指定します。
アトリビュート名 | 省略 | 意味 | 省略時の動作 |
---|---|---|---|
bean | 可 | データBeanのJSP変数を指定します。 | 画面部品タグのカレントオブジェクトを使用します。 |
property | 可 | データBeanのプロパティ名を指定します。 | データBean自体が使用されます。 |
uji:switchタグのコンテントにはuji:caseタグを1個以上記述します。それ以外のタグは記述できません。
JSP
<uji:switch bean="body" property="status" > <uji:case cls="error" > <FONT color="red" ><uji:getProperty property="value" /></FONT> </uji:case> <uji:case cls="warning" > <FONT color="yellow" ><uji:getProperty property="value" /></FONT> </uji:case> <uji:case> <FONT color="black" ><uji:getProperty property="value" /></FONT> </uji:case> </uji:switch>
beanアトリビュートは、他の画面部品タグのレンダラの中で、カレントオブジェクトが利用できる場合にのみ省略できます。
XML連携機能
uji:switchタグは、条件によって異なる画面を展開するための画面部品タグです。uji:switchタグは以下の動作をします。
propertyまたはxpathで指定された要素の内容を取得し、文字列として使用します。
uji:switchタグ内のuji:caseタグの中から、clsアトリビュートの値が1.で取得した文字列と一致するものを探します。あればそのコンテントを画面に展開します。一致するものがない場合、cls指定のないuji:caseがあれば、そのコンテントを展開します。
イベントモデルではXML連携機能は利用できません。
uji:switchタグでは、XML連携機能を使用する際に以下のアトリビュートを指定します。これ以外のアトリビュートについては、“基本機能”を参照してください。
アトリビュート名 | 省略 | 意味 | 省略時の動作 |
---|---|---|---|
bean | 可 | データBeanまたはXMLデータBeanのJSP変数を指定します。(*) | カレントオブジェクトを使用します。 |
property | 可 | 条件として使用する要素をルート要素の子要素名で指定します。(*) | propertyまたはxpathいずれかの指定が必要です。 |
xpath | 可 | 条件として使用する要素をルート要素からの相対パスで指定します。(*) | propertyまたはxpathいずれかの指定が必要です。 |
(*)“7.6.1 使用するXML要素の指定方法”を参照してください。
propertyまたはxpathには単純要素を指定します。要素の内容に改行が含まれる場合、改行の直前までが使用されます。要素の集合を指定した場合の動作は“7.6.3 要素や属性の集合を指定した場合の動作”を参照してください。
XML
<root> <order> <no>1</no> <name>米酢</name> <status>true</status> </order> </root>
JSP
<uji:switch bean="body" xpath="order/status" > <uji:case cls="true" > <b>購入</b><br> </uji:case> <uji:case> 未購入<br> </uji:case> </uji:switch>
表示画面
イベントモデル
uji:switchタグは、条件によって異なる画面を展開するための画面部品タグです。
uji:switchタグの動作については、“基本機能”を参照してください。
uji:switchタグは、イベントモデルで使用する際に以下のアトリビュートを指定します。これ以外のアトリビュートについては、“基本機能”を参照してください。
アトリビュート名 | 省略 | 意味 | 省略時の動作 |
---|---|---|---|
bean | 可 | managed beanの名前を指定します。 | 画面部品タグのカレントオブジェクトを使用します。 |
property | 可 | managed beanのプロパティ名を指定します。 | managed bean自体が使用されます。 |
id | 可 | コンポーネントのIDを指定します。 | 自動的に付与されます。 |
uji:switchタグのコンテントには以下のタグが記述できます。
uji:caseタグ(1個以上)
JSP
<f:view> <uji:switch bean="myBean" property="status" > <uji:case cls="error" > <FONT color="red" ><uji:getProperty property="value" /></FONT> </uji:case> <uji:case cls="warning" > <FONT color="yellow" ><uji:getProperty property="value" /></FONT> </uji:case> <uji:case> <FONT color="black" ><uji:getProperty property="value" /></FONT> </uji:case> </uji:switch> </f:view>