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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能セットアップガイド

3.9.2 ユーザ情報の設定

List Managerのユーザには、List Manager運用環境を管理・操作する管理者と、帳票の配信から出力管理を行う一般ユーザがあります。

List Managerでは、List Managerの環境構築を行うために、List Managerの管理者として「lmadmin」というユーザが用意されています。

また、帳票を操作するために、List Managerの一般ユーザとして「lmuser」というユーザが用意されています。

List Managerであらかじめ用意されたユーザ(「lmadmin」、「lmuser」)以外にも、運用に応じてユーザを追加することができます。List Managerのユーザを登録するには、以下の手順で行います。

  1. 登録するユーザがオペレーティングシステムのユーザアカウントとして登録されていることを確認する
    ⇒“3.3 オペレーティングシステムのユーザアカウント登録”を参照してください。

  2. 登録するユーザの所属するユーザグループとユーザグループの権限を定義する(lmedtusrgrpコマンド)

  3. ユーザグループにユーザを所属させる(lmedtusrコマンド)

各コマンドの詳細については、以下を参照してください。
⇒“9.2.5 ユーザ情報の編集

また、ユーザ登録と権限の設定例については、以下を参照してください。
⇒“3.9.6.1 List Managerのユーザ登録と権限の設定例

3.9.2.1 ユーザグループ情報(選択)

ユーザグループ情報とは、ユーザの権限を管理するために必要となる情報です。

List Manager では、List Manager の環境構築を行うために、あらかじめ以下のユーザグループが用意されています。

lmadmin:

List Managerの管理者権限を持つユーザグループです。

lmuser:

List Managerの管理者権限を持たないユーザグループです。


List Managerであらかじめ用意されたユーザグループ以外を使用する場合は、ユーザグループ情報として、List Managerの管理者権限および論理あて先の権限を必ず設定します。

ユーザグループ情報を定義するには、ユーザグループ情報の編集コマンド(lmedtusrgrpコマンド)を実行します。

定義したユーザグループ情報を変更/削除/一覧表示する場合にも、このコマンドを実行します。

このコマンドについては、以下を参照してください。
⇒“9.2.5.1 lmedtusrgrpコマンド

以下に、ユーザグループ情報を定義するときに設定する項目について示します。

ユーザグループ情報の設定項目

設定項目

説明

ユーザグループID

ユーザグループを識別するためのIDです。

ユーザ情報を定義する場合に必要となります。

ユーザグループ名

ユーザグループの名称です。

コメント

ユーザグループに対するコメント(説明)です。

List Managerの管理者権限

List Managerの管理者権限のあり/なしを指定します。

3.9.2.2 ユーザ情報(選択)

ユーザ情報とは、List Managerを使用するユーザの情報です。

ユーザが、どのユーザグループに所属するかを設定します。ユーザは、所属するユーザグループに設定されている権限によって、権限が決定します。

運用時に、List Managerであらかじめ用意されたユーザとユーザグループ以外を使用する場合は、必ずユーザ情報を定義してください。

ユーザ情報を定義するには、ユーザ情報の編集コマンド(lmedtusrコマンド)を実行します。

定義したユーザ情報を変更/削除/一覧表示する場合にも、このコマンドを実行します。

このコマンドについては、以下を参照してください。
⇒“9.2.5.2 lmedtusrコマンド

以下に、ユーザ情報を定義するときに設定する項目について示します。

ユーザ情報の設定項目

設定項目

説明

ユーザID

ユーザを識別するためのIDです。

帳票管理サーバ、操作画面、および帳票ブラウザにログインするときに必要となります。

パスワード

ユーザIDに対するパスワードです。

帳票管理サーバ、操作画面、および帳票ブラウザにログインするときに必要となります。

フルネーム

ユーザのフルネームです。

ユーザの姓です。

コメント

ユーザに対するコメント(説明)です。

所属グループ

ユーザが所属するユーザグループのユーザグループIDです。