Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.2 |
目次
索引
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第2部 導入(基本編) | > 第4章 インストールとセットアップ |
本節で、導入/セットアップする対象は以下のとおりです。
管理する情報は「サーバ内リソース情報」、通信形態は「Push型」を前提として説明しています。
本製品は、以下の順にそって導入・設定します。
本節では導入する順に設定方法を説明しますので、本節の項番にしたがって、作業を実施してください。
ここではManagerの導入方法について説明します。Managerを導入するための手順は以下のとおりです。
本節では手順どおりに説明していますので、本節の項番にそって導入・設定してください。
インストール条件については、「第3章 インストール条件と資源見積もり」を参照してください。
インストーラを起動すると、以下の項目について問合せがあります。インストール開始前に決定または確認をしてください。
No. |
問合せ項目 |
説明 |
---|---|---|
1 |
インストールディレクトリ |
実行モジュールなど、固定の資源をインストールするディレクトリのパスです。 |
2 |
可変ファイル格納ディレクトリ |
動作中に変更するファイルを格納するためのディレクトリのパスです。 |
3 |
Troubleshootの保持期間 |
Troubleshootの保持期間を1〜30日の間で指定します。デフォルトは7日です。 |
No. |
問合せ項目 |
説明 |
---|---|---|
1 |
インストールディレクトリ |
実行モジュールなど、固定の資源をインストールするディレクトリのパスです。 |
2 |
定義ファイル格納ディレクトリ |
動作中に参照する定義ファイルを格納するディレクトリです。 |
3 |
可変ファイル格納ディレクトリ |
動作中に変更するファイルを格納するためのディレクトリのパスです。 |
4 |
Troubleshootの保持期間 |
Troubleshootの保持期間を1〜30日の間で指定します。デフォルトは7日です。 |
インストールの手順を、以下に示します。
インストールするマシンの設定によっては、自動的にインストーラが起動しないことがあります。その場合は、以下の操作を行い、手動でインストーラを起動してください。
CD-ROMドライブ:\sqcSetup.exe |
# mkdir -p /cdrom/cdrom0 (*1) # /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/cntndnsn /cdrom/cdrom0 (*2) # (*1) /cdrom/cdrom0がない場合のみ必要です。 (*2) nは各インストールマシンのCD-ROMドライブに合わせてください。 |
# cd /cdrom/cdrom0/FJSVssqc/manager/packages # ./install.sh |
# mount -r -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom(*1) # (*1) CD-ROM装置のマウントポイント/mnt/cdromについては、各システム環境に合わせてください。 |
Red Hat Enterprise Linux v.4の場合
# cd /mnt/cdrom/FJSVssqc_RHEL4/manager/packages # ./install.sh |
Red Hat Enterprise Linux v.5の場合
# cd /mnt/cdrom/FJSVssqc_RHEL5/manager/packages # ./install.sh |
「第5章 常駐プロセス、起動と停止」 を参照して、起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。
ここでは、Agent(Agent for ServerとAgent for Business)の導入方法について説明します。
Proxy Managerの導入方法も、Agentの導入方法と同様です。
以下を読みかえてください。
導入するための手順は以下のとおりです。
本節では手順どおりに説明していますので、本節の項番にそって導入・設定してください。
インストール条件については、「第3章 インストール条件と資源見積もり」を参照してください。
インストールを開始すると、以下の項目について問合せがあるので、あらかじめ決定し、確認をしてください。
No. |
問合せ項目 |
説明 |
---|---|---|
1 |
インストールディレクトリ |
実行モジュールなど、固定の資源をインストールするディレクトリのパスです。 |
2 |
可変ファイル格納ディレクトリ |
動作中に変更するファイルを格納するためのディレクトリのパスです。 |
3 |
しきい値超えの通知方法 |
|
4 |
Managerのアドレス |
接続するManagerのホスト名かIPアドレスです。
|
5 |
Managerとの通信方式 |
AgentからManagerに「Push」するか、Managerから「Pull」するかを選択してください。通常は、Pushを選択してください。 |
6 |
Troubleshootの保持期間 |
Troubleshootの保持期間を1〜30日の間で指定します。デフォルトは7日です。 |
No. |
問合せ項目 |
説明 |
---|---|---|
1 |
インストールディレクトリ |
実行モジュールなど、固定の資源をインストールするディレクトリのパスです。 |
2 |
定義ファイル格納ディレクトリ |
動作中に参照する定義ファイルを格納するディレクトリです。 |
3 |
可変ファイル格納ディレクトリ |
動作中に変更するファイルを格納するためのディレクトリのパスです。 |
4 |
しきい値超えの通知方法 |
|
5 |
Managerのアドレス |
接続するManagerのホスト名かIPアドレスです。
|
6 |
Managerとの通信方式 |
AgentからManagerに「Push」するか、Managerから「Pull」するかを選択してください。通常は、Pushを選択してください。 |
7 |
Troubleshootの保持期間 |
Troubleshootの保持期間を1〜30日の間で指定します。デフォルトは7日です。 |
以下の手順で、インストールを行います。
インストールするマシンの設定によっては、自動的にインストーラが起動しないことがあります。その場合は、以下の操作を行って、手動でインストーラを起動してください。
CD-ROMドライブ:\sqcSetup.exe |
IISがインストールされていない環境でAgent for Businessをインストールした場合、IISの手動設定を促すメッセージが出力されます。管理対象がIIS でない場合、このメッセージを無視してください
# mkdir -p /cdrom/cdrom0 (*1) # /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/cntndnsn /cdrom/cdrom0 (*2) # (*1) /cdrom/cdrom0がない場合のみ必要です。 (*2) nは各インストールマシンのCD-ROMドライブに合わせてください。 |
# cd /cdrom/cdrom0/FJSVssqc/agentforsvr/packages # ./install.sh |
# cd /cdrom/cdrom0/FJSVssqc/agentforbiz/packages # ./install.sh |
# cd /cdrom/cdrom0/FJSVssqc/proxymanager/packages # ./install.sh |
# mount -r -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom(*1) # (*1) CD-ROM装置のマウントポイント/mnt/cdromについては、各システム環境に合わせてください。 |
Red Hat Enterprise Linux v.4の場合
# cd /mnt/cdrom/FJSVssqc_RHEL4/agentforsvr/packages # ./install.sh |
# cd /mnt/cdrom/FJSVssqc_RHEL4/agentforbiz/packages # ./install.sh |
# cd /mnt/cdrom/FJSVssqc_RHEL4/proxymanager/packages # ./install.sh |
Red Hat Enterprise Linux v.5の場合
# cd /mnt/cdrom/FJSVssqc_RHEL5/agentforsvr/packages # ./install.sh |
# cd /mnt/cdrom/FJSVssqc_RHEL5/agentforbiz/packages # ./install.sh |
# cd /mnt/cdrom/FJSVssqc_RHEL5/proxymanager/packages # ./install.sh |
「第16章 収集ポリシーの作成と適用」を参照して、sqcRPolicy、およびsqcSetPolicyを実行してください。
Windowsの場合、ディスク系の性能情報を収集するには、Windowsのコマンドである diskperfコマンド を実行して、情報収集できる状態にしておく必要があります。使用例は以下のとおりです。
diskperf -y |
diskperfコマンドの詳細については、Windowsのヘルプ等を参照して確認してください。なお、その際、物理ドライブ、論理ドライブ両方が有効になるように設定してください。
「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。
ここでは運用管理クライアントの導入方法について説明します。運用管理クライアントを導入するための手順は以下のとおりです。
本節では手順どおりに説明していますので、本節の項番にそって導入・設定してください。
インストール条件については、「第3章 インストール条件と資源見積もり」を参照してください。
インストーラを起動すると、以下の項目について問合せがあります。インストール開始前に決定または確認をしてください。
No. |
問合せ項目 |
説明 |
---|---|---|
1 |
インストールディレクトリ |
実行モジュールなど、固定の資源をインストールするディレクトリのパスです。 |
2 |
Managerのアドレス |
接続するManagerのホスト名かIPアドレスです。 |
以下の手順でインストールを行います。
インストールするマシンの設定によっては、自動的にインストーラが起動しないことがあります。その場合は、以下の操作を行い、手動でインストーラを起動してください。
CD-ROMドライブ:\sqcSetup.exe |
Solaris版/Linux版のCDから運用管理クライアントをインストールする方法は以下のとおりです。
CD-ROMドライブ:\FJSVssqc\tools\SQCSETUP.exe |
運用管理クライアントでは、HTTPの仮想ディレクトリの設定、および仮想ディレクトリのプロパティ設定を行う必要があります。「第20章 HTTP通信環境のセットアップ」を参照して、セットアップしてください。
Webブラウザに以下のURLを指定して、コンソールが起動するか確認してください。
http://運用管理クライアントのホスト名/SSQC/AdminConsole.html |
以下の手順で環境設定を行います。
以上の設定を実施すれば、コンソール画面のモニタ、ドリルダウン、およびレポート画面での表示ができるようになります。
Managerの二重化運用を行う場合は、それぞれのManagerに接続された運用管理クライアントに対して、本設定を行ってください。
本ソフトウェアのアンインストールは、以下の方法で行います。
運用管理クライアントをアンインストールした場合、同時にインストールされていたOCMM 5.1は手動でアンインストールする必要があります。アプリケーションの一覧から以下を選択し、[追加と削除]または [変更と削除]ボタンをクリックします。
インストール後に追加されたファイルも削除されますので、必要に応じてバックアップを取ってください。
# su <RETURN> |
# pkgrm FJSVsqcag <RETURN> |
# pkgrm FJSVsqcpm <RETURN> |
# pkgrm FJSVsqcmg <RETURN> |
インストール後に追加されたファイルも削除されますので、必要に応じてバックアップを取ってください。
# su <RETURN> |
# rpm -e FJSVsqcag <RETURN> |
# rpm -e FJSVsqcpm <RETURN> |
# rpm -e FJSVsqcmg <RETURN> |
本ソフトウェアを、旧バージョンから新バージョンに、アップグレードを行う場合のインストール方法を以下に説明します。
アップグレードインストールを行うと、Managerの二階層運用、Managerの二重化運用、および、インストール後の運用途中に行ったPull/Pushの通信方式の切り替え設定は解除されます。アップグレードインストール後、再度設定を実施してください。
クラスタシステム運用されているManagerをアップグレードする場合は、一度クラスタ運用を解除し、アップグレード後、再度クラスタ運用設定を実施してください。
アップグレードインストールの手順を、以下に示します。
<可変ファイル格納ディレクトリ>\data |
<インストールディレクトリ>\bin\pdb_convert.exe -f<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\ConvertV13.opt |
V11, V12からアップグレードする場合、ConvertV13.optファイルに以下のパラメタを指定します。
-o 古いPDB(V11,V12)ファイルのPATHを指定
-n V13のPDBファイルのPATHを指定。
-s SYSTEM SQLのCREATEファイルのPATHを指定
このオプションのConvertV13.optへの設定例を以下に示します。
-oC:\SystemwalkerSQC\data\pdbV12L10.dat -nC:\SystemwalkerSQC\data\pdb.dat -sC:\SystemwalkerSQC\control\createpdb_data.sql |
pdb_convert.exeの実行例を以下に示します(V12.0L10からアップグレートした場合の例)。
C:\Program Files\SystemwalkerSQC\bin>pdb_convert.exe -f C:\SystemwalkerSQC\control\ConvertV13.opt |
上記のオプションにパラメータを指定する際は、オプションとパラメータの間に空白を空けないで下さい。
V11、V12からアップグレードする場合はPDBがコンバートされます。PDBのコンバートに要する時間は、ディスクのI/O性能に依存します。内蔵ディスク上の5GbyteのPDBをコンバートする場合、約1時間が目安になります。
PDBがコンバートされた場合、モニタデータとリソースデータ(10分間隔)は、コンバートの対象にはなりませんので、アップグレード後は参照できなくなります。
モニタデータとリソースデータ(10分間隔)もコンバートの対象にしたい場合は、ConvertV13.optに以下のオプションを指定してください。ただし、コンパート時間は2〜3倍長くなります。
モニタデータを追加する場合 : -isummary
リソースデータ(10分間隔)を追加する場合 : -i600
※ -isummary,-i600はスペースで区切ることで同時に指定できます。
上書きが行えないファイルが、<可変ファイル格納ディレクトリ>\SystemwalkerSQC\control\配下に ”ファイル名VnnLnn.拡張子” というファイル名でバックアップされています(VnnLnn部分は、アップグレード前のバージョンレベルです)。アップグレード前に編集を行っていたファイルが、バックアップされていた場合には、バックアップファイルを元に、再度、編集作業を行ってください。
上記でバックアップされるファイルは以下のものです。
DSAconfiguration.txt
template.dat
threshold.bat
tsconfig.txt
バックアップファイルは、編集の有無に係わらず作成されます。
ファイルにはPDBが含まれます。データサイズが大きくなるので、バックアップ先の領域サイズに注意してください。
V11、V12からアップグレードする場合は、PDBファイル(/var/opt/FJSVssqc/PDB/pdb.dat)のファイル名を、"pdbold.dat" という名前に変更してください。
/var/opt/FJSVssqc/PDB/ |
/opt/FJSVssqc/bin/ConvPDBV13 -f/etc/opt/FJSVssqc/ConvertV13.opt |
V11, V12からアップグレードする場合、ConvertV13.optファイルに以下のパラメタを指定します。
-o 古いPDB(V11,V12)ファイルのPATHを指定
-n V13のPDBファイルのPATHを指定。
-s SYSTEM SQLのCREATEファイルのPATHを指定
実行例を以下に示します。
#cd /opt/FJSVssqc/bin ./ConvPDBV13 -f/etc/opt/FJSVssqc/ConvertV13.opt |
上記のオプションにパラメータを指定する際は、オプションとパラメータの間に空白を空けないで下さい。
V11、V12からアップグレードする場合は、PDBがコンバートされます。PDBのコンバートに要する時間は、ディスクのI/O性能に依存します。内蔵ディスク上の5GbyteのPDBをコンバートする場合、約1時間が目安になります。
PDBのコンバートが実施された場合、モニタデータとリソースデータ(10分間隔)は、コンバートの対象にはなりませんので、アップグレード後は参照できなくなります。
モニタデータとリソースデータ(10分間隔)もコンバートの対象にしたい場合は、ConvertV13.optに以下のオプションを指定してください。ただし、コンパート時間は2〜3倍長くなります。
モニタデータを追加する場合 : -isummary
リソースデータ(10分間隔)を追加する場合 : -i600
※ -isummary,-i600はスペースで区切ることで同時に指定できます。
自動で書き戻しが行えないファイルが、/etc/opt/FJSVssqc/配下に "ファイル名VnnLnn.拡張子" というファイル名でバックアップされています(VnnLnn部分は、アップグレード前のバージョンレベルです)。アップグレード前に編集を行っていたファイルが、バックアップされていた場合には、バックアップファイルを元に、再度、編集作業を行ってください。
上記でバックアップされるファイルは以下のものです。
バックアップファイルは、編集の有無に係わらず作成されます。
アップグレードの手順を、以下に示します。
Proxy Managerのアップグレード手順も、Agentのアップグレード手順と同様です。
以下を読みかえてください。
V11.0、V12.0のAgent for Web ServerとAgent for DB Serverをアップグレードする際は、Agent for Businessを使用してください。
上書きが行えないファイルが、<可変ファイル格納ディレクトリ>\SystemwalkerSQC\control\配下に ”ファイル名VnnLnn.拡張子” というファイル名でバックアップされています(VnnLnn部分は、アップグレード前のバージョンレベルです)。アップグレード前に編集を行っていたファイルが、バックアップされていた場合には、バックアップファイルを元に、再度、編集作業を行ってください。
バックアップファイルは、編集の有無に係わらず作成されます。
自動で書き戻しが行えないファイルが、/etc/opt/FJSVssqc/配下に "ファイル名VnnLnn.拡張子" というファイル名でバックアップされています(VnnLnn部分は、アップグレード前のバージョンレベルです)。アップグレード前に編集を行っていたファイルが、バックアップされていた場合には、バックアップファイルを元に、再度、編集作業を行ってください。
バックアップファイルは、編集の有無に係わらず作成されます。
アップグレードの手順を、以下に示します。
C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\bin\sqcv13shift.exe |
実行例を以下に示します。
C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\bin>sqcv13shift.exe Sqcv13shift succeeded. |
本コマンドは、Managerのインストールおよび起動が完了している状態で実行してください。
V11、V12で、定期レポート運用を行なっていた場合は、スケジューラへの登録内容を変更する必要があります。
本バージョンでは、定期レポート作成コマンドおよび定期レポート削除コマンドに、省略できない新規オプション(-c console_define) が追加されていますので、本オプションを追加してください。
詳細は、「8.4 定期レポート運用コマンド」を参照してください。
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