Interstage Application Server UDDIサービス ユーザーズガイド

7.7 UDDIレジストリサービスの設定

UDDIレジストリサービスの設定は、UDDIレジストリサービス環境設定ファイル(以降、環境設定ファイル)で定義します。環境設定ファイルは以下にあります。

　C:\Interstage\F3FMuddis\etc\isuddirs.xml

　/opt/FJSVuddis/etc/isuddirs.xml

環境設定ファイルの詳細な説明は、『UDDIレジストリサービス環境設定ファイル』をご覧ください。
UDDIレジストリサービスを動作させるのに必要な設定項目は以下のとおりです。

• UDDIレジストリオペレータ名
  UDDIレジストリを運営するオペレータの名前を指定します。
  オペレータ名はURN形式で指定することを推奨しています。
  設定例では、urn:www-fujitsu-com:uddi とします
  詳細につきましては、『UDDIレジストリのオペレータの定義(operatorタグ)』をご覧ください。
  
  
• 企業情報獲得アクセスポイント
  企業情報(businessEntity)をHTTP GETで獲得するアクセスポイントを指定します。
  UDDIレジストリサービスを運営するホスト名を指定する必要があります。
  設定例では、http://server.host.name/uddi/get_business とします。
  詳細につきましては、『UDDIレジストリのオペレータの定義(operatorタグ)』をご覧ください。
  
  
• MACアドレス
  UDDIレジストリサービスを運営するマシンのMACアドレスを指定します。
  UDDIレジストリで必要なユニークID(UUID)の生成に必要です。
  設定例では、00-11-22-33-44-55 とします。
  MACアドレスの獲得方法、設定の詳細につきましては、『ノードIDの定義(uuidタグ)』をご覧ください。
  
  
• ディレクトリサービスとの接続ポート番号
  ディレクトリサービスとの接続ポート番号を指定します。
  『ディレクトリサービスの環境構築』の『UDDIレジストリサービス用DSAの生成』で指定したポート番号を指定してください。
  設定例では、10389 となっています。
  詳細につきましては、『ディレクトリサービスとの接続定義(datasourceタグ)』をご覧ください。
  
  
• UDDIレジストリサービス利用者ロールの設定
  UDDIレジストリサービスの利用者として認可されるロール名を指定します。
  ここで指定したロール名は、シングル・サインオンのリポジトリサーバにユーザ登録するときに指定するロールまたはロールセットと関係します。
  ユーザ登録につきましては、『UDDIレジストリ利用者の登録』をご覧ください。
  設定例では、uddiuser となっています。
  詳細につきましては、『ユーザ認証の定義(authenticateタグ)』をご覧ください。
  
  指定するロール名は、シングル・サインオン リポジトリサーバでロール定義されている必要があります。また、UDDIレジストリサービス利用者ロールとしてロールセット名を指定することはできません。

上記以外の設定につきましては、『UDDIレジストリサービス環境設定ファイル』をご覧ください。

UDDIレジストリサービス環境設定ファイルの例

<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS" ?>
<config version="2.0">

　<operator>
　　<!-- オペレータ名 (URN形式推奨) -->
　　<name>urn:www-fujitsu-com:uddi</name>
　　<!-- get_business サービスのベースURL -->
　　<getBusinessBaseUrl>
　　　　http://server.host.name/uddi/get_business
　　</getBusinessBaseUrl>
　　<!-- 検索結果の一度に返る最大件数 -->
　　<maxRows>100</maxRows>
　　<!-- データストア中に格納できる拡張属性の最大数 -->
　　<attributeLimit>infinity</attributeLimit>
　　<!-- 管理コマンドを送信する先のURL (通常は変更不要です) -->
　　<adminCmdUrl>http://127.0.0.1/uddi/adminCmd</adminCmdUrl>
　</operator>

　<uuid>
　　<!-- UDDIレジストリサーバが動作しているマシンのノードID -->
　　<nodeId>00-11-22-33-44-55</nodeId>
　　</uuid>

　<datasource>
　　<!-- UDDI用のDSAのポート番号 -->
　　<port>10389</port>
　　<!-- InfoDirectoryへの排他アクセスのタイムアウト -->
　　<lockTimeOut>60</lockTimeOut>
　</datasource>

　<log>
　　： (省略)
　</log>

　<user>
　　： (省略)
　</user>

　<authenticate>
　　<!-- 認証トークン(authToken)の有効期間(単位:秒) -->
　　<expireTime>7200</expireTime>
　　<!-- UDDIのデータ登録が可能なユーザのロール -->
　　<allowRole>uddiuser</allowRole>
　　<!-- login.confファイルのパス -->
　　<loginConfig>C:\Interstage\F3FMuddis\etc\login.conf</loginConfig>
　</authenticate>
</config>

UDDIレジストリサービス環境設定ファイルの例

<?xml version="1.0" encoding="euc-jp" ?>
<config version="2.0">

　<operator>
　　<!-- オペレータ名 (URN形式推奨) -->
　　<name>urn:www-fujitsu-com:uddi</name>
　　<!-- get_business サービスのベースURL -->
　　<getBusinessBaseUrl>
　　　　http://server.host.name/uddi/get_business
　　</getBusinessBaseUrl>
　　<!-- 検索結果の一度に返る最大件数 -->
　　<maxRows>100</maxRows>
　　<!-- データストア中に格納できる拡張属性の最大数 -->
　　<attributeLimit>infinity</attributeLimit>
　　<!-- 管理コマンドを送信する先のURL (通常は変更不要です) -->
　　<adminCmdUrl>http://127.0.0.1/uddi/adminCmd</adminCmdUrl>
　</operator>

　<uuid>
　　<!-- UDDIレジストリサーバが動作しているマシンのノードID -->
　　<nodeId>00-11-22-33-44-55</nodeId>
　　</uuid>

　<datasource>
　　<!-- UDDI用のDSAのポート番号 -->
　　<port>10389</port>
　　<!-- InfoDirectoryへの排他アクセスのタイムアウト -->
　　<lockTimeOut>60</lockTimeOut>
　</datasource>

　<log>
　　： (省略)
　</log>

　<user>
　　： (省略)
　</user>

　<authenticate>
　　<!-- 認証トークン(authToken)の有効期間(単位:秒) -->
　　<expireTime>7200</expireTime>
　　<!-- UDDIのデータ登録が可能なユーザのロール -->
　　<allowRole>uddiuser</allowRole>
　　<!-- login.confファイルのパス -->
　　<loginConfig>/opt/FJSVuddis/etc/login.conf</loginConfig>
　</authenticate>
</config>