Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.2 |
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第3部 使用手引 | > 第8章 レポート画面 |
登録した定期レポートを作成、削除するコマンドについて説明します。
これらのコマンドをSystemwalker Operation Managerなどのスケジューラ・ソフトウェアと組み合わせて使用することで、定期レポートの自動運用が可能となります。
定期レポート運用コマンドの格納パスは、運用管理クライアントの以下になります。
<インストールディレクトリ>\bin |
定期レポート画面から登録した定期レポートを作成するコマンドです。スケジューラへ登録して実行させることにより、自動運用が可能になります。
作成されたレポートは、定期レポートの表示画面で参照できます。
本コマンドは、運用管理クライアントで実行できます。
なお、本コマンドの実行には、システム管理者の権限(Administrator権限)が必要です。
Windows(R) Vistaのタスクスケジューラに登録して実行する場合は、登録するタスクのプロパティウィンドウの[全般]タブで、[最上位の特権で実行する(I)]にチェックを入れてください。
sqcMakeReport |
-c console_define [-g system_group] [-t begin_time | -w begin_day | -d begin_date] daily|weekly|monthly |
sqcMakeReport |
-c console_define [-g system_group] [-s start_day -e end_day] daily|weekly|monthly |
日報:daily、週報:weekly、月報:monthlyから、いずれかのレポート形式を指定します。
作成対象レポートのコンソール定義名を指定します。本パラメタは省略できません。
システムグループ名を指定します。登録された定期レポートの条件中に、指定されたシステムグループを含む定期レポートのみ作成します。本オプションを省略した場合、登録された全ての定期レポートを作成します。
本オプションを指定してスケジューラへ登録することで、定期レポートのスケジューリングがシステムグループ単位に行えます。
日報の起点時間(0〜23)を指定します。指定された時間を起点として、24時間分のデータより日報を作成します。省略した場合、0時を起点とします。
週報の起点曜日(Su,Mo,Tu,We,Th,Fr,Sa)を指定します。指定された曜日を起点として、7日分のデータより週報を作成します。省略した場合、日曜日を起点とします。
月報の起点日(1〜28)を指定します。指定された日付を起点として、1ヶ月分のデータより月報を作成します。省略した場合、1日を起点とします。
本コマンドを手動で実行する場合に、レポート期間を設定するオプションです。レポートの開始日を指定します。開始日の形式は以下のとおりです。
YYYYMMDD (YYYY:西暦、MM:月、DD:日)
本コマンドを手動で実行する場合に、レポート期間を設定するオプションです。レポートの終了日を指定します。開始日の形式は以下のとおりです。
YYYYMMDD (YYYY:西暦、MM:月、DD:日)
0 : 正常終了
>0 : 異常終了
9時を起点とした日報を作成する場合のオプション指定例。定期レポートの登録条件に、業務システムAを指定したレポートのみ作成します。
> sqcMakeReport -c DefaultConsole -g 業務システムA -t 9 daily |
登録された定期レポートから、2004年9月1日の日報を作成します。
> sqcMakeReport -c DefaultConsole -s 20040901 -e 20040901 daily |
レポート作成コマンドが実行される際、Windowsのデスクトップに以下のようなポップアップが複数回瞬間的に開いては閉じることがあります。
これはPDBからデータを抽出する際に表示されるもので、特に問題はありません。
スケジューラへの登録時に設定する「実行するアカウント名」に、普段ログインに使用するユーザとは異なるユーザを登録しておくことで、表示させなくすることが可能です。
保存日数を超えた定期レポートを削除するコマンドです。スケジューラへ登録して定期レポートの自動削除に使用します。
本コマンドは、運用管理クライアントで実行できます。
なお、本コマンドの実行には、システム管理者の権限(Administrator権限)が必要です。
Windows(R) Vistaのタスクスケジューラに登録して実行する場合は、登録するタスクのプロパティウィンドウの[全般]タブで、[最上位の特権で実行する(I)]にチェックを入れてください。
sqcDeleteReport -c console_define -d retention_days -w retention_days -m retention_days |
削除対象レポートのコンソール定義名を指定します。本パラメタは省略できません。
日報の保存日数(0〜1500)を指定します。
週報の保存日数(0〜1500)を指定します。
月報の保存日数(0〜1500)を指定します。
保存日数を0と指定した場合、指定されたレポート形式に関して削除を行いません。
0 : 正常終了
>0 : 異常終了
日報の保存期間を10日、週報の保存期間を60日、月報の保存期間を365日とした場合のオプション指定例。
> sqcDeleteReport -c DefaultConsole -d 10 -w 60 -m 365 |
定期レポート作成コマンドおよび定期レポート削除コマンドは、Systemwalker Operation Managerなどのスケジューラ機能を持つソフトウェアへ登録して使用します。ここでは、Windows 2000付属のタスクスケジューラを例に、コマンドのスケジューラへの登録方法を説明します。
コントロールパネルのタスクを開き、タスクスケジューラを起動します。
「ファイル」メニューの[新規]から[タスク]をクリックし、新規タスクを追加します。
設定するタスクを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[タスク]タブでは、実行するファイル名に定期レポート作成コマンド(または定期レポート削除コマンド)をオプション指定した状態で指定します。
実行するファイル名の指定例
"C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C\bin\sqcMakeReport.exe" -c DefaultConsole daily
[実行するアカウント名]にはAdministrator権限を持つユーザを指定します。
[スケジュール]タブでは、レポート作成コマンドの起動スケジュールを指定します。
[OK]を押下し、プロパティの設定を終えます。
[タスクのスケジュール]は、日報を作成する場合は[日単位]、週報を作成する場合は[週単位]、月報を作成する場合は[月単位]を指定します。
定期レポートは、ディスク領域の保全の観点から、定期レポート削除コマンドのスケジュール運用を行い、自動削除することを推奨しています。
しかし、過去のレポートも保存しておきたい場合には、レポートが格納されている運用管理クライアント上のディレクトリを、任意の場所にバックアップすることが可能です。
定期レポートは、日報、週報、月報ごとに、それぞれ以下のディレクトリ配下に、「レポート作成日時(YYYYMMDDhhmmss)_連番」という名前のディレクトリとして保存されています。
<インストールディレクトリ>\www\html\ConsoleEnvironments\コンソール定義名\history_slc_daily |
<インストールディレクトリ>\www\html\ConsoleEnvironments\コンソール定義名\history_slc_weekly |
<インストールディレクトリ>\www\html\ConsoleEnvironments\コンソール定義名\history_slc_monthly |
例)
<インストールディレクトリ>\www\html\ConsoleEnvironments\DefaultConsole \history_slc_daily\20040921125900_1 |
バックアップしたレポートを参照する場合には、ディレクトリ内の「report.html」をブラウザで開いてください。
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