Symfoware(R) Server RDBユーザーズガイド データベース定義編 - FUJITSU - |
目次 索引 |
論理構造の定義が終了したら、格納構造の定義を行います。格納構造の定義を行うと、その情報がRDBディクショナリに格納されます。
格納構造の定義には、DSO定義とDSI定義の2つがあります。論理構造定義で作成された表に対して、表のDSO定義および表のDSI定義を行います。また、表に対してインデックスを定義したい場合には、インデックスのDSO定義およびインデックスのDSI定義を行います。格納構造の定義は、DSO定義文およびDSI定義文を実行することにより行います。
格納構造についての詳細は、“格納構造”を参照してください。
図:格納構造定義の流れに格納構造定義の流れを示します。
DSO定義では、データを格納するための格納構造の種類や、表の分割運用を行うための規則などを指定します。
DSO定義には、表のDSO定義とインデックスのDSO定義の2つがあります。
表のDSO定義は、実表に対して、データを格納するための格納構造の種類や、表の分割運用を行うための規則などを指定します。表のDSO定義は、CREATE DSO文で行います。
実表の格納構造は、格納するデータの大きさによって大別できます。文字や数値などのデータを扱う場合と、マルチメディアデータを扱う場合では、格納構造が異なります。マルチメディアデータを扱う場合については、“マルチメディアデータを格納する表のDSO定義”を参照してください。
インデックスのDSO定義は、インデックスを構成する列や、インデックスのデータを格納するための格納構造の種類などを定義します。インデックスのDSO定義は、CREATE DSO文で行います。
DSI定義では、実際にデータが格納されるデータベーススペースとの対応付けや、表の分割運用を行うための分割キー値の指定などを行います。
DSI定義には、表のDSI定義とインデックスのDSI定義の2つがあります。
表のDSI定義は、表のDSO定義に従いデータベーススペースとの対応付けや、表の分割運用を行うため分割キー値の指定などを行います。表のDSI定義は、CREATE DSI文で行います。
インデックスのDSI定義は、インデックスのDSO定義に従いデータベーススペースとの対応付けを行います。インデックスのDSI定義は、CREATE DSI文で行います。
格納構造定義文は、表およびインデックスのDSO定義、およびDSI定義から構成されます。各定義文の詳細は、“表のDSO定義”、“インデックスのDSO定義”、“表のDSI定義”、および“インデックスのDSI定義”で説明します。
スコープは、表のデータ操作の範囲のことです。スコープにより、あらかじめデータ操作の範囲を限定しておいて、その範囲内で表のデータ操作ができます。スコープは、利用者ごとに適用および解除します。
以下に、スコープの利用例を示します。
例
スコープ“東京スコープ”を定義、そして利用者“SUZUKI”に適用して、応用プログラムから限定された表を検索します。
目次 索引 |