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Interstage List Works V11.0.0 運用手引書
FUJITSU Software

5.2.4 印刷資源の設計

帳票の登録時に使用する印刷資源について設計します。

オーバレイ

帳票を登録するための運用形態によって、利用できるオーバレイの形式が限定されます。

運用形態

オーバレイの形式

KOL1

KOL5

KOL6

富士通ホスト帳票の登録

○(注1)

×

NetCOBOL/MeFt帳票の登録

×

List Creator帳票の登録

×

×

○:サポート

×:未サポート

注1) OPR用を除きます。

注意

ベクトルオーバレイ内の文字列にJEF拡張漢字を使用している場合は、そのままではクライアント側で表示/印刷されません。

以下のいずれかの方法で、オーバレイを表示/印刷してください。

  • JEF拡張漢字に相当する文字フォントをクライアントに配付

  • ドットオーバレイ(KOL1)に変更

JEF拡張漢字に相当する文字フォントをList Worksクライアントに配付して表示/印刷する場合は、以下の製品の両方が必要です。

  • JEF拡張漢字サポート

  • Charset Manager

ポイント

  • List Worksでは、ベクトルオーバレイとドットオーバレイのどちらも使用できます。ベクトルオーバレイは、ドットオーバレイと比べて以下の特長があります。

    • 表示/印刷が鮮明になる

    • データ量が少ないため、リスト管理サーバへの転送時間が短い

      (例 ドット:100KB → ベクトル:10KB)

  • ドットオーバレイ用のオーバレイ制御文をそのまま使用して、ADJUSTでオプションを変更し、再度コンパイルするだけでベクトルオーバレイ(KOL5)に変換することができます。

参照

オーバレイの準備については、以下を参照してください。

外字

外字を文字コードで運用するのか、イメージで運用するのか設計します。

イメージとして扱う場合は、List Worksサーバにイメージデータ(ビットマップ)として登録します。

文字コードとして扱う場合は、List Worksサーバ、および、帳票を扱うすべてのList Worksクライアントに、外字として登録する必要があります。外字として登録可能な文字数は1880文字です。文字コードとして登録しない外字はイメージデータとして扱われます。

イメージデータは、表示/印刷はできますが、検索やほかのアプリケーションとの連携機能などに使用することはできません。

登録文字数が1880文字を超える場合は、文字コードとして扱う外字とイメージとして扱う外字を選定する必要があります。

注意

Solaris/Linux上のアプリケーションから登録する場合は、文字コードでのみ運用できます。

参照

外字の準備については、以下を参照してください。

FCB/LPCI

帳票を登録するための運用形態によって、利用できるFCB/LPCIの形式が限定されます。

運用形態

FCB/LPCI

備考

富士通ホスト帳票を扱う場合

FCB3/NLPIが対象

印刷データの登録前に転送する必要があります。

NetCOBOL/MeFt帳票、および
List Creator帳票を扱う場合

対象としない

参照

FCB/LPCIの登録については、“7.4 FCB/LPCIの準備”を参照してください。