(1) NetCOBOL/MeFt帳票の場合
オーバレイは、FORMで作成して、アプリケーション実行時に印刷データと一緒に自動転送されます。この場合、FORMオーバレイオプションが必要となります。富士通ホストのADJUSTで作成したベクトルオーバレイ(KOL5)を使用する場合は、FORMのFORMツールで開き、上書き保存してから使用してください。
オーバレイの作成とオーバレイのリスト管理サーバへの登録について、概要を以下に示します。
オーバレイは、KOL5、KOL6形式で作成します。作成したオーバレイには、拡張子を含み32文字以下(半角英数字、半角記号)のファイル名を指定します。
なお、FORMでオーバレイを作成した場合は、グループオーバレイの機能は利用できません。
参照
FORMの使用方法については、“FORMのマニュアル”を参照してください。
(2) List Creator帳票の場合
オーバレイは、List Creatorデザイナで作成します。List Creatorから印刷データを出力する際、オーバレイデータも同時に自動転送されます。
注意
オープン帳票でベクトルオーバレイ(KOL5)を使用している場合、Charset Manager をインストールすると、オーバレイ内の文字が表示されなくなる場合があります。
この場合、以下のいずれかの方法により対処してください。
使用している旧字体を、Charset Manager を使用して、各クライアントに“外字”として登録してください。
参照
登録方法の詳細については、“Charset Manager のマニュアル”を参照してください。
KOL6オーバレイを使用してください。
Charset Manager の変換仕様変更ユーティリティで代表コード系名の「SJIS」に「R90」を設定してください。
Windows XPおよびWindows Server 2003以降のWindowsにおいて文字幅の仕様が変更となったため、これらのオペレーティングシステム上のクライアントの場合、ベクトルオーバレイ(KOL6)を作成する際に、オーバレイの文字位置を「両端揃え」とする必要があります。「両端揃え」で作成しないと、オーバレイが正しく表示されません。なお、印刷には影響ありません。
参照
オーバレイの文字位置については、“FORMのマニュアル”、または“List Creatorのマニュアル”を参照してください。