テキストファイル浮動フィールド指定の場合のフィールド分離文字を設定します。
構文
object.FieldDelimiter = string
object
オブジェクトへの参照を表すオブジェクト式を指定します。
string
フィールド分離文字を指定します。
解説
テキストファイル浮動フィールド指定の場合のフィールド分離文字を設定します。
浮動フィールド形式で各種フィールドを指定する場合に、レコード内のフィールドの区切りを示すフィールド分離文字を指定できます。この指定を省略した場合、空白、およびタブをフィールド分離文字とします。
フィールド分離文字は、文字列、または16進数で指定します。
文字列で指定する場合は、全体をクォーテーション( ' )で囲みます。クォーテーション( ' )を分離文字とする場合は、クォーテーション( ' )の前に円記号( ¥ )を指定します。また、円記号( ¥ )をフィールド分離文字とする場合は、円記号( ¥ )を2つ続けて指定します。
16進数で指定する場合は、先頭にxを付け16進コードを続けて設定します。タブなどの文字として入力できないコードを指定できます。
レコード分離文字と同じ文字は指定できません。レコード分離文字は、LineDelimiterプロパティで指定します。
注意
浮動フィールドのフィールド番号は、先頭のフィールドが0となります。
フィールド分離文字の指定を省略した場合、レコードの先頭の空白、またはタブは先頭のフィールドに含まれます。レコードの先頭以外の空白、またはタブが連続している場合は、最初の空白がフィールド分離文字となり、残りの空白はフィールドの一部となります。
フィールド分離文字を指定し、フィールド分離文字が連続して存在した場合、2つの分離文字の間に空フィールドが存在するとみなします。フィールド分離文字はフィールドには含まれません。
記述例
例
1) フィールド分離文字を文字列で指定する場合は、次のように指定します。
1つの空白 | ' ' |
1つの円記号( ¥ ) | '¥¥' |
空白とクォーテーション( ' ) | ' ¥'' |
2) フィールド分離文字を16進数で指定する場合は、次のように指定します。
タブの指定 | x09 |