ファイアウォール機能 環境設定ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第2部 統合環境設定> 第2章 環境設定手順

2.3 ポリシー・オブジェクトの作成

管理コンソール上で、ファイアウォール機能の環境設定に必要なポリシー・オブジェクトを作成します。
ファイアウォール機能で利用するポリシー・オブジェクトには、以下のものがあります。

ポリシー情報作成時に、通知されるメッセージについては、「ファイアウォール機能 環境設定ガイド」の「第11章 メッセージ」、もしくは「Interstage Security Directorメッセージ集」を参照してください。

名称

説明

Solaris版
/Windows版

Linux版

ネットワーク・サーバ

ポリシー情報を設定するサーバ本体(ファイアウォール機能)を識別するオブジェクトです。
設定したポリシー情報は、このオブジェクトで識別されるサーバ本体に配信することができます。
ポリシー情報は、本ネットワーク・サーバオブジェクト配下に作成されます。

アダプタ

ネットワークサーバ・オブジェクトに接続されているアダプタ情報を識別するオブジェクトです。

IPアドレス

アダプタ・オブジェクトに割り当てられているIPアドレス情報を識別するオブジェクトです。また、IPアドレス情報に加え、ポリシー・コンソールからの接続IPアドレスについても、本オブジェクトで識別します。

SDFWルール

ネットワーク・サーバに設定するファイアウォール機能のルールを設定するオブジェクトで、ネットワーク・サーバオブジェクト配下に作成します。

フィルタリング・ポリシー

直上のネットワーク・サーバに関連付けられるポリシー・ルールを識別するオブジェクトです。

本オブジェクト配下にフィルタリング条件とその動作を規定するフィルタリング・ルールを作成します。

SDFWルールを設定すると自動的に作成されます。

アドレス変換ポリシー

ファイアウォール機能のアドレス変換機能を識別するオブジェクトです。
本オブジェクト配下にアドレス変換ルールを作成します。

SDFW運用管理サービス

ファイアウォール機能のロギング機能やアラート機能、不正アクセス防止機能などの動作環境を識別するオブジェクトです。
ファイアウォール機能独自環境設定における「ロギング設定」、「アラート設定」の設定内容に相当します。
本オブジェクトは必ず設定してください。
SDFWルールを設定すると自動的に作成されます。

SDFW暗号サービス

ファイアウォール機能の暗号通信機能(SDFW方式)の動作環境を識別するオブジェクトです。
ファイアウォール機能独自環境設定における「暗号ゲートウェイ設定」の設定内容に相当します。

SDFWルールを設定すると自動的に作成されます。

SDFW認証サービス

ファイアウォール機能のユーザ認証機能の動作環境を識別するオブジェクトです。
また、本オブジェクト配下にファイアウォール機能の認証ユーザを識別するSDFWユーザを作成します。
ファイアウォール機能独自環境設定における「認証動作環境設定」の設定内容に相当します。
SDFWルールを設定すると自動的に作成されます。

SDFWユーザ

ファイアウォール機能のユーザ認証機能における、それぞれのユーザ情報を識別するオブジェクトで、SDFW認証サービスオブジェクト配下に作成します。
ファイアウォール機能独自環境設定における「ユーザ設定」の設定内容に相当します。
SDFWルールを設定すると自動的に作成されます。

イベント・ポリシー

任意のイベントをSNMPトラップや電子メールによって、ネットワーク管理者に通知するためのオブジェクトです。

IPルート情報

静的ルーティング情報を設定するオブジェクトです。

○:使用する −:使用しない

各ポリシー・オブジェクトの詳細については、3章、4章を参照してください。
IPルート情報については、「ポリシー・フレームワーク コンソールガイド」を参照してください。

ポリシー情報の作成方法については、5章を参照してください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2000-2006