Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド

6.2.16.1 ldap_first_message

　この関数は、ldap_result()で通知されたメッセージリスト内の、先頭のメッセージのアドレスを通知します。

【指定形式】

LDAPMessage  *ldap_first_message(
        LDAP  *ld,
        LDAPMessage  *res
        );

【パラメタの説明】

• ld

  　ldap_init()またはldapssl_init()で通知された、セションハンドルを指定します。

• res

  　ldap_result()または同期型の検索処理で通知された、メッセージリストのアドレスを指定します。

【復帰値】

　この関数は、復帰値として以下の値を返します。

• 正常完了の場合 ： 先頭のメッセージアドレス
• 異常完了の場合 ： NULL

  　異常完了の場合、以下の原因が考えられます。

  • パラメタの指定に誤りがあります。

【注意事項】

• 獲得したメッセージのアドレス

  　ldap_first_message()で通知されたメッセージのアドレスは、以下の関数においてパラメタとして使用することができます。

  • メッセージリスト処理

    　ldap_next_message()
    　ldap_count_messages()

  • エラー情報の取得処理（result情報の場合）

    　ldap_parse_result()
    　ldap_parse_extended_result()

  • エントリリストの処理

    　ldap_first_entry()
    　ldap_next_entry()
    　ldap_count_entries()