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PowerSORT Server V6.0  ユーザーズガイド

6.3.30 RconCmdStrプロパティ

ソート処理、マージ処理、およびコピー処理の再編成フィールドを設定します。

構文

object.RconCmdStr = string

object

オブジェクトへの参照を表すオブジェクト式を指定します。

string

再編成フィールドを記述形式に従って指定します。

stringの記述形式

{ pos.len | slf.len typ } [ { pos.len | slf.len typ } ...]

pos.len

入力レコードの位置と長さを指定します。
poslenは、ピリオド( . )で区切ります。指定したフィールドが入力レコードの中に存在しない場合はエラーになります。テキストファイル、または可変長レコード形式のファイルの場合は、ファイル内の最小レコード長以下となるようにposlenを指定します。

slf.len typ

自己規定値を値、長さ、およびデータ形式で指定します。
slflenは、ピリオド( . )で区切ります。自己規定値に指定可能なデータ形式と長さについては、2.7.4.4 再編成フィールドの自己規定値に指定可能なデータ形式を参照してください。

解説

注意

レコード再編成機能を使用する場合、KeyCmdStrプロパティ、およびSumCmdStrプロパティで指定するキーフィールド、集約フィールドの位置(pos)、長さ(len)は、レコード再編成後のレコードに対して指定します。

記述例

例1) 入力レコードの20バイトめから10バイト、50バイトめから12バイト、30バイトめから22バイトのフィールドを順番に複写し、入力レコードを再構成します。再編成後のレコードの長さは、44バイトになります。テキストファイルの場合は、レコード分離文字が付加されます。テキスト浮動フィールド指定の場合は、さらにフィールド分離文字が付加されます。

19.10,49.12,29.22

例2) レコードの先頭から3バイトの長さで、ASCIIコードの文字列 'abc' を埋め込み、入力レコードの20バイトめから10バイトのフィールドを後に複写して、入力レコードを再構成します。再編成後のレコード長は、13バイトになります。テキストファイルの場合は、レコード分離文字が付加されます。テキスト浮動フィールド指定の場合は、さらにフィールド分離文字が付加されます。

'abc'.3asc,19.10