Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド |
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第4章 エントリの管理 | > 4.2 コマンドを使用する場合 | > 4.2.2 LDIFファイルを使用する場合 |
エントリの情報を記述する標準形式について説明します。
例中に記載のオブジェクトクラス、属性については、それぞれ、“オブジェクトクラス一覧”、“属性一覧”を参照してください。
2つのエントリを記述した標準形式
version: 1 |
dn: エントリのDN |
各行の、dn、objectclass、属性型と、値を区切る記号として“:”(コロン)を使用します。“:”(コロン)の前後の空白は無視されます。なお、属性値に外部ファイルの内容を設定する場合(ldapmodifyコマンドで、-bオプションを使用しない場合)、または属性値にバイナリ値を設定する場合は、“:”(コロン)が属性と属性値の区切り文字ではないため、“:”(コロン)の後に空白は指定できません。
DNや属性値が長すぎる場合は、折り返して複数行で記述することができます。この時、継続行であることを示すために、行の先頭1文字を空白とし、2文字目から属性値の続きを記述します。行の先頭が空白の場合、その行は、前の行の継続行とみなされます。
長い属性値を折り返す場合
dn: cn=Hanako Fujitsu,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com changetype: add objectclass: top objectclass: person objectclass: organizationalPerson cn: Hanako Fujitsu sn: Fujitsu description: Hanako is good at English, German, and French. She has experience in overseas assignment. |
属性値に、外部ファイルの内容を設定するには、以下の形式で記述します。DNにはファイルからの読み込みは行えません。
属性名: ファイル名 |
属性名:< ファイル名(注) |
(注)“:”(コロン)と“<”(小なり)の間には空白を入れないで記述します。“:”(コロン)と“<”(小なり)の間に空白を入れた場合、“:”(コロン)以降に記載した文字列が属性値として登録されます。
上記の形式で属性値を指定した場合、指定されたファイルの内容をこの属性の属性値として使用します。ファイル名は、リポジトリ内に格納されません。
ファイル名には以下の形式での指定が可能です。
ファイル名は“C:\”などドライブ名で始まるフルパス形式で記述します。
ファイル名は“/”(スラッシュ)で始まるフルパス形式で記述します。
file://フルパス |
属性値をファイルから読み込む場合
#Taro_photo.jpgはバイナリ |
属性値をファイルから読み込む場合
#Taro_photo.jpgはバイナリ |
属性値にバイナリ値を設定するには、以下の形式で記述します。
属性名:: 属性値(Base64符号化) |
属性名;binary:: 属性値(Base64符号化) |
属性名:< file://フルパス |
バイナリ値に外部ファイルが指定された場合は、外部ファイルの内容のみがBase64符号化形式でリポジトリに格納され、ファイル名は格納されません。
Base64符号化した値を直接記述する場合
dn: cn=Taro Fujitsu,ou=User,ou=interstage,o=fujitsu,dc=com objectclass: top objectclass: person objectclass: organizationalPerson objectclass: inetOrgPerson cn: Taro Fujitsu sn: Fujitsu jpegPhoto::gqCCo2C0ILTgtaC2Q0KgtyC3YLegt+C4A0KguKCooLkgqa C5g0KgueC6ILpguqC6w0KgvENCg== |
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