キーフィールドが等しいレコードの処理方法を設定します。
構文
object.HandlingSameKey = integer
object
オブジェクトへの参照を表すオブジェクト式を指定します。
integer
キーフィールドが等しいレコードの処理方法を設定します。
設定する値については、次の設定値を参照してください。
設定値
HandlingSameKeyプロパティの設定値は次のとおりです。
設定値 | 意味 |
---|---|
0 | 順不定で処理します。(省略値) |
1 | 先入力先出力(FIFO)機能に従ってレコードの出力順序を決定します。 |
2 | サプレス機能によりレコードを削除します。 |
3 | レコード集約機能を使用します。 |
解説
キーフィールドが等しい複数のレコードがある場合のレコードの出力方法を指定します。
指定を省略した場合、または0を設定した場合は、キーフィールドが等しいレコードの出力順序は不定になります。
1を設定すると、キーフィールドが等しい複数のレコードを入力順に出力します。ソート機能の場合に有効です。
2を設定すると、キーフィールドが等しい複数のレコードから、1つのレコードだけ残して他を削除します。出力されるレコードはすべてキーフィールドが異なることになります。キーフィールドが等しい複数のレコードのうち、どのレコードが残るかは不定です。ソート機能、またはマージ機能の場合に有効です。
3を設定すると、キーフィールドが等しい複数のレコードの集約フィールドの値を加算し、1つのレコードにします。この場合、SumCmdStrプロパティで集約フィールドを指定する必要があります。キーフィールドが等しい複数のレコードのうち、どのレコードが残るかは不定です。ソート機能、またはマージ機能の場合に有効です。
注意
Micro Focus COBOL索引ファイルで先入力先出力(FIFO)機能を指定した場合、インデックス順ではなく物理順で優先順位が決定します。