PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版) |
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第2部 導入編 | > 第6章 クラスタアプリケーションの構築 | > 6.6 クラスタアプリケーションの設定 | > 6.6.1 リソースの設定 |
ファイルシステムをuserApplicationの起動に合わせてマウントする場合に設定します。
親子関係にある複数のマウントポイントを制御させたい場合は、1つのFsystemリソースとして作成します。
Fsystemリソース作成前には、必ず事前設定を行う必要があります。
マウントポイントの特徴
ファイルロックを伴う処理を行うアプリケーションを使用する場合、次の注意が必要です。アプリケーションがロックを使用するか不明な場合にも次の注意に従ってください。
上記3つの注意事項は、NFSサーバの引継ぎ時にファイルロックの再同期を行うためです。ファイルロックの再同期では、NFSの管理するロックが全て解放され、再獲得されます。
使用プロトコルについて
NFSでは使用するプロトコルにTCPとUDPがあります。TCPを使用して切替え、切戻しを連続で行った場合、復旧時間が長くなることがあります。
Fsystem リソースの Timeout 最小値は、「Fsystem リソース数 × 6 秒」で規定されています。デフォルトでは180秒に設定されているので、Fsystem リソースを31個以上定義する場合は、"Fsystemの登録情報を確認する"の画面で [Attributes]タブを選択して、Timeout値を「Fsystem リソース数 × 6 秒」に変更する必要があります。
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