PRIMECLUSTER導入運用手引書 4.2 (Linux版)
目次 索引 前ページ次ページ

第2部 導入編> 第6章 クラスタアプリケーションの構築> 6.7 クラスタアプリケーションの設定> 6.7.3 リソースの設定

6.7.3.5 Glsリソースの設定

<事前設定>

Glsリソースの設定前に仮想インタフェースと引継ぎ仮想インタフェースの設定を行っておく必要があります。詳細は、"PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書(伝送路二重化機能編)"を参照してください。

◆操作手順

  1. "turnkey wizard STANDBY" の "Gls:Global-Link-Services" を選択します。

  2. "AdditionalTakeoverIpaddress"を選択し引継ぎIPアドレスの設定を行います。

    複数のリソースを登録するには、手順 2.〜手順4.までを複数回実施してください。

  3. 事前設定で登録した引継ぎIPアドレスが選択肢に表示されます。

    事前設定した引継ぎIPアドレスの中から、userApplicationに登録する引継ぎIPアドレスを選択します。

  4. リソースの動作モードの設定を行います。

    リソースの動作モードには、"AUTORECOVER(A)"(選択値)と"NOT:AUTORECOVER(N)"(デフォルト値)があります。"SAVE+RETURN"を選択すると、デフォルト値である"NOT:AUTORECOVER(N)"が設定されます。

    リソース異常時に、一定時間(デフォルト:60秒)リソースの回復を試みる場合には"AUTORECOVER(A)"を、直ちに他ノードへの切替えを行う場合には"NOT:AUTORECOVER(N)"を選択します。

  5. Glsリソースの設定を保存し終了するには、"SAVE+EXIT"を選択してください。

    なお、ここではGlsリソースのタイムアウト値を変更することが可能です。
    タイムアウト値を変更する場合には、"(Timeout=60)"を選択し、任意の値(秒)を設定してください。

クラスタアプリケーション作成時に StandbyTransition 属性に値を設定することにより、待機ノードのGlsリソースを"Standby"状態へ遷移させ、待機ノードのGlsリソース状態を監視することができます。設定方法については、"スタンバイ運用のクラスタアプリケーション作成"を参照してください。

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2006