ダイレクトバックアップ使用手引書 - SPシリーズ -
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第14章 論理デバイスバックアップおよびSymfowareデータベースのバックアップのためのコマンド

論理デバイスバックアップおよびSymfowareデータベースのバックアップ運用を行うためのコマンドについて説明します。これらのコマンドは、SSF/Backup Facility上または業務サーバ上で実行可能なコマンドです。

論理デバイスバックアップおよびSymfowareデータベースのバックアップ以外のバックアップ運用において、本章のコマンドは使用できません。


業務サーバ上でコマンドを実行する場合、特定のコマンド以外は spcntl コマンドを使用します。
/opt/FJSVspcmd/usr/bin/spcntl コマンドに続けて、機能名(ダイレクトバックアップのコマンド名 )、そのコマンドのオプションを記述します。

spcntl コマンドを使用するコマンドの詳細については、本章の「spcntl (業務サーバからの機能呼び出しコマンド) 」を参照してください。

 

クラスタ環境で論理デバイスバックアップおよびSymfowareデータベースのバックアップのためのコマンドを実行する場合、当該コマンドを実行するサーバにログインした時に環境変数SWSTGNODEの設定を行ってから実行してください。bshの場合、環境変数の設定方法は以下のとおりです。
●業務サーバ(UNIX)の場合:
   # SWSTGNODE="当該業務サーバの論理ノード名"
   # export SWSTGNODE
●SSF/Backup Facilityの場合:
   # SWSTGNODE=" SSF/Backup Facilityの引継ぎノード名"
   # export SWSTGNODE
また、業務サーバ(Windows)の場合の環境変数の設定方法は以下のとおりです。
   set SWSTGNODE=当該業務サーバの論理ノード名

 

業務サーバのプラットフォームがHP-UX, AIXの場合、各コマンドの「Device-Name」には ボリュームグループまたは物理ボリュームを指定してください。

 

14.1 spcntl (業務サーバからの機能呼び出しコマンド)

■形式

/opt/FJSVspcmd/usr/bin/spcntl “機能名” “オプション

 

■機能説明

このコマンドにより、業務サーバからその業務サーバが管理する業務ボリュームに対して、SSF/Backup Facility上のコマンドを“機能名”に指定して実行することができます。

機能名”に指定できるコマンドを以下に示します。

機能名

説明

dbubackup

バックアップを行う。

dbuhistdisp

バックアップ履歴の表示。

dbuhistcopy

バックアップ履歴のコピー。

dbuhistdel

バックアップ履歴の削除。

dbustartsync

バックアップ同期処理の開始。

dbucancelsync

バックアップ同期処理のキャンセル。

dbusyncstat

バックアップ同期処理の実行状況の表示。


オプション”は、“機能名”に指定したコマンドのオプションです。

ただし、-h オプションにより、業務サーバを指定してコマンドを実行するとエラーになります。

このコマンドは、業務サーバに搭載された以下のプラットフォームにおいて実行できます。

プラットフォーム

インストール先

Windows NT Server 4.0
Windows 2000 Server/Advanced Server
Windows Server 2003 (IA64/IA32)

ユーザの指定

Solaris 2.6 OS から Solaris 10 OS(※)まで
HP-UX 11.00, 11i
AIX 5L V5.1, V5.2
Red Hat Entreprise Linux AS (v.2.1 for x86)
Red Hat Entreprise Linux ES (v.2.1 for x86)
Red Hat Enterprise Linux AS (v.3 for x86)
Red Hat Entreprise Linux ES (v.3 for x86)
Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for Itanium)

/opt/FJSVspcmd

※: 

Solaris 10 OSはグローバルゾーンのみサポート

Symfowareデータベースのバックアップ運用では、Windows, HP-UX, AIX の業務サーバをサポートしていません。

 

本章では、Solaris OS版にそった 記述をしています。
業務サーバのプラットフォームが Solaris OS以外の場合は、パス指定をそれぞれのインストール先に読み替えてください。


 

■使用例

使用例を説明します。

  1. 業務サーバ上から 業務ボリューム (/dev/dsk/c1t0d3s6 )のバックアップを行います。

    # /opt/FJSVspcmd/usr/bin/spcntl dbubackup /dev/dsk/c1t0d3s6
    /dev/dsk/c1t0d3s6 dbubackup completed
    #

 

■終了ステータス

このコマンドは、以下の終了ステータスを返します。

0

正常終了

>0

エラーが発生した

 

■注意事項

業務サーバ名に日本語を使用してこのコマンドを実行する場合は、実行する端末の文字コードを以下のとおり設定してください。

このコマンドは、論理デバイスバックアップおよびSymfowareデータベースのバックアップ以外のバックアップ運用において使用できません。

 

14.2 dbubackup (バックアップの実行)

■形式

◆論理デバイスバックアップの場合

/opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbubackup -h Storage-Server Device-Name

◆Symfowareデータベースのバックアップの場合

/opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbubackup -n -h Storage-Server [-k] Log-Group-Name[/RDB-Name]

 

■機能説明

このコマンドは、指定した業務ボリューム/ロググループ単位でバックアップを行うコマンドです。コマンドを実行するとバックアップポリシーの設定にしたがって、バックアップ処理が行われます。

バックアップポリシーを設定していない状態でこのコマンドを実行すると、ダイレクトバックアップサーバが保持しているバックアップポリシーのデフォルト値にしたがってバックアップが行われます。

業務ボリュームに設定されているバックアップポリシーの内容については、以下のいずれかを参照してください。

 

■オプション

以下のオプションを指定することができます。

オプション

説明

-n

ロググループのバックアップを行う場合に指定してください。

-h

業務サーバ名を Storage-Server に指定します。
SSF/Backup Facility上でこのコマンドを実行する場合、このオプションは必須です。

-k

“参照ダンプ”によるバックアップを行います。このオプションを省略した場合は、“通常ダンプ”でバックアップを行います。
“参照ダンプ”でバックアップする場合は、Symfowareの rdbrtrコマンドによって、バックアップする業務ボリューム内の全DSIに対して更新抑止を設定してください。
このオプションは、-n オプションと同時に指定してください。


Symfowareコマンドについては、『Symfoware (R) Server RDBコマンドリファレンス』を参照してください。

 

■オペランド

以下のオペランドを指定することができます。

オペランド

説明

Device-Name

バックアップする業務ボリュームを指定します。
このオペランドに複数の業務ボリュームを指定することはできません。

Log-Group-Name[RDB-Name]

Log-Group-Name にバックアップするロググループ名を指定します。
RDBシステム名を命名して運用している場合は、ロググループ名の後に“/”を区切り文字としてRDB-Nameで指定します。ただし、RDBシステム名が無い場合は“/”以降を省略します。

 

■使用例

使用例を説明します。

◆論理デバイスバックアップの場合

  1. SSF/Backup Facility上から 業務サーバ (server1) の業務ボリューム (/dev/dsk/c1t0d3s6 )のバックアップを行います。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbubackup -h server1 /dev/dsk/c1t0d3s6
    /dev/dsk/c1t0d3s6 dbubackup completed
    #

◆Symfowareデータベースのバックアップの場合

  1. SSF/Backup Facility上から 業務サーバ (server1) のロググループ (LOG01/RDB1) のバックアップを行います。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbubackup -n -h server1 LOG01/RDB1
    LOG01/RDB1 dbubackup completed
    #

 

■終了ステータス

このコマンドは、以下の終了ステータスを返します。

0

正常終了

>0

エラーが発生した

 

■注意事項

テープを利用したバックアップ処理が行われる場合は、このコマンドが正常終了してもバックアップ処理が完了していないことがあります。テープを利用したバックアップ処理を行う場合は、このコマンドが正常終了してもバックアップ管理画面などで処理状況や処理結果を確認するようにしてください。

バックアップポリシーの「バックアップエンジン」を“EC”または“EC (SUSPEND) ”、および「バックアップ同期処理開始」を“手動”に設定してこのコマンドを実行した場合、業務ボリューム/ロググループのバックアップ同期処理が開始されていない場合は、バックアップ処理が失敗します。

また、業務ボリューム/ロググループのバックアップ同期処理が開始されていても完全に等価性維持状態になっていない場合も、バックアップ処理が失敗します。

ロググループに含まれる業務ボリュームに対して、個別にバックアップを行えません。

Symfowareデータベースのバックアップではバックアップ先論理ユニットの定義が行われていないと、バックアップを行うことはできません。

バックアップ先論理ユニットの定義については、「第11章 Symfowareデータベースのバックアップ運用操作」の「バックアップ先論理ユニットの定義」を参照してください。


このコマンドを強制終了させても、ダイレクトバックアップサーバが受け付け済みのバックアップ要求をキャンセルすることはできません。

バックアップ処理のキャンセルについては、以下のいずれかを参照してください。


このコマンドでは、論理デバイスバックアップおよびSymfowareデータベースのバックアップ以外のバックアップ運用において、バックアップを行えません。

 

■関連項目

swstbackup、swstrestore

 

14.3 dbuhistdisp (バックアップ履歴情報の表示)

■形式

◆論理デバイスバックアップの場合

/opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbuhistdisp -h Storage-Server [-j] [Device-Name]

◆Symfowareデータベースのバックアップの場合

 

■機能説明

バックアップ運用において採取されたバックアップ履歴情報を 業務ボリューム/ロググループ単位で表示するコマンドです。

このコマンドが出力する情報の意味は以下のとおりです。

表示項目

説明

Server

業務サーバ名を表示します。

Device

業務ボリュームのブロックデバイス名を表示します。
ロググループ単位で表示する場合は、「----」を表示します。

Mount-Point

デバイスのマウントポイントを表示します。
マウントされていない場合は、「----」を表示します。
ロググループ単位で表示する場合は、ロググループ名、RDBシステム名を“/”で区切って順に表示します。

Generation

バックアップデータの相対世代番号です。
最新のバックアップ履歴を“1”として、対象のバックアップ履歴が相対的に何世代前のものかを示します。

Version

バックアップデータの絶対世代番号です。
最初のバックアップ履歴を“1”として、バックアップ順にカウントアップされます。途中の世代のバックアップ履歴が削除された場合でも、1度振られた番号は不変です。

Backup-Date

ダイレクトバックアップサーバがバックアップを開始した日時です。
YYYY /MM /DD hhmm 」形式で表示されます。
YYYY は西暦、MM は月、DD は日、hh は時、mm は分を示します。
表示日時は、SSF/Backup Facility上の日時が適用されます。

Backup-Device

バックアップ先媒体の情報を 以下のいずれかの形式で表示します。

  • ディスクへのバックアップが完了している場合

「disk/----」と表示します。
-j オプションが指定された場合は、「ディスクアレイ装置名:論理ユニット名/----」形式で表示します。

  • テープへのバックアップが完了している場合

「----/tape」と表示します。
-j オプションが指定された場合は、「----/テープ名」形式で表示します。

  • バックアップ履歴がディスクとテープに存在する場合

「disk/tape」と表示します。
-j オプションが指定された場合は、「ディスクアレイ装置名:論理ユニット名/テープ名」形式で表示します。

-j オプション指定時にバックアップ先テープ名が複数存在する場合、“テープ名”をコンマ(,)で区切って表示します。

EC/OPCstatus

バックアップの実コピーの実行状況によって、以下のいずれかが表示されます。

  • executing

実コピー中です。

  • succeeded

実コピーが正常終了しました。
ディスク上にバックアップデータが存在します。

  • failed

実コピーが失敗しました。

EC/OPCexecute

バックアップの実コピー完了率によって、以下のいずれかが表示されます。

  • 「EC/OPCstatus」が “executing”の時

実コピー完了率をパーセンテージ“nn%” (0〜99) で、表示します。
ロググループ単位で表示する場合は、すべての業務ボリュームの平均値を表示します。平均値を計算する時にはボリュームサイズを考慮し、小数点未満は切り捨てします。

  • 「EC/OPCstatus」が “succeeded”の時

実コピー完了率は、“100%”と表示します。

  • 上記以外の場合

「----」を表示します。

ArcSerial

ロググループをバックアップした場合に以下のいずれかを表示します。

  • “通常ダンプ”で採取されたバックアップ履歴の場合に、アーカイブログ通番を表示します。
  • “参照ダンプ”で採取されたバックアップ履歴の場合は、固定文字列“reference”を表示します。

DiskGen

ロググループ単位でのディスク履歴の存在状態を以下のいずれかで表示します。
-Nオプション指定時に表示されます。

  • complete

ロググループ単位でのディスク履歴がすべて揃っています。

  • incomplete

ロググループ単位でのディスク履歴が、一部の業務ボリュームで存在しません。

  • ----

該当世代のディスク履歴が、すべての業務ボリュームに存在しません。

TapeGen

ロググループ単位でのテープ履歴の存在状態を以下のいずれかで表示します。
-Nオプション指定時に表示されます。

  • complete

ロググループ単位でのテープ履歴がすべて揃っています。

  • incomplete

ロググループ単位でのテープ履歴が、一部の業務ボリュームで存在しません。

  • ----

該当世代のテープ履歴が、すべての業務ボリュームに存在しません。

 

■オプション

以下のオプションを指定することができます。

オプション

説明

-n

ロググループのバックアップ履歴を業務ボリューム単位で表示します。
このオプションは、-Nオプションと同時に指定できません。

-N

ロググループのバックアップ履歴をロググループ単位で表示します。
このオプションは、-nオプションおよび-jオプションと同時に指定できません。

-h

業務サーバ名を Storage-Server に指定します。
SSF/Backup Facility上でこのコマンドを実行する場合、このオプションは必須です。

-j

バックアップ先の表示を バックアップ先媒体名(論理ユニット名、テープ名)に切り替えます。
このオプションを省略した場合は、バックアップ先の種別 (disk, tape) を表示します。
このオプションは、-Nオプションと同時に指定できません。

 

■オペランド

以下のオペランドを指定することができます。このオペランドは省略することもできます。

オペランド

説明

Device-Name

バックアップ履歴情報を表示する業務ボリュームを指定します。
このオペランドに複数の業務ボリュームを指定することはできません。
このオペランドを省略すると、指定したStorage-Server上でSSF/Backup Facilityにより管理されている、すべての業務ボリュームのバックアップ履歴を表示します。

Log-Group-Name[RDB-Name]

Log-Group-Name にバックアップ履歴情報を表示するロググループ名を指定します。
RDBシステム名を命名して運用している場合は、ロググループ名の後に“/”を区切り文字としてRDB-Nameで指定します。ただし、RDBシステム名が無い場合は“/”以降を省略します。
このオペランドを省略すると、指定したStorage-Server上でSSF/Backup Facilityにより管理されている、すべての業務ボリューム/ロググループのバックアップ履歴を表示します。

 

■使用例

使用例を説明します。

◆論理デバイスバックアップの場合

  1. SSF/Backup Facility上から 業務サーバ (server1) の業務ボリューム (/dev/dsk/c1t0d3s6 )のバックアップ状況を確認します。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbuhistdisp -h server1 /dev/dsk/c1t0d3s6

    Server=

    server1

    Device=

    /dev/dsk/c1t0d3s6

    Mount-Point=

    /mnt1

    Gen

    Ver

    BackupDate

    BackupDevice

    EC/OPCstatus

    EC/OPCexecute

    1

    10

    2001/10/22 20:00

    disk/----

    executing

    80%

    #

  2. SSF/Backup Facility上から 業務サーバ (server1) の業務ボリューム (/dev/dsk/c1t0d3s6 )のバックアップ状況を-jオプション (バックアップ先媒体名表示) で確認します。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbuhistdisp -h server1 -j /dev/dsk/c1t0d3s6

    Server=

    server1

    Device=

    /dev/dsk/c1t0d3s6

    Mount-Point=

    /mnt1

    Gen

    Ver

    BackupDate

    BackupDevice

    EC/OPCstatus

    EC/OPCexecute

    1

    3

    2001/10/10 23:00

    GR01:OLU0099/----

    succeeded

    100%

    #

◆Symfowareデータベースのバックアップの場合

  1. SSF/Backup Facility上から業務サーバ (server1) のロググループ (LOG01/RDB1) のバックアップ状況をロググループ単位で確認します。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbuhistdisp -N -h server1 LOG01/RDB1

    Server =

    server1

    Device =

    ----

    Mount-Point =

    LOG01/RDB1

    Gen

    Ver

    BackupDate

    BackupDevice

    EC/OPCstatus

    EC/OPCexecute

    ArcSerial

    DiskGen

    TapeGen

    1

    13

    2002/11/12 01:00

    disk/----

    executing

    50%

    reference

    complete

    ----

    2

    12

    2002/11/11 01:00

    disk/----

    succeeded

    100%

    23

    complete

    ----

    #

  2. SSF/Backup Facility上から業務サーバ (server1) のロググループ (Grp/RDB01) のバックアップ状況を業務ボリューム単位で確認します。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbuhistdisp -n -h server1 LOG01/RDB1

    Server =

    server1

    Device =

    /dev/dsk/c1t0d3s1

    Mount-Point =

    LOG01/RDB1

    Gen

    Ver

    BackupDate

    BackupDevice

    EC/OPCstatus

    EC/OPCexecute

    ArcSerial

    1

    13

    2002/11/12 01:00

    disk /----

    executing

    50%

    reference

    2

    12

    2002/11/11 01:00

    disk /----

    succeeded

    100%

    23

    Server =

    server1

    Device =

    /dev/dsk/c1t0d3s2

    Mount-Point =

    LOG01/RDB1

    Gen

    Ver

    BackupDate

    BackupDevice

    EC/OPCstatus

    EC/OPCexecute

    ArcSerial

    1

    13

    2002/11/12 01:00

    disk /----

    executing

    50%

    reference

    2

    12

    2002/11/11 01:00

    disk /----

    succeeded

    100%

    23

    Server =

    server1

    Device =

    /dev/dsk/c1t0d3s3

    Mount-Point =

    LOG01/RDB1

    Gen

    Ver

    BackupDate

    BackupDevice

    EC/OPCstatus

    EC/OPCexecute

    ArcSerial

    1

    13

    2002/11/12 01:00

    disk /----

    executing

    50%

    reference

    2

    12

    2002/11/11 01:00

    disk /----

    succeeded

    100%

    23

    #

  3. SSF/Backup Facility上から業務サーバ (server1) のロググループ (LOG01/RDB1) のバックアップ状況を-jオプション (バックアップ先媒体名表示) により、業務ボリューム単位で確認します。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbuhistdisp -n -h server1 -j LOG01/RDB1

    Server =

    server1

    Device =

    /dev/dsk/c1t0d3s1

    Mount-Point =

    LOG01/RDB1

    Gen

    Ver

    BackupDate

    BackupDevice

    EC/OPCstatus

    EC/OPCexecute

    ArcSerial

    1

    13

    2002/11/12 01:00

    GR001:OLU0001 /----

    executing

    50%

    reference

    2

    12

    2002/11/11 01:00

    GR001:OLU0001 /----

    succeeded

    100%

    23

    Server =

    server1

    Device =

    /dev/dsk/c1t0d3s2

    Mount-Point =

    LOG01/RDB1

    Gen

    Ver

    BackupDate

    BackupDevice

    EC/OPCstatus

    EC/OPCexecute

    ArcSerial

    1

    13

    2002/11/12 01:00

    GR001:OLU0001 /----

    executing

    50%

    reference

    2

    12

    2002/11/11 01:00

    GR001:OLU0001 /----

    succeeded

    100%

    23

    Server =

    server1

    Device =

    /dev/dsk/c1t0d3s3

    Mount-Point =

    LOG01/RDB1

    Gen

    Ver

    BackupDate

    BackupDevice

    EC/OPCstatus

    EC/OPCexecute

    ArcSerial

    1

    13

    2002/11/12 01:00

    GR001:OLU0001 /----

    executing

    50%

    reference

    2

    12

    2002/11/11 01:00

    GR001:OLU0001 /----

    succeeded

    100%

    23

    #

 

■終了ステータス

このコマンドは、以下の終了ステータスを返します。

0

正常終了

>0

エラーが発生した

 

■注意事項

バックアップ先が“両方”の場合は、バックアップコマンドが正常終了していても、テープへのバックアップデータを書き込み中の場合があります。このような状態ではまだ履歴情報が登録されていないため、このコマンドを実行しても正確な履歴情報は表示されません。

バックアップ先が“テープ”の場合は、テープへのバックアップが完全に終了しないとバックアップ履歴情報として表示しません。

実コピーの実行状況(“EC/OPCstatus”欄に表示される状態)が“failed” の場合、ハードウェアトラブルが考えられます。富士通技術員に連絡してください。
ハードウェアトラブルを解消した後、バックアップデータの削除を行ってください。

バックアップデータの削除については、以下のいずれかを参照してください。


このコマンドでは、論理デバイスバックアップおよびSymfowareデータベースのバックアップ以外のバックアップ運用において採取したバックアップ履歴情報を表示することはできません。

 

■関連項目

swstbackup、dbubackup、swsthistdel、dbuhistdel

 

14.4 dbuhistdel (バックアップ履歴情報の削除)

■形式

◆論理デバイスバックアップの場合

/opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbuhistdel -h Storage-Server {-g generation | -v version | -z } [-m { DISK | TAPE | BOTH }] Device-Name

◆Symfowareデータベースのバックアップの場合

/opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbuhistdel -n -h Storage-Server { -g generation | -v version | -z } [-m {DISK | TAPE | BOTH}] Log-Group-Name[/RDB-Name]

 

■機能説明

バックアップ運用において採取されたバックアップデータとその履歴情報を削除するコマンドです。

このコマンドでは、指定した業務ボリューム/ロググループから採取した特定の世代、またはすべての世代のバックアップデータとその履歴情報を削除できます。
また、指定する特定世代のバックアップデータとその履歴情報が、ディスクとテープの両方に保存されている場合は、削除する媒体を指定することもできます。

 

■オプション

以下のオプションを指定することができます。青色で記述している文字列は、実際にそのオプションに指定できる文字列であることを示します。

オプション

説明

-n

ロググループのバックアップデータとその履歴情報の削除を行う場合に指定してください。

-h

業務サーバ名を Storage-Server に指定します。
SSF/Backup Facility上でこのコマンドを実行する場合、このオプションは必須です。

-g

削除するバックアップデータの相対世代番号を generation に指定します。
-v オプションまたは -z オプションのいずれも指定しない場合は、このオプションの指定は必須です。
このオプションは、-v オプションおよび -z オプションと同時に指定することはできません。

-v

削除するバックアップデータの絶対世代番号を version に指定します。
-g オプションまたは -z オプションのいずれも指定しない場合は、このオプションの指定は必須です。
このオプションは、-g オプションおよび -z オプションと同時に指定することはできません。

-z

すべてのバックアップデータとその履歴情報を削除します。
-g オプションまたは -v オプションのいずれも指定しない場合は、このオプションの指定は必須です。
このオプションは、-g オプションおよび -v オプションと同時に指定することはできません。

-m

削除するバックアップデータの世代のうち、どの媒体に格納されたデータを削除するかを指定します。

  • DISK”を指定すると、ディスクに保存されたバックアップデータとその履歴情報を削除します。
  • TAPE”を指定すると、テープに保存されたバックアップデータとその履歴情報を削除します。テープに保存されたバックアップデータが複数ある場合、そのすべてが削除されます。
  • BOTH”を指定する、または このオプションを省略すると、ディスクとテープの両方に保存されたバックアップデータとその履歴情報を削除します。

 

■オペランド

以下のオペランドを指定することができます。

オペランド

説明

Device-Name

バックアップデータとその履歴情報を削除する業務ボリュームを指定します。
このオペランドに複数の業務ボリュームを指定することはできません。

Log-Group-Name[RDB-Name]

Log-Group-Name にバックアップデータとその履歴情報を削除するロググループ名を指定します。
RDBシステム名を命名して運用している場合は、ロググループ名の後に“/”を区切り文字としてRDB-Nameで指定します。ただし、RDBシステム名が無い場合は“/”以降を省略します。

 

■使用例

使用例を説明します。

◆論理デバイスバックアップの場合

  1. SSF/Backup Facility上から 業務サーバ (server1) の業務ボリューム (/dev/dsk/c1t0d3s6 )の相対世代番号 (2) のうち、テープに保存されたバックアップデータとその履歴情報を削除します。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbuhistdel -h server1 -g 2 -m TAPE /dev/dsk/c1t0d3s6
    /dev/dsk/c1t0d3s6 dbuhistdel completed
    #

◆Symfowareデータベースのバックアップの場合

  1. SSF/Backup Facility上から 業務サーバ (server1) のロググループ (LOG01/RDB1) の絶対世代番号 (1) のうち、ディスクに保存されたバックアップデータとその履歴情報を削除します。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbuhistdel -n -h server1 -v 1 -m DISK LOG01/RDB1
    LOG01/RDB1 dbuhistdel completed
    #

 

■終了ステータス

このコマンドは、以下の終了ステータスを返します。

0

正常終了

>0

エラーが発生した

 

■注意事項

一度削除したバックアップデータとその履歴情報は元に戻せません。

ロググループに含まれる業務ボリュームに対して、個別にバックアップ履歴の削除を行えません。

バックアップポリシーの「複写数」に“1”以上を設定してテープにバックアップした場合、同じ世代のバックアップデータを複数のテープに保存 (クローン媒体) できます。しかし、このコマンドではクローン媒体に保存されている、同じ世代のバックアップデータに対して個別に削除を行えません。

クローン媒体の詳細については、「第6章 その他の機能」の「クローン媒体の管理」を参照してください。


このコマンドを強制終了させても、ダイレクトバックアップサーバが受け付け済みの削除要求をキャンセルすることはできません。

このコマンドでは、論理デバイスバックアップおよびSymfowareデータベースのバックアップ以外のバックアップ運用において採取した、バックアップデータとその履歴情報を削除することはできません。

 

■関連項目

swstbackup、dbubackup、dbuhistdisp

 

14.5 dbustartsync (バックアップ同期処理の開始)

■形式

◆論理デバイスバックアップの場合

/opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbustartsync -h Storage-Server Device-Name

◆Symfowareデータベースのバックアップの場合

/opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbustartsync -n -h Storage-Server Log-Group-Name[/RDB-Name]

 

■機能説明

このコマンドは、指定した業務ボリューム/ロググループに対してバックアップ同期処理の開始およびレジューム(再開)を指示するコマンドです。

このコマンドは、バックアップポリシーの「バックアップエンジン」が“EC”または“EC (SUSPEND) ”、および「バックアップ同期処理開始」が“手動”に設定されている場合に実行できます。

 

■オプション

以下のオプションを指定することができます。

オプション

説明

-n

ロググループのバックアップ同期処理の開始を行う場合に指定します。

-h

業務サーバ名を Storage-Server に指定します。
SSF/Backup Facility上でこのコマンドを実行する場合、このオプションは必須です。

 

■オペランド

以下のオペランドを指定することができます。

オペランド

説明

Device-Name

バックアップ同期処理を開始する業務ボリュームを指定します。
このオペランドに複数の業務ボリュームを指定することはできません。

Log-Group-Name[RDB-Name]

Log-Group-Name にバックアップ同期処理を開始するロググループ名を指定します。
RDBシステム名を命名して運用している場合は、ロググループ名の後に“/”を区切り文字としてRDB-Nameで指定します。ただし、RDBシステム名が無い場合は“/”以降を省略します。

 

■使用例

使用例を説明します。

◆論理デバイスバックアップの場合

  1. SSF/Backup Facility上から 業務サーバ (server1) の業務ボリューム (/dev/dsk/c1t0d3s6 )に対してバックアップ同期処理を開始します。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbustartsync -h server1 /dev/dsk/c1t0d3s6
    /dev/dsk/c1t0d3s6 dbustartsync completed
    #

◆Symfowareデータベースのバックアップの場合

  1. SSF/Backup Facility上から 業務サーバ (server1) のロググループ (LOG01/RDB1) を指定して、バックアップ同期処理を開始します。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbustartsync -n -h server1 LOG01/RDB1
    LOG01/RDB1 dbustartsync completed
    #

 

■終了ステータス

このコマンドは、以下の終了ステータスを返します。

0

正常終了

>0

エラーが発生した

 

■注意事項

バックアップ運用においてECまたはECのSuspend/Resume機能を利用する場合は、バックアップを行う前にこのコマンドにより、業務ボリューム/ロググループを等価性維持状態にしておいてください。

すでに等価性維持状態の業務ボリューム/ロググループに対してこのコマンドを実行できません。

バックアップポリシーの「バックアップ同期処理開始」に“自動”を設定した場合は、自動的にバックアップ同期処理が開始されるため、このコマンドを実行しないでください。

ロググループに含まれる業務ボリュームに対して、個別にバックアップ同期処理の開始を行えません。

Symfowareデータベースのバックアップではバックアップポリシーの「バックアップエンジン」 に“EC (SUSPEND) ”、および「バックアップ先」に“ディスク”または“両方”を設定し、バックアップデータが“ディスク”に存在する場合、バックアップ同期処理の開始を行うことはできません。“ディスク”のバックアップデータを削除してください。

バックアップデータの削除については、「第11章 Symfowareデータベースのバックアップ運用操作」の「バックアップデータの削除」を参照してください。


Symfowareデータベースのバックアップではバックアップ先論理ユニットの定義が行われていないと、バックアップ同期処理の開始を行うことはできません。

バックアップ先論理ユニットの定義については、「第11章 Symfowareデータベースのバックアップ運用操作」の「バックアップ先論理ユニットの定義」を参照してください。


ECがサポートされていない ETERNUS3000,GR seriesに存在する業務ボリューム/ロググループを指定して実行すると、このコマンドはエラーになります。

このコマンドを強制終了させても、ダイレクトバックアップサーバが受け付け済みのバックアップ同期処理の開始要求をキャンセルすることはできません。

バックアップ同期処理のキャンセルについては、以下のいずれかを参照してください。


このコマンドでは、論理デバイスバックアップおよびSymfowareデータベースのバックアップ以外のバックアップ運用において、バックアップ同期処理を開始することはできません。

 

■関連項目

swstbackup、dbubackup、dbucancelsync

 

14.6 dbucancelsync (バックアップ同期処理のキャンセル)

■形式

◆論理デバイスバックアップの場合

/opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbucancelsync -h Storage-Server [-E EC-ID] Device-Name

◆Symfowareデータベースのバックアップの場合

/opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbucancelsync -n -h Storage-Server [-E EC-ID] Log-Group-Name[/RDB- Name]

 

■機能説明

このコマンドは、指定した業務ボリューム/ロググループに対するバックアップ同期処理をキャンセルするコマンドです。

 

■オプション

以下のオプションを指定することができます。

オプション

説明

-n

ロググループのバックアップ同期処理のキャンセルを行う場合に指定します。

-h

業務サーバ名を Storage-Server に指定します。
SSF/Backup Facility上でこのコマンドを実行する場合、このオプションは必須です。

-E

バックアップ同期処理IDEC-IDに指定してバックアップ同期処理のキャンセルを行います。


-Eオプションを指定しなかった場合は、バックアップ同期処理IDが最小のバックアップ同期処理がキャンセルされます。

 

EC-IDで指定するバックアップ同期処理IDは、以下のいずれかで確認してください。

 

■オペランド

以下のオペランドを指定することができます。

オペランド

説明

Device-Name

バックアップ同期処理をキャンセルする業務ボリュームを指定します。
このオペランドに複数の業務ボリュームを指定することはできません。

Log-Group-Name[RDB-Name]

Log-Group-Name にバックアップ同期処理をキャンセルするロググループ名を指定します。
RDBシステム名を命名して運用している場合は、ロググループ名の後に“/”を区切り文字としてRDB-Nameで指定します。ただし、RDBシステム名が無い場合は“/”以降を省略します。

 

■使用例

使用例を説明します。

◆論理デバイスバックアップの場合

  1. SSF/Backup Facility上から 業務サーバ (server1) の業務ボリューム (/dev/dsk/c1t0d3s6 )のバックアップ同期処理をキャンセルします。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbucancelsync -h server1 /dev/dsk/c1t0d3s6
    /dev/dsk/c1t0d3s6 dbucancelsync completed
    #

  2. SSF/Backup Facility上から 業務サーバ (server1) の業務ボリューム (/dev/dsk/c1t0d3s6 )でバックアップ同期処理IDが (2) のバックアップ同期処理をキャンセルします。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbucancelsync -h server1 -E 2 /dev/dsk/c1t0d3s6
    /dev/dsk/c1t0d3s6 dbucancelsync completed
    #

◆Symfowareデータベースのバックアップの場合

  1. SSF/Backup Facility上から 業務サーバ (server1) のロググループ (LOG01/RDB1)のバックアップ同期処理をキャンセルします。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbucancelsync -n -h server1 LOG01/RDB1
    LOG01/RDB1 dbucancelsync completed
    #

  2. SSF/Backup Facility上から 業務サーバ (server1) のロググループ (LOG01/RDB1)でバックアップ同期処理IDが (1) のバックアップ同期処理をキャンセルします。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbucancelsync -n -h server1 -E 1 LOG01/RDB1
    LOG01/RDB1 dbucancelsync completed
    #

 

■終了ステータス

このコマンドは、以下の終了ステータスを返します。

0

正常終了

>0

エラーが発生した

 

■注意事項

バックアップ同期処理を開始していない業務ボリューム/ロググループに対してこのコマンドを実行すると、このコマンドはエラーになります。

バックアップポリシーの「バックアップ同期処理開始」が“自動”に設定されている場合は、このコマンドでバックアップ同期処理をキャンセルすることはできません。バックアップ同期処理をキャンセルするには、バックアップポリシーの「バックアップ同期処理開始」を“手動”に変更します。この操作を行うことで、自動的にバックアップ同期処理がキャンセルされます。

バックアップ同期処理をキャンセルすると、業務ボリューム/ロググループの等価性維持状態およびサスペンド状態が失われます。再度バックアップ同期処理を開始しても、等価性維持状態にするための処理が最初から行われます。キャンセルを行う前に、等価性維持状態にするのにかかる時間のことを十分考慮してください。

ロググループに含まれる業務ボリュームに対して、個別にバックアップ同期処理のキャンセルを行えません。

ECがサポートされていない ETERNUS3000,GR seriesに存在する業務ボリューム/ロググループを指定して実行すると、このコマンドはエラーになります。

このコマンドを強制終了させても、ダイレクトバックアップサーバが受け付け済みのバックアップ同期処理のキャンセル要求をキャンセルすることはできません。

このコマンドでは、論理デバイスバックアップおよびSymfowareデータベースのバックアップ以外のバックアップ運用において開始された、バックアップ同期処理をキャンセルすることはできません。

 

■関連項目

swstbackup、dbubackup、dbustartsync

 

14.7 dbusyncstat (バックアップ同期処理の実行状況の表示)

■形式

◆論理デバイスバックアップの場合

/opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbusyncstat -h Storage-Server [Device-Name]

◆Symfowareデータベースのバックアップの場合

/opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbusyncstat -n -h Storage-Server Log-Group-Name[/RDB-Name]

 

■機能説明

このコマンドは、指定された業務ボリューム/ロググループに対して開始されている、バックアップ同期処理の状況を表示するコマンドです。

このコマンドが出力する情報の意味は以下のとおりです。

表示項目

説明

Server

業務サーバ名を表示します。

Transaction-Disk

業務ボリュームのブロックデバイス名を表示します。

Backup-Disk

バックアップ先のディスク名を表示します。以下のいずれかが表示されます。

  • 論理ユニットプールの場合

論理ユニット名称を「ディスクアレイ装置名:論理ユニット名」の形式で表示します。
論理ユニット名は、“OLU”の文字に続いて、論理ユニット番号が16進数4桁で表示されます。

  • 上記以外の場合

「----」を表示します。

Status

バックアップ同期処理の実行状態を表示します。以下のいずれかが表示されます。

  • ----

同期処理中ではありません。

  • executing

同期処理中です。

  • suspended

サスペンドしています。

  • equivalent

等価性維持状態です。

  • failed

同期処理が異常終了しています。

  • nosession

同期処理が処理が存在しません。ダイレクトバックアップは同期処理の開始を指令したにもかかわらず、指令が受け付けられていない状態です。

Execute

バックアップ同期処理のコピー実行状況を表示します。以下のいずれかが表示されます。

  • 「Status」が “executing”の時

コピー実行状況をパーセンテージ“nn%” (0〜99) で、表示します。

  • 「Status」が “equivalent”の時

コピー実行状況は、“100%” と表示します。

  • 上記以外の場合

「----」を表示します。

EC-ID

バックアップ同期処理IDを表示します。

 

■オプション

以下のオプションを指定することができます。

オプション

説明

-n

ロググループのバックアップ同期処理の実行状況の表示を行う場合に指定します。指定したロググループに含まれるすべての業務ボリュームの実行状況が表示されます。

-h

業務サーバ名を Storage-Server に指定します。
SSF/Backup Facility上でこのコマンドを実行する場合、このオプションは必須です。

 

■オペランド

以下のオペランドを指定することができます。このオペランドは省略することもできます。

オペランド

説明

Device-Name

バックアップ同期処理の実行状況を表示する業務ボリュームを指定します。
このオペランドに複数の業務ボリュームを指定することはできません。
このオペランドを省略すると、指定したStorage-Server上でSSF/Backup Facilityにより管理されている、すべての業務ボリュームのバックアップ同期処理の状況を表示します。

Log-Group-Name[RDB-Name]

Log-Group-Name にバックアップ同期処理の実行状況を表示するロググループ名を指定します。

RDBシステム名を命名して運用している場合は、ロググループ名の後に“/”を区切り文字としてRDB-Nameで指定します。ただし、RDBシステム名が無い場合は“/”以降を省略します。
このオペランドを省略すると、指定したStorage-Server上でSSF/Backup Facilityにより管理されている、すべての業務ボリュームのバックアップ同期処理の状況を表示します。

 

■使用例

使用例を説明します。

◆論理デバイスバックアップの場合

  1. SSF/Backup Facility上から 業務サーバ (server1) の業務ボリューム (/dev/dsk/c1t0d3s6 )のバックアップ同期処理状況を確認します。この時、バックアップポリシーの「バックアップエンジン」に“EC”を設定しています。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbusyncstat -h server1 /dev/dsk/c1t0d3s6

    Server

    Transaction-Disk

    Backup-Disk

    Status

    Execute

    EC-ID

    server1

    /dev/dsk/c1t0d3s6

    GR01:OLU0003

    executing

    80%

    1

    #

  2. SSF/Backup Facility上から 業務サーバ (server1) の業務ボリューム (/dev/dsk/c1t0d3s6 )のバックアップ同期処理状況を確認します。この時、バックアップポリシーの「バックアップエンジン」に“EC (SUSPEND) ”を設定しています。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbusyncstat -h server1 /dev/dsk/c1t0d3s6

    Server

    Transaction-Disk

    Backup-Disk

    Status

    Execute

    EC-ID

    server1

    /dev/dsk/c1t0d3s6

    GR01:OLU0003

    executing

    80%

    1

    server1

    /dev/dsk/c1t0d3s6

    GR01:OLU0004

    suspended

    ----

    2

    server1

    /dev/dsk/c1t0d3s6

    GR01:OLU0005

    suspended

    ----

    3

    #

◆Symfowareデータベースのバックアップの場合

  1. SSF/Backup Facility上から 業務サーバ (server1) のロググループ (LOG01/RDB1)のバックアップ同期処理状況を確認します。この時、バックアップポリシーの「バックアップエンジン」に“EC”を設定しています。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbusyncstat -n -h server1 LOG01/RDB1

    Server

    Transaction-Disk

    Backup-Disk

    Status

    Execute

    EC-ID

    server1

    /dev/dsk/c0t0d0s3

    GR01:OLU0001

    executing

    30%

    1

    server1

    /dev/dsk/c0t0d0s4

    GR01:OLU0001

    executing

    40%

    1

    server1

    /dev/dsk/c0t0d0s5

    GR01:OLU0003

    equivalent

    100%

    1

    #

  2. SSF/Backup Facility上から 業務サーバ (server1) のロググループ (LOG01/RDB1)のバックアップ同期処理状況を確認します。この時、バックアップポリシーの「バックアップエンジン」に“EC (SUSPEND) ”を設定しています。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbusyncstat -n -h server1 LOG01/RDB1

    Server

    Transaction-Disk

    Backup-Disk

    Status

    Execute

    EC-ID

    server1

    /dev/dsk/c0t0d0s3

    GR01:OLU0001

    executing

    30%

    1

    server1

    /dev/dsk/c0t0d0s4

    GR01:OLU0001

    suspended

    ----

    1

    server1

    /dev/dsk/c0t0d0s5

    GR01:OLU0003

    suspended

    ----

    1

    #

 

■終了ステータス

このコマンドは、以下の終了ステータスを返します。

0

正常終了

>0

エラーが発生した

 

■注意事項

実行状態(“Status”欄に表示される状態)が“failed” または“nosession”の場合、ハードウェアトラブルが考えられます。富士通技術員に連絡してください。
ハードウェアトラブルが解消した後、バックアップ同期処理のキャンセルを行ってください。

バックアップ同期処理のキャンセルについては、以下のいずれかを参照してください。


このコマンドでは、論理デバイスバックアップおよびSymfowareデータベースのバックアップ以外のバックアップ運用において開始された、バックアップ同期処理の状況を表示することはできません。

 

■関連項目

swststartsync、dbustartsync

 

14.8 dbuhistcopy (バックアップ履歴のコピー)

■形式

◆論理デバイスバックアップの場合

/opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbuhistcopy -h Storage-Server [-g generation | -v version ] -d dt [-P Policy] [-p Pool-Name | -M Media-Name ] [-l limit-day] Device-Name

◆Symfowareデータベースのバックアップの場合

/opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbuhistcopy -n -h Storage-Server [-g generation | -v version ] -d dt [-P Policy] [-p Pool-Name | -M Media-Name] [-l limit_day] Log-Group-Name[/RDB-Name]

 

■機能説明

このコマンドは、指定した業務ボリューム/ロググループのバックアップデータをテープにコピーするコマンドです。

 

■オプション

以下のオプションを指定することができます。青色で記述されている文字列は、実際にそのオプションに指定できる文字列であることを示しています。

オプション

説明

-n

ロググループのバックアップ履歴コピーを行う場合に指定してください。

-h

業務サーバ名を Storage-Server に指定します。
SSF/Backup Facility上でこのコマンドを実行する場合、このオプションは必須です。

-g

コピーするバックアップデータの相対世代番号を generation に指定します。
このオプションは、-v オプションと同時に指定することはできません。

-v

コピーするバックアップデータの絶対世代番号を version に指定します。
このオプションは、-g オプションと同時に指定することはできません。

-d

バックアップ履歴のコピー形態を指定します。
このオプションには、必ず“dt”を指定してください。

-P

テープへの「書きみポリシー」として、Policy に以下のいずれかを指定します。

  • ADD”を指定すると、“可能な限り追加書き込み”処理が指定されます。
  • NEW”を指定すると、“新規テープの先頭から”処理が指定されます。
  • AUTO”を指定すると、“自動”処理が指定されます。

-p

「コピー先」として、Pool-Name に“テーププール名”を指定します。
Pool-Name には、複数のテーププール名を指定することはできません。
Pool-Name に"spare_tapepool"という名前のテーププールを指定することはできません。
このオプションは、-M オプションと同時に指定することはできません。

-M

「コピー先」として、Media-Name に“テープ名”を指定します。
Media-Name には、最大16のテープ名を指定することができます。
Media-Name に複数のテープを指定する場合は、コンマ (,) で区切って指定します。
このオプションは、-p オプションと同時に指定することはできません。

-l

「テープ保存期間」を limit-day に指定します。
limit-day に指定できる値の範囲は、“0”〜“2000”までの整数です。
limit-day に“0”を指定すると、「テープ保存期間」は無期限 (永久保存) に設定されます。

 

■オペランド

以下のオペランドを指定することができます。

オペランド

説明

Device-Name

バックアップデータをテープへコピーする業務ボリュームを指定します。
このオペランドに複数の業務ボリュームを指定することはできません。

Log-Group-Name[RDB-Name]

Log-Group-Name にバックアップデータをテープへコピーするロググループ名を指定します。

RDBシステム名を命名して運用している場合は、ロググループ名の後に“/”を区切り文字としてRDB-Nameで指定します。ただし、RDBシステム名が無い場合は“/”以降を省略します。

 

■使用例

使用例を説明します。

◆論理デバイスバックアップの場合

  1. SSF/Backup Facility上から 業務サーバ (server1) の業務ボリューム (/dev/dsk/c1t0d3s6 )から採取した、絶対世代番号 (2) のバックアップデータを書き込みポリシー (AUTO) でテーププール (tape_pool1) にコピーします。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbuhistcopy -h server1 -v 2 -d dt -P AUTO -p tape_pool1 /dev/dsk/c1t0d3s6
    /dev/dsk/c1t0d3s6 dbuhistcopy completed
    #

◆Symfowareデータベースのバックアップの場合

  1. SSF/Backup Facility上から 業務サーバ (server1) のロググループ (LOG01/RDB1)から採取した、相対世代番号 (1) のバックアップデータを書き込みポリシー (AUTO) でテーププール (Pool21) にコピーします。

    # /opt/FJSVfbupp/usr/bin/dbuhistcopy -n -h server1 -g 1 -d dt -P AUTO -p Pool21 LOG01/RDB1
    LOG01/RDB1 dbuhistcopy completed
    #

 

■終了ステータス

このコマンドは、以下の終了ステータスを返します。

0

正常終了

>0

エラーが発生した

 

■注意事項

ロググループに含まれる業務ボリュームのディスクのバックアップデータに対して、個別にテープへのコピーを行えません。

バックアップ履歴の世代指定で、相対世代番号(-g オプション)、または絶対世代番号(-v オプション)のいずれも指定しなかった場合は、最新世代のバックアップデータがコピーされます。

バックアップ元の業務ボリューム/ロググループに対して、バックアップポリシーの「バックアップ先」が“ディスク”に設定されている場合、 -pオプションまたは -M オプションを指定する必要があります。

このコマンドで以下のオプションを省略した場合、テープへのコピーには、バックアップポリシーの値が使用されます。なお、バックアップポリシーの「複写数」の値は、無条件に使用されます。

よって、テープに関するバックアップポリシーの設定を行う時に、指定した値を記録するようにしてください。また、バックアップポリシーの設定でテープに関する設定を行わない場合は、その時点のバックアップポリシーのデフォルト値も記録するようにしてください。

-Mオプションによってコピー先に“テープ名”を指定する場合、-Pオプションに“AUTO”を指定するとコマンドはエラーになります。また、この時に-Pオプションを省略した場合は、バックアップポリシーの「書き込みポリシー」が“AUTO”に設定されていないことを確認してください。

-lオプションを省略した場合は、バックアップポリシーの「有効期間」に設定されている値が、「テープ保存期間」に設定されます。

Symfowareデータベースのバックアップでは、-Mオプションによってコピー先に“テープ名”を指定する場合、指定するテープの数は、バックアップに必要なテープの見積もり数より多くなる場合でも、使用する磁気テープライブラリシステムの“ドライブ数”より必ず多くなるように指定をしてください。指定しなかった場合、バックアップデータのテープへのコピーが失敗します。

このコマンドを強制終了させても、ダイレクトバックアップサーバが受け付け済みのバックアップデータのテープへのコピー要求をキャンセルすることはできません。

バックアップデータのテープへのコピー処理のキャンセルについては、以下のいずれかを参照してください。


このコマンドでは、論理デバイスバックアップおよびSymfowareデータベースのバックアップ以外のバックアップ運用において採取された、バックアップデータをテープにコピーすることはできません。

 

■関連項目

swstbackup、dbubackup、dbuhistdisp

 

14.9 sprestfile (ファイル単位のリストア)

■形式

◆業務サーバがSolaris OSの場合

/opt/FJSVspcmd/usr/bin/sprestfile [-f] [-c | -g generation | -v version ] -F file device-name target-path

/opt/FJSVspcmd/usr/bin/sprestfile [-f] [-c | -g generation | -v version ] device-name target-path file-name [file-name...]

◆業務サーバがWindowsの場合

\ユーザの指定したインストール先\DirectBackup Agent Command\sprestfile.bat [-f] [-c | -g generation | -v version ] -F file device-name target-path

\ユーザの指定したインストール先\DirectBackup Agent Command\sprestfile.bat [-f] [-c | -g generation | -v version ] device-name target-path file-name [file-name...]

 

■機能説明

このコマンドは論理デバイスバックアップによる運用において、バックアップデータをリストアする時にファイル/ディレクトリ単位のリストアを行うためのコマンドです。

このコマンドによるリストアの過程で、バックアップデータを一時利用ボリュームへリストアし、一時利用ボリュームをマウントした後、リストア先へファイル/ディレクトリのみの抽出 (コピー) を行う処理をします。

このコマンドは、業務サーバに搭載された以下のプラットフォームにおいて実行できます。

プラットフォーム

Windows2000 Advanced Server SP1 以上

Solaris 2.6 OS から Solaris 10 OS(※) まで

※: 

Solaris 10 OSはグローバルゾーンのみサポート

リストアを行う前に、ファイル/ディレクトリをリストアする業務ボリュームに対応させる一時利用ボリュームの情報を業務サーバのsprestfilercファイルに記述してください。

業務サーバのプラットフォームによって、sprestfilercファイルの格納先および記述の方法が異なります。



このコマンドには、引数に“file-name”を指定してリストアする方法と-Fオプションを使用し、“file-name”の一覧を記述したファイルを指定してリストアする方法があります。

業務サーバのプラットフォームによって、“file-name”を指定する方法が異なります。


このコマンドを実行すると、“target-path”に存在するファイル/ディレクトリへの上書きを確認する以下のメッセージが出力されます。このメッセージは、上書きする“file-name”ごとに出力されます。

Overwrite [FILE_NAME] ? ( y|n|q )

項目

説明

FILE_NAME

target-path”と“file-name”を合わせて出力します。


メッセージが出力されたら、以下の選択をしてください。

 

■オプション

以下のオプションを指定することができます。

オプション

説明

-f

target-path”に存在するファイル/ディレクトリへの上書きを確認メッセージを出力しないですべて行います。

-c

一時利用ボリュームのデータからリストアします。
このオプションは、-g および -v オプションと同時に指定することはできません。

-g

リストアするバックアップデータの相対世代番号を“generation”に指定します。
このオプションは、-c および -v オプションと同時に指定することはできません。

-v

リストアするバックアップデータの絶対世代番号を“version”に指定します。
このオプションは、-c および -g オプションと同時に指定することはできません。

-F

リストアする“file-name”を記述したファイルを“file”に指定します。


-c、-g および -v オプションをすべて省略すると、最新 (相対世代番号1) のバックアップデータがリストアされます。

 

■オペランド

以下のオペランドを指定することができます。

オペランド

説明

device-name

バックアップデータを採取した、業務ボリューム名 (ブロックデバイス) を指定します。

target-path

ファイル/ディレクトリの抽出 (コピー) 先のディレクトリのパス名を指定します。

file-name

リストアするファイル/ディレクトリ名を指定します。

 

■使用例

使用例を説明します。

◆業務サーバがSolaris OSの場合

  1. 業務サーバ上から業務ボリューム名 (/dev/dsk/c1t0d0s1) の相対世代2のバックアップデータからリストアするファイル/ディレクトリ名の一覧が記述されたファイル (./File) を指定し、ディレクトリ名 (/export/home) へリストアを行います。この時ファイルの上書きの確認をしない指定をしました。

    # /opt/FJSVspcmd/usr/bin/sprestfile -f -g 2 -F ./File /dev/dsk/c1t0d0s1 /export/home
    /dev/dsk/c1t0d0s1 swstrestore completed
    sprestfile completed
    #

  2. 業務サーバ上から業務ボリューム名 (/dev/dsk/c1t0d0s1) の相対世代2のバックアップデータからファイル名 (dir/file1) をディレクトリ名 (/export/home) へリストアを行います。

    # /opt/FJSVspcmd/usr/bin/sprestfile -g 2 /dev/dsk/c1t0d0s1 /export/home dir/file1
    Overwrite /export/home/dir/file1 ? ( y|n|q )
    y
    /dev/dsk/c1t0d0s1 swstrestore completed
    sprestfile completed
    #

◆業務サーバがWindowsの場合

  1. 業務サーバ上から業務ボリューム名 (g1d1p2) の相対世代2のバックアップデータからリストアするファイル/ディレクトリ名の一覧が記述されたファイル (D:\File) を指定し、ディレクトリ名 (D:\data) へリストアを行います。この時ファイルの上書きの確認をしない指定をしました。

    C:\>\ユーザの指定したインストール先\DirectBackup Agent Command\sprestfile.bat -f -g 2 -F D:\File g1d1p2 D:\data
    g1d1p2 swstrestore completed
    sprestfile completed
    C:\>

  2. 業務サーバ上から業務ボリューム名 (g1d1p2) の相対世代2のバックアップデータからファイル名 (\dir\file1) をディレクトリ名 (D:\data) へリストアを行います。

    C:\>\ユーザの指定したインストール先\DirectBackup Agent Command\sprestfile.bat -g 2 g1d1p2 D:\data \dir\file1
    Overwrite D:\data\dir\file1 ? ( y|n|q )
    y
    g1d1p2 swstrestore completed
    sprestfile completed
    C:\>

 

■終了ステータス

このコマンドは、以下の終了ステータスを返します。

0

正常終了

>0

エラーが発生した

 

■注意事項

論理ユニットバックアップおよびSymfowareデータベースのバックアップ運用において、このコマンドは使用できません。

このコマンドを実行する場合に、業務サーバのプラットフォームによって以下の注意事項があります。

リストアできるファイル/ディレクトリは、バックアップデータ採取された時に存在したファイル/ディレクトリのみです。

file-name”の指定にはワイルドカードは使用できません。

このコマンドを強制終了させても、ダイレクトバックアップサーバが受け付け済みのリストア要求をキャンセルすることはできません。

リストア処理のキャンセルについては、「第9章 論理デバイスバックアップの運用操作」の「リストア処理のキャンセル」を参照してください。


SSF/Backup Facilityがクラスタ構成の場合は、プライマリとセカンダリの両方でsprestfilercファイルを設定してください。

このコマンドでは、論理デバイスバックアップ以外のバックアップ運用において採取されたバックアップデータをリストアすることはできません。

 

■関連項目

swstbackup、dbubackup、dbuhistdisp

 


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