帳票の登録時に使用する印刷資源について設計します。
帳票を登録するための運用形態によって、利用できるオーバレイの形式が限定されます。
運用形態 | オーバレイの形式 | ||
---|---|---|---|
富士通ホスト帳票の登録 | ○(注1) | ○ | × |
NetCOBOL/MeFt帳票の登録 | × | ○ | ○ |
List Creator帳票の登録 | × | × | ○ |
○:サポート
×:未サポート
注1) OPR用を除きます。
注意
ベクトルオーバレイ内の文字列にJEF拡張漢字を使用している場合は、そのままではクライアント側で表示/印刷されません。
以下のいずれかの方法で、オーバレイを表示/印刷してください。
JEF拡張漢字に相当する文字フォントをクライアントに配付
ドットオーバレイ(KOL1)に変更
JEF拡張漢字に相当する文字フォントをList Worksクライアントに配付して表示/印刷する場合は、以下の製品の両方が必要です。
JEF拡張漢字サポート
Charset Manager
ポイント
List Worksでは、ベクトルオーバレイとドットオーバレイのどちらも使用できます。ベクトルオーバレイは、ドットオーバレイと比べて以下の特長があります。
表示/印刷が鮮明になる
データ量が少ないため、リスト管理サーバへの転送時間が短い
(例 ドット:100KB → ベクトル:10KB)
ドットオーバレイ用のオーバレイ制御文をそのまま使用して、ADJUSTでオプションを変更し、再度コンパイルするだけでベクトルオーバレイ(KOL5)に変換することができます。
参照
オーバレイの準備については、以下を参照してください。
NetCOBOL/MeFt帳票およびList Creator帳票の場合:“6.1 オーバレイの準備”
富士通ホスト帳票の場合:“7.2 オーバレイの準備”
外字を文字コードで運用するのか、イメージで運用するのか設計します。
イメージとして扱う場合は、List Worksサーバにイメージデータ(ビットマップ)として登録します。
文字コードとして扱う場合は、List Worksサーバ、および、帳票を扱うすべてのList Worksクライアントに、外字として登録する必要があります。外字として登録可能な文字数は1880文字です。文字コードとして登録しない外字はイメージデータとして扱われます。
イメージデータは、表示/印刷はできますが、検索やほかのアプリケーションとの連携機能などに使用することはできません。
登録文字数が1880文字を超える場合は、文字コードとして扱う外字とイメージとして扱う外字を選定する必要があります。
注意
Solaris/Linux上のアプリケーションから登録する場合は、文字コードでのみ運用できます。
帳票を登録するための運用形態によって、利用できるFCB/LPCIの形式が限定されます。
運用形態 | FCB/LPCI | 備考 |
---|---|---|
富士通ホスト帳票を扱う場合 | FCB3/NLPIが対象 | 印刷データの登録前に転送する必要があります。 |
NetCOBOL/MeFt帳票、および | 対象としない | ― |
参照
FCB/LPCIの登録については、“7.4 FCB/LPCIの準備”を参照してください。