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ETERNUS SFAdvancedCopy Manager 13.4 運用手引書

10.4.1 環境定義系コマンド

レプリケーション管理の環境定義系コマンドについて説明します。

10.4.1.1 複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)

レプリケーション運用で使用する複製元ボリューム/複製先ボリュームを設定します。本コマンドを実行することで指定した複製ボリュームを使ってレプリケーション運用を行うことを宣言します。

  1. 指定方法

    [Storageサーバで実施する場合]

    サーバ内レプリケーションの場合
    /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpsetvol [-n] [-u] [-Xgroup Group-Name] [-Xvtoc] Original-Volume-Name Replica-Volume-Name

    サーバ間レプリケーションの場合
    /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpsetvol [-n] [-u] -o (ORG|REP|BOTH) [-Xgroup Group-Name] [-Xvtoc] Original-Volume-Name Replica-Volume-Name

    [Storage管理サーバで実施する場合]

    サーバ内レプリケーションの場合
    /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpsetvol -h Server-Name [-n] [-u] [-Xgroup Group-Name] [-Xvtoc] Original-Volume-Name Replica-Volume-Name

    サーバ間レプリケーションの場合
    /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpsetvol -h Server-Name [-n] [-u] -o (ORG|REP|BOTH) [-Xgroup Group-Name] [-Xvtoc] Original-Volume-Name Replica-Volume-Name

  2. オプションの説明

    オプション

    説明

    -h

    レプリケーション運用を行うStorageサーバ名を指定します。本オプションはStorage管理サーバでのみ有効です。
    省略した場合は、コマンドを投入したStorageサーバが処理対象となります。

    -u

    コピー方向を指定します。
    本オプションを指定すると、複製元ボリュームから複製先ボリュームへの一方向コピーのみを行い、複製先ボリュームから複製元ボリュームへのコピーは禁止されます。
    本オプションを指定しない場合は、複製元/複製先ボリューム間の双方向のコピーが実施可能です。

    -o

    操作サーバを指定します。
    オペランドには以下のいずれかを指定します。
    ORG:複製元サーバを操作サーバに設定します。
    REP:複製先サーバを操作サーバに設定します。
    BOTH:複製元サーバと複製先サーバの両方を操作サーバに設定します。
    操作サーバに指定されなかったサーバでは、複製ボリュームに対して以下のコマンドのみが実行可能です。

    オペランドにBOTHを指定した場合は、複製元サーバおよび複製先サーバのどちらでも全てのコマンドを実行できます。なお、BOTHオプションは両サーバのバージョンが11.0/V11.0L10以降の場合に使用することができます。
    本オプションは、サーバ間レプリケーションの場合のみ有効です。

    -n

    本オプションを指定しない場合、複製元/複製先ボリュームのサイズが異なる場合は、複製ボリューム情報の設定はできません。
    本オプションを指定することで、複製元/複製先ボリュームのボリュームサイズのチェックをしないことを指定します。異種OS間のレプリケーションなど、ボリュームサイズが一致しない場合に使用してください。
    複製元/複製先ボリュームのボリュームサイズが異なる場合のコピーは以下のように実施されます。
    コピー開始アドレスは、複製先ボリュームの先頭セクタです。
    コピーデータサイズは、小さい方のボリュームサイズです。
    したがって、複製先ボリュームのサイズは複製元ボリュームのサイズ以上になるようにしてください。
    また、本オプションは、SDXオブジェクトの論理ボリュームの場合(GDS Snapshot連携機能)には、使用できません。

    -Xgroup

    グループに登録することを指定します。
    指定したグループが存在しない場合、新規にグループが作成されます。それ以外の場合は既存のグループに指定した複製元/複製先ボリュームを追加します。
    グループ名に使用できる文字は半角の英数字、-(マイナス)、_(アンダースコア)、#、.(ピリオド)です。また、先頭は半角英数字である必要があります。文字数は、64文字までです。

    -Xvtoc

    本オプションを指定しない場合、Solaris上にあるVTOCを含むスライスを複製元/複製先ボリュームに設定することはできません。
    本オプションを指定することで、複製元/複製先ボリュームのVTOCを含むか含まないかのチェックを回避できます。
    本オプションは、以下のボリュームを複製元/複製先ボリュームに設定する場合に指定します。

    ・Solaris上にある、VTOCラベル付きディスクのVTOCを含むスライス
    ・Solaris上にある、VTOCラベル付きディスクのディスク全体を表す2番目のスライス

    本オプションは、上記以外のボリュームに指定された場合は無視されます。

  3. オペランドの説明

    オペランド

    説明

    Original-Volume-Name

    複製元ボリューム名を指定します。他サーバのボリューム名は、「ボリューム名@Storageサーバ名」の形式で指定します。

    Replica-Volume-Name

    複製先ボリューム名を指定します。他サーバのボリューム名は、「ボリューム名@Storageサーバ名」の形式で指定します。

  4. 終了ステータス

    -0:正常終了
    >0:異常終了

  5. 実行例

    Storageサーバ:SRC-SVの論理ボリューム/dev/dsk/c1t2d0s3を複製元ボリューム、Storageサーバ:TARG-SVの論理ボリューム/dev/dsk/c1t2d0s3を複製先ボリュームとして複製ボリューム情報を設定します。また、コピー方向を一方向コピー、操作サーバを複製元サーバ(SRC-SV)とします。以下の例は、SRC-SVから実行した場合の例です。

    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpsetvol -u -o ORG /dev/dsk/c1t2d0s3 /dev/dsk/c1t2d0s3@TARG-SV
    swsrpsetvol completed 
    #

    同じ設定をTARG-SVから行う場合は、以下のようになります(ボリューム名の指定に注意してください)。

    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpsetvol -u -o ORG /dev/dsk/c1t2d0s3@SRC-SV /dev/dsk/c1t2d0s3
    swsrpsetvol completed 
    #

注意

次のような場合は、複製ボリューム情報の設定ができません。

  • 既に複製ボリューム情報が設定済みであるとき。

  • 指定した複製元ボリュームと複製先ボリュームが、それぞれ、複製先ボリュームと複製元ボリュームとして設定されているとき。

  • 複製元/複製先ボリュームのサイズが異なるが、-nオプションが指定されていないとき。

  • 指定された2つのボリュームと同一の筐体情報(筐体識別子、OLU番号、EXTENT開始位置、EXTENTサイズ)をもつ2つのボリュームが既に複製ボリュームとして設定されているとき。

  • 複製先ボリュームがバックアップ管理機能のバックアップボリュームに登録されているとき。

  • 双方向コピーを実施することを複製ボリュームの属性として指定した場合に、複製元ボリュームがバックアップ管理機能のバックアップボリュームに登録されているとき。

  • 指定した複製先/複製元ボリュームが他サーバのボリュームであるとき(少なくとも一方は自サーバのボリュームである必要があります)。

  • 複製元/複製先ボリュームが別のETERNUS ディスクアレイに存在している場合、ETERNUS ディスクアレイのリモートコピー機能が適切に設定されていないとき。

  • Storage管理サーバとの通信に失敗したとき。

  • サーバ間レプリケーションの場合、相手サーバとの通信に失敗したとき。

  • 複製元ボリューム/複製先ボリュームがレプリケーション管理機能でサポートされないVxVMの論理ボリュームであるとき(レプリケーション管理でサポート可能な論理ボリュームに関しては、「1.5.1 通常デバイス」を参照してください)。

注意

Solaris上に複製元ボリューム/複製先ボリュームを作成する際は、以下に注意してください。

  • 同一ディスク内に複数のボリューム(スライス)を作成する場合は、領域が重複しないようにボリュームを作成してください。

  • VTOCを含むスライスの場合は、「11.1.1 全般的な注意事項」にある「VTOCを含むスライスについて」の注意事項を確認してください。

注意

ボリュームの物理情報(パーティションサイズ、ドライブ文字、ETERNUS ディスクアレイの筐体情報)をOS管理ツール(formatコマンド等)やETERNUS ディスクアレイが提供するETERNUSmgr、GRmgr、GDSなどの機能を用いて変更した場合、変更したボリュームに関連する設定済みの複製ボリューム情報を以下の手順で再設定する必要があります。

  1. 10.4.1.3 複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)で複製ボリューム情報を削除します。

  2. GUIクライアントにおいて、「全デバイスの情報取得/反映」を行います。または、Storage管理サーバにて、10.3.7 デバイス情報取得/反映コマンド(stgxfwcmsetdev)を実行します。

  3. 10.4.1.1 複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)で複製ボリューム情報を再設定します。

注意

複製作成後、複製先ボリュームをマウントして使用する場合は、複製先ボリュームのサイズは複製元ボリュームのサイズとバイト単位まで一致している必要があります。複製先ボリュームを使用しない場合(複製データが必要な際は、複製元ボリュームにいったんリストアした後、使用する場合など)は、複製先ボリュームのサイズは、複製元ボリュームのサイズより大きくても構いません。

注意

次のような場合、グループの設定を行うことができません。

  • グループの構成条件を満たしていないとき。

  • サーバ間レプリケーションにおいて、両サーバのバージョンが13.0以降でないとき。

注意

GDSのSDXオブジェクトを運用する場合、「4.8.2 論理ボリューム単位のバックアップ運用(GDS Snapshotを使用する方式)」の注意の「運用できないSDXオブジェクトの構成や条件」や「11.1.6 SDXオブジェクト運用の注意(レプリケーション管理)」を参照してください。

10.4.1.2 複製ボリューム情報表示コマンド(swsrpvolinfo)

10.4.1.1 複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)で登録した複製ボリューム情報を表示します。

  1. 指定方法

    [Storageサーバで実施する場合]
    /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpvolinfo [-L] [Original-Volumue-Name]

    [Storage管理サーバで実施する場合]
    /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpvolinfo -h Server-Name [-L] [Original-Volume-Name]

  2. オプションの説明

    オプション

    説明

    -h

    Storageサーバ名を指定します。
    本オプションはStorage管理サーバでのみ有効です。

    -L

    拡張形式で表示することを指定します。
    本オプション指定時に表示される項目については実行例の表を参照してください。
    なお、将来のバージョンで提供される新機能に対応して、本オプション指定時に表示される項目が追加される可能性があります。

  3. オペランドの説明

    オペランド

    説明

    Original-Volume-Name

    複製元ボリューム名を指定します。他サーバのボリューム名は、「ボリューム名@Storageサーバ名」の形式で指定します。
    指定された複製元ボリュームに関する全ての複製ボリューム情報を表示します。本オペランドを省略した場合は、本コマンドを実行したStorageサーバに関する全ての複製ボリューム情報を表示します。

  4. 終了ステータス

    =0:正常終了
    >0:異常終了

  5. 実行例

    Storage管理サーバからStorageサーバ:SRC-SVに対して全複製ボリューム情報を表示するよう指示します。

    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpvolinfo -h SRC-SV
    Server Original-Volume          Size        Replica-Volume            Size        Copy          Op-Server
    SRC-SV /dev/dsk/c1t2d0s3@SRC-SV    4.0Gbyte /dev/dsk/c1t2d0s3@TARG-SV    4.0Gbyte uni-direction original
    SRC-SV /dev/dsk/c1t2d1s3@SRC-SV    4.0Gbyte /dev/dsk/c1t2d1s3@TARG-SV    5.0Gbyte bi-direction  original
    SRC-SV /dev/dsk/c1t2d2s3@SRC-SV    9.1Gbyte /dev/dsk/c1t2d2s3@TARG-SV    9.1Gbyte bi-direction  replica
    SRC-SV /dev/dsk/c1t2d2s4@SRC-SV    7.5Gbyte /dev/dsk/c1t2d2s4@TARG-SV    7.5Gbyte bi-direction  both
    #

    表示する内容は、次に示すとおりです。

    タイトル

    説明

    Server

    Storageサーバ名を表示します。

    Original-Volume

    複製元ボリューム名を表示します。

    Size

    ボリュームサイズを表示します。
    VxVMの論理ボリュームの場合は、ボリュームサイズでなく、そのボリュームを構成する共有領域(スライス)のサイズが表示されます。

    Replica-Volume

    複製先ボリューム名を表示します。

    Copy

    コピー方向を表示します。
    uni-direction:複製元から複製先への一方向コピーのみ可能です。
    bi-direction:双方向コピーが可能です。

    Op-Server

    複製ボリューム(ペア)の操作サーバを表示します。
    original:複製元サーバが操作サーバです。
    replica:複製先サーバが操作サーバです。
    both:複製元サーバおよび複製先サーバが操作サーバです。

    Group
    [-Lオプション指定時のみ]

    グループ名を表示します。
    グループに登録されていない場合は、“----”を表示します。

注意

次のような場合は、複製ボリューム情報を表示できません。

  • 指定したボリュームが複製元ボリュームとして設定されていないとき。

注意

次のコマンドの実行中は、本コマンドは実行できません。

10.4.1.3 複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)

設定されている複製ボリューム情報を削除します。

削除する複製ボリュームでコピー処理が実行されている場合は、コピー処理を停止した後、本コマンドを実行してください。

  1. 指定方法

    [Storageサーバで実施する場合]
    /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpdelvol [-e] [-d] Original-Volume-Name Replica-Volume-Name

    [Storage管理サーバで実施する場合]
    /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpdelvol -h Server-Name [-e] [-d] Original-Volume-Name Replica-Volume-Name

  2. オプションの説明

    オプション

    説明

    -h

    Storageサーバ名を指定します。
    本オプションはStorage管理サーバでのみ有効です。

    -e

    緊急操作モードで動作します。
    アドバンスト・コピーの実行状態確認を行わずに複製ボリューム情報を削除することを指定します。このオプションは、アドバンスト・コピーが実行されていないことが明らかな場合のみ使用してください。
    GDS Snapshot連携機能を使用している場合、SDXオブジェクトのマスタ・プロキシ関係が解除されていることを確認せずに複製ボリューム情報を削除します。

    -d

    サーバ間レプリケーションで、相手サーバとの通信を行わないことを指定します。
    本オプションを指定した場合、相手サーバと通信を行わず複製ボリューム情報の削除を行います。
    相手サーバの復旧が見込めない場合のみ使用してください。
    本オプションはサーバ間レプリケーションの場合のみ有効です。
    本オプションは非操作サーバでも使用できます。

  3. オペランドの説明

    オペランド

    説明

    Original-Volume-Name

    複製元ボリューム名を指定します。他サーバのボリューム名は、「ボリューム名@Storageサーバ名」の形式で指定します。

    Replica-Volume-Name

    複製先ボリューム名を指定します。他サーバのボリューム名は、「ボリューム名@Storageサーバ名」の形式で指定します。

  4. 終了ステータス

    =0:正常終了
    >0:異常終了

  5. 実行例

    Storageサーバ:SRC-SV上で複製ボリューム情報を削除します。

    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpdelvol /dev/dsk/c1t2d0s3 /dev/dsk/c1t2d0s3@TARG-SV
    swsrpdelvol completed
    #

注意

次のような場合は、複製ボリューム情報を削除できません。

  • 指定した複製元/複製先ボリュームが複製ボリュームとして設定されていないとき。

  • 複製ボリューム間でコピー処理(同期処理、スナップショット処理)が実施されているとき。

  • サーバ間レプリケーションの場合、コマンドを実行したStorageサーバがその複製ボリュームの操作サーバでなかったとき。

  • Storage管理サーバとの通信に失敗したとき。

  • サーバ間レプリケーションの場合、相手サーバとの通信に失敗したとき。

  • 緊急操作モードで実行した場合、OPCのセション確認およびセションキャンセルは行われません。エラーサスペンド状態やhalt状態になっているOPCセションが存在していた場合は、管理されないセションが残るため、ETERNUSmgr、GRmgr、GDSを使用してセションをキャンセルする必要があります。

注意

VxVMの論理ボリュームを削除した場合、あるいは、VxVMの論理ボリューム構成をAdvancedCopy Managerでサポートされない構成に変更した場合は、複製ボリューム情報を削除することができなくなります。その場合は、以下に示すa)あるいはb)の対処を行ってください。

  1. 削除する複製ボリュームでアドバンスト・コピーが実施されていないことを確認した後、-eオプションを指定して本コマンドを実行してください。アドバンスト・コピーが実施されている場合は、ETERNUS ディスクアレイでアドバンスト・コピーを停止してください。

  2. 論理ボリュームを再作成する、あるいは、論理ボリューム構成を元の状態に戻した後、本コマンドを実行してください。

注意

GDSのSDXオブジェクトを運用する場合、「4.8.2 論理ボリューム単位のバックアップ運用(GDS Snapshotを使用する方式)」の注意の「運用できないSDXオブジェクトの構成や条件」や「11.1.6 SDXオブジェクト運用の注意(レプリケーション管理)」を参照してください。

10.4.1.4 REC転送バッファ情報表示コマンド(swsrprecbuffstat)

RECをConsistencyモードで行う際にETERNUSが使用する転送バッファの情報を表示します。

  1. 指定方法

    [Storageサーバで実施する場合]
    /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat [-Xaltpath] Volume-Name

    [Storage管理サーバで実施する場合]
    /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat -h Server [-Xaltpath] Volume-Name

  2. オプションの説明

    オプション

    説明

    -h

    Storageサーバ名を指定します。
    本オプションはStorage管理サーバでのみ有効です。

    -Xaltpath

    複製ボリュームがSDXオブジェクトで、論理ボリューム単位に運用している場合は、オペランドに次の形式で代替パスを指定します。
    /dev/sfdsk/(クラス名)/dsk/(ボリューム名):(sdxinfoのDEVNAMの値)

  3. オペランドの説明

    オペランド

    説明

    Volume-Name

    複製ボリュームとして登録しているボリューム名を指定します。
    コマンドを実行するStorageサーバに接続されているボリュームのみが指定できます。
    複製ボリュームがSDXオブジェクトで、論理ボリューム単位に運用している場合は、-Xaltpathオプションを使用して、代替パスを指定する必要があります。

  4. 終了ステータス

    =0:正常終了
    >0:異常終了

  5. 実行例

    Storageサーバ:Server1でサーバ内レプリケーションを行っている環境で、複製元ボリューム: /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2048s3@Server1、複製先ボリューム: /dev/FJSVmplb/dsk/mplb3048s3@Server1のRECで利用される転送バッファの情報を表示します。

    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2048s3@Server1
    BoxID = AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  SEND 12%  BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat /dev/FJSVmplb/dsk/mplb3048s3@Server1
    BoxID = BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  RECV 0%   AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
    #

    Storageサーバ:Server1とStorageサーバ:Server2の間でサーバ間のレプリケーションを行っている環境で、複製元ボリューム:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2048s3@Server1、複製先ボリューム:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2148s3@Server2のRECで利用される転送バッファの情報を表示します。

    [Storageサーバ:Server1で実行]
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2048s3@Server1
     BoxID = AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  SEND 12%  BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    2  RECV 0%   BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    #
    
    [Storageサーバ:Server2で実行]
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2148s3@Server2
    BoxID = BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  RECV 0%   AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
    2  SEND 5%   AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
    #

    Storageサーバ:Server1とStorageサーバ:Server2の間でサーバ間のレプリケーションを行っている環境で、複製元ボリューム:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2048s3@Server1が存在する筐体が複数の筐体とリモートコピーの設定が行われている場合。

    [Storageサーバ:Server1で実行]
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2048s3@Server1
     BoxID = AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  SEND 12%  BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    2  RECV 0%   BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    3  SEND 4%   CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
    4  RECV 0%   CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
    5  SEND 10%  DDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDD
    6  RECV 0%   EEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
    7  SEND 3%   FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF
    8  SEND 5%   GGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGGG
    #

    Storageサーバ:Server1とStorageサーバ:Server2の間でサーバ間のレプリケーションを行っている環境で、複製元ボリューム:/dev/sfdsk/class1/dsk/volume1@Server1、複製先ボリューム:/dev/sfdsk/class2/dsk/volume1@Server2のRECで利用される転送バッファの情報を表示します。
    (SDXオブジェクトは2筐体でのミラー構成)

    [Storageサーバ:Server1で実行]
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat -Xaltpath /dev/sfdsk/class1/dsk/volume1:mplb2048
     BoxID = AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  SEND 12%  BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    2  RECV 0%   BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat -Xaltpath /dev/sfdsk/class1/dsk/volume1:mplb3048
    BoxID = CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  SEND 11%  DDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDD
    2  RECV 0%   DDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDD
    #
    
    [Storageサーバ:Server2で実行]
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat -Xaltpath /dev/sfdsk/class2/dsk/volume1:mplb2148
    BoxID = BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  RECV 0%   AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
    2  SEND 4%   AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat -Xaltpath /dev/sfdsk/class2/dsk/volume1:mplb3148
    BoxID = DDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDD
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  RECV 0%   CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
    2  SEND 5%   CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
    #

    表示する内容は、次に示すとおりです。

    タイトル

    説明

    BoxID

    コマンドを実行したサーバに接続されている筐体の筐体識別子を表示します。

    ID

    転送バッファのIDを表示します。

    Use

    転送バッファの属性(用途)を表示します。
    SEND:送信用
    RECV:受信用

    Rate

    転送バッファの使用率をパーセントで表示します。
    用途が送信用の場合:転送バッファの使用率をパーセントで表示します。非同期ConsistencyモードのRECを行っていない場合でも、“0%”になることはありません。
    用途が受信用の場合:常に“0%”を表示します。
    転送バッファが使用できない状態のときは、“----”を表示します。

    RemoteBoxID

    リモートコピーを行う筐体の筐体識別子を表示します。

ポイント

-Xaltpathには、情報を表示したい筐体上にあるデバイス名が指定できます。

注意

表示される情報は、コマンドを実行したサーバの複製ボリュームが存在する筐体の情報のみです。

筐体間のレプリケーションをサーバ間で行っている場合、両筐体の転送バッファの情報を確認するためには、レプリケーションを行っている両サーバでコマンドを実行する必要があります。

注意

REC転送バッファ設定変更には数十秒かかるため、変更直後はバッファが使用できない状態(“Rate”欄が“----”)となる場合があります。この場合は、1分程度経過してから再度実行してください。

注意

次のコマンドの実行中は、本コマンドは実行できません。

10.4.1.5 REC転送バッファ設定変更コマンド(swsrprecbuffset)

RECをConsistencyモードで行う際にETERNUSが使用する転送バッファの設定を変更します。

REC転送バッファの設定方法については、『ETERNUSmgr ユーザーガイド 設定/保守編』を参照してください。

  1. 指定方法

    [Storageサーバで実施する場合]
    /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffset -Xbuffid buffer-id -Xbuffuse {SEND|RECV} [-Xaltpath] Volume-Name

    [Storage管理サーバで実施する場合]
    /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffset -h Server -Xbuffid buffer-id -Xbuffuse {SEND|RECV} [-Xaltpath] Volume-Name

  2. オプションの説明

    オプション

    説明

    -h

    Storageサーバ名を指定します。
    本オプションはStorage管理サーバでのみ有効です。

    -Xbuffid

    転送バッファのIDを指定します。

    -Xbuffuse

    転送バッファの用途を指定します。
    SEND:送信用
    RECV:受信用

    -Xaltpath

    複製ボリュームがSDXオブジェクトで、論理ボリューム単位に運用している場合は、オペランドに次の形式で代替パスを指定します。
    /dev/sfdsk/(クラス名)/dsk/(ボリューム名):(sdxinfoのDEVNAMの値)

  3. オペランドの説明

    オペランド

    説明

    Volume-Name

    複製ボリュームとして登録しているボリューム名を指定します。
    コマンドを実行するStorageサーバに接続されているボリュームのみが指定できます。
    複製ボリュームがSDXオブジェクトで、論理ボリューム単位に運用している場合は、-Xaltpathオプションを使用して、代替パスを指定する必要があります。

  4. 終了ステータス

    =0:正常終了
    >0:異常終了

  5. 実行例

    Storageサーバ:Server1でサーバ内レプリケーションを行っている環境で、複製元ボリューム: /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2048s3@Server1、複製先ボリューム: /dev/FJSVmplb/dsk/mplb3048s3@Server1のRECで利用される転送バッファの属性を変更します。

    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2048s3@Server1
    BoxID = AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  SEND 12%  BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpbuffset -Xbuffid 1 -Xbuffuse RECV /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2048s3@Server1
    swsrpbuffset completed
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2048s3@Server1
    BoxID = AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  RECV 0%   BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat /dev/FJSVmplb/dsk/mplb3048s3@Server1
    BoxID = BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  RECV 0%   AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpbuffset -Xbuffid 1 -Xbuffuse SEND /dev/FJSVmplb/dsk/mplb3048s3@Server1swsrpbuffset completed
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat /dev/FJSVmplb/dsk/mplb3048s3@Server1
    BoxID = BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  SEND 3%   AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
    #

    Storageサーバ:Server1とStorageサーバ:Server2の間でサーバ間のレプリケーションを行っている環境で、複製元ボリューム:/dev/FJSVmplb/dsk/mplb2048s3@Server1の転送バッファの属性を変更します。

    [Storageサーバ:Server1で実行]
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat /dev/FJSVmplb/dsk/mplb2048s3@Server1
    BoxID = AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  SEND 12%  BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    2  RECV 0%   BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpbuffset -Xbuffid 1 -Xbuffuse SEND /dev/FJSVmplb/dsk/mplb3048s3@Server1
    swsrpbuffset completed
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpbuffset -Xbuffid 2 -Xbuffuse RECV /dev/FJSVmplb/dsk/mplb3048s3@Server1
    swsrpbuffset completed
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat /dev/FJSVmplb/dsk/mplb3048s3@Server1
    BoxID = AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  SEND 4%   BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    2  RECV 0%   BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    #

    Storageサーバ:Server1とStorageサーバ:Server2の間でサーバ間のレプリケーションを行っている環境で、複製元ボリューム:/dev/sfdsk/class1/dsk/volume1@Server1、複製先ボリューム:/dev/sfdsk/class2/dsk/volume1@Server2のRECで利用される転送バッファの属性を変更します。
    (SDXオブジェクトは2筐体でのミラー構成)

    [Storageサーバ:Server1で実行]
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat -Xaltpath /dev/sfdsk/class1/dsk/volume1:mplb2048
    BoxID = AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  SEND 12%  BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat -Xaltpath /dev/sfdsk/class1/dsk/volume1:mplb3048
    BoxID = CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  SEND 11%  DDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDD
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpbuffset -Xbuffid 1 -Xbuffuse RECV -Xaltpath /dev/sfdsk/class1/dsk/volume1:mplb2048
    swsrpbuffset completed
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpbuffset -Xbuffid 1 -Xbuffuse RECV -Xaltpath /dev/sfdsk/class1/dsk/volume1:mplb3048
    swsrpbuffset completed
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat -Xaltpath /dev/sfdsk/class1/dsk/volume1:mplb2048 /dev/sfdsk/class1/dsk/volume1@Server1
    BoxID = AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  RECV 0%   BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat -Xaltpath /dev/sfdsk/class1/dsk/volume1:mplb3048 /dev/sfdsk/class1/dsk/volume1@Server1
    BoxID = CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  RECV 0%   DDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDD
    
    [Storageサーバ:Server2で実行]
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat -Xaltpath /dev/sfdsk/class2/dsk/volume1:mplb2148 /dev/sfdsk/class2/dsk/volume1@Server2
    BoxID = BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  RECV 0%   AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat -Xaltpath /dev/sfdsk/class2/dsk/volume1:mplb3148 /dev/sfdsk/class2/dsk/volume1@Server2
    BoxID = DDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDD
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  RECV 0%   CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpbuffset -Xbuffid 1 -Xbuffuse SEND -Xaltpath /dev/sfdsk/class2/dsk/volume1:mplb2148 /dev/sfdsk/class2/dsk/volume1@Server2
    swsrpbuffset completed
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrpbuffset -Xbuffid 1 -Xbuffuse SEND -Xaltpath /dev/sfdsk/class2/dsk/volume1:mplb3148 /dev/sfdsk/class2/dsk/volume1@Server2
    swsrpbuffset completed
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat -Xaltpath /dev/sfdsk/class2/dsk/volume1:mplb2148 /dev/sfdsk/class2/dsk/volume1@Server2
    BoxID = BBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBBB
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  SEND 1%   AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
    # /opt/FJSVswsrp/bin/swsrprecbuffstat -Xaltpath /dev/sfdsk/class2/dsk/volume1:mplb3148 /dev/sfdsk/class2/dsk/volume1@Server2
    BoxID = DDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDDD
    ID Use  Rate RemoteBoxID
    1  SEND 1%   CCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCCC
    #

ポイント

-Xaltpathには、情報を変更したい筐体上にあるデバイス名が指定できます。

注意

事前にREC専用バッファの設定が行われている必要があります。

ACTIVE、または ERROR SUSPEND 状態の非同期Consistencyモードのセションが存在しない状態で実施してください。

バッファの設定変更には数十秒かかります。設定変更中は転送バッファが使用できない状態となるため、RECの操作は行わないでください。