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Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能セットアップガイド

9.2.5 ユーザ情報の編集

ここでは、ユーザ情報を編集するコマンドについて説明します。

9.2.5.1 lmedtusrgrpコマンド

[機能]

ユーザグループ情報を編集(定義、変更、削除、一覧表示)します。

[記述形式]

コマンドの記述形式を示します。

[  ]は、省略できることを示します。

ユーザグループ情報を定義する場合
lmedtusrgrp    -a  ユーザグループID(ユーザグループ情報を定義する場合)
               -name  ユーザグループ名
               [ -comment  コメント ]
               [ -envright  List Managerの管理者権限 ]
ユーザグループ情報を変更する場合
lmedtusrgrp    -u  ユーザグループID(ユーザグループ情報を変更する場合)
               [ -name  ユーザグループ名 ]
               [ -comment  コメント ]
               [ -envright  List Managerの管理者権限 ]
ユーザグループ情報を削除する場合
lmedtusrgrp    -r  ユーザグループID(ユーザグループ情報を削除する場合)
ユーザグループ情報を一覧表示する場合
lmedtusrgrp    -i  [ ユーザグループID(ユーザグループ情報を一覧表示する場合) ]
               [ -envright  List Managerの管理者権限 ]

[説明]

オプションについて説明します。  

-a  ユーザグループID(ユーザグループ情報を定義する場合)

ユーザグループ情報の定義時に必ず指定します。

定義するユーザグループIDを16バイト以内の文字列で指定します。

以下の場合、コマンドは異常終了します。

  • -uオプション、-rオプション、または-iオプションと同時に指定した場合

  • 定義するユーザグループ情報がすでに存在していた場合  

-u  ユーザグループID(ユーザグループ情報を変更する場合)

ユーザグループ情報の変更時に必ず指定します。

変更するユーザグループIDを16バイト以内の文字列で指定します。

以下の場合、コマンドは異常終了します。

  • -aオプション、-rオプション、または-iオプションと同時に指定した場合

  • 変更するユーザグループ情報が存在しなかった場合

  • ユーザグループIDのみ指定した場合  

-r  ユーザグループID(ユーザグループ情報を削除する場合)

ユーザグループ情報の削除時に必ず指定します。

削除するユーザグループIDを16バイト以内の文字列で指定します。

ユーザ情報の所属グループに指定しているユーザグループ情報は削除できません。ユーザ情報の所属グループを変更したあと、削除します。ユーザ情報の所属グループを変更するには、ユーザ情報の編集コマンド(lmedtusrコマンド)の-uオプションを実行します。

ユーザ情報の編集コマンド(lmedtusrコマンド)については、以下を参照してください。
⇒“9.2.5.2 lmedtusrコマンド

以下の場合、コマンドは異常終了します。

  • -aオプション、-uオプション、または-iオプションと同時に指定した場合

  • 削除するユーザグループ情報が存在しなかった場合

  • 削除するユーザグループ情報がList Manager管理データベースで管理されているユーザ情報で使用されている場合  

-i  [ ユーザグループID(ユーザグループ情報を一覧表示する場合) ]

条件を絞り込んで表示する場合、ユーザグループ情報の一覧表示時に必ず指定します。

一覧表示するユーザグループIDを16バイト以内の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。

ユーザグループIDを省略すると、すべてのユーザグループ情報が表示対象となります。

以下の場合、コマンドは異常終了します。

  • -aオプション、-uオプション、または-rオプションと同時に指定した場合  

-name  ユーザグループ名

ユーザグループの名前を32バイト以内の文字列で指定します。

ユーザグループ情報を定義する場合(-aオプションを指定する場合)、このオプションは省略できません。

ユーザグループ情報を変更する場合(-uオプションを指定する場合)、省略すると、すでに設定されている値が保持されます。  

-comment  コメント

ユーザグループに対するコメント(説明)を64バイト以内の文字列で指定します。

いったん設定したあとに設定値を消去する場合は、""と指定してください。

ユーザグループ情報を定義する場合(-aオプションを指定する場合)、省略すると、値は設定されません。

ユーザグループ情報を変更する場合(-uオプションを指定する場合)、省略すると、すでに設定されている値が保持されます。  

-envright  List Managerの管理者権限

環境設定および運用系操作を行う権限のあり/なしを指定します。

0:

権限なし

1:

権限あり

List Managerの管理者権限が「権限あり」の場合(このオプションに「1」を指定した場合)、許可する操作については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 スタートガイド”の“1.5.4.3  ユーザグループの権限”を参照してください。

ユーザグループ情報を定義する場合(-aオプションを指定する場合)、省略すると、「0」が指定されます。

ユーザグループ情報を変更する場合(-uオプションを指定する場合)、省略すると、すでに設定されている値が保持されます。

ユーザグループ情報を一覧表示する場合(-iオプションを指定する場合)、省略すると、すべてのList Managerの管理者権限が表示対象となります。

[記述例]

ユーザグループ情報を定義する場合

ユーザグループID「usergrp1」、ユーザグループ名「開発1課」、List Managerの管理者権限「権限あり」を指定して、ユーザグループ情報を定義します。

lmedtusrgrp -a usergrp1 -name "開発1課" -envright 1
ユーザグループ情報を変更する場合

ユーザグループID「usergrp1」のユーザグループ情報で、List Managerの管理者権限を「権限なし」に変更します。

lmedtusrgrp -u usergrp1 -envright 0
ユーザグループ情報を削除する場合

ユーザグループID「usergrp1」のユーザグループ情報を削除します。

lmedtusrgrp -r usergrp1
ユーザグループ情報を一覧表示する場合

ユーザグループID「usergrp1」のユーザグループ情報を一覧表示します。

lmedtusrgrp -i usergrp1

ユーザグループID「usergrp1」のユーザグループ情報の一覧表示例(CSV形式)を、以下に示します。

一覧表示例の見方

CSV形式では、以下の順序で表示項目が表示されます。

ユーザグループID,ユーザグループ名,List Managerの管理者権限,コメント

CSV形式の一覧表示例を、以下に示します。表示項目が存在しない場合でも「,(カンマ)」は、必ず表示されます。

User_Group_ID,User_Group_Name,Authority,Comment
usergrp1,開発1課,1,

[復帰値]

復帰値については、以下を参照してください。
⇒“帳票管理サーバの環境設定コマンドの復帰値

[注意]

9.2.5.2 lmedtusrコマンド

[機能]

ユーザ情報を編集(定義、変更、削除、一覧表示)します。

[記述形式]

コマンドの記述形式を示します。

[  ]は、省略できることを示します。

ユーザ情報を定義する場合
lmedtusr    -a  ユーザID(ユーザ情報を定義する場合)  
            -password  パスワード
            -fullname  フルネーム
            -surname  姓
            [ -comment  コメント ]
            -belonggrp  所属グループ
ユーザ情報を変更する場合
lmedtusr    -u  ユーザID(ユーザ情報を変更する場合)
            [ -password  パスワード ]
            [ -fullname  フルネーム ]
            [ -surname  姓 ]
            [ -comment  コメント ]
            [ -belonggrp  所属グループ ]
ユーザ情報を削除する場合
lmedtusr    -r  ユーザID(ユーザ情報を削除する場合)
ユーザ情報を一覧表示する場合
lmedtusr    -i  [ ユーザID(ユーザ情報を一覧表示する場合) ]
            [ -grp  ユーザグループID ]

説明

オプションについて説明します。

  

-a  ユーザID(ユーザ情報を定義する場合)  

ユーザ情報の定義時に必ず指定します。

定義するユーザIDを16バイト以内の文字列で指定します。

以下の場合、コマンドは異常終了します。

  • -uオプション、-rオプション、または-iオプションと同時に指定した場合

  • 定義するユーザ情報がすでに存在していた場合  

-u  ユーザID(ユーザ情報を変更する場合)

ユーザ情報の変更時に必ず指定します。

変更するユーザIDを16バイト以内の文字列で指定します。

以下の場合、コマンドは異常終了します。

  • -aオプション、-rオプション、または-iオプションと同時に指定した場合

  • 変更するユーザ情報が存在しなかった場合

  • ユーザIDのみ指定した場合

  • ユーザIDがlmadminで所属グループにlmadminが含まれていない場合

  • ユーザIDがlmuserで所属グループにlmuserが含まれていない場合  

-r  ユーザID(ユーザ情報を削除する場合)

ユーザ情報の削除時に必ず指定します。

削除するユーザIDを16バイト以内の文字列で指定します。

以下の場合、コマンドは異常終了します。

  • -aオプション、-uオプション、または-iオプションと同時に指定した場合

  • 削除するユーザ情報が存在しなかった場合

  • ユーザIDにlmadmin、lmuserを指定した場合  

-i  [ ユーザID(ユーザ情報を一覧表示する場合) ]

条件を絞り込んで表示する場合、ユーザ情報の一覧表示時に必ず指定します。

一覧表示するユーザIDを16バイト以内の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。

ユーザIDを省略すると、すべてのユーザ情報が表示対象となります。

以下の場合、コマンドは異常終了します。

  • -aオプション、-uオプション、または-rオプションと同時に指定した場合  

-password  パスワード

ユーザのパスワードを16バイト以内の文字列で指定します。

ユーザ情報を定義する場合(-aオプションを指定する場合)、このオプションは省略できません。

ユーザ情報を変更する場合(-uオプションを指定する場合)、省略すると、すでに設定されている値が保持されます。  

-fullname  フルネーム

ユーザのフルネームを32バイト以内の文字列で指定します。

ユーザ情報を定義する場合(-aオプションを指定する場合)、このオプションは省略できません。

ユーザ情報を変更する場合(-uオプションを指定する場合)、省略すると、すでに設定されている値が保持されます。  

-surname  姓

ユーザの姓を16バイト以内の文字列で指定します。

ユーザ情報を定義する場合(-aオプションを指定する場合)、このオプションは省略できません。

ユーザ情報を変更する場合(-uオプションを指定する場合)、省略すると、すでに設定されている値が保持されます。  

-comment  コメント

ユーザに対するコメント(説明)を64バイト以内の文字列で指定します。

いったん設定したあとに設定値を消去する場合は、""と指定してください。

ユーザ情報を定義する場合(-aオプションを指定する場合)、省略すると、値は設定されません。

ユーザ情報を変更する場合(-uオプションを指定する場合)、省略すると、すでに設定されている値が保持されます。  

-belonggrp  所属グループ

ユーザが所属するユーザグループのユーザグループIDを指定します。

ユーザグループ情報の編集コマンド(lmedtusrgrpコマンド)で定義した、ユーザグループIDを指定してください。

複数のユーザグループに所属する場合、ユーザグループIDを「コロン(:)」で区切り指定します。

ユーザ情報を定義する場合(-aオプションを指定する場合)、このオプションは省略できません。

以下の場合、コマンドは異常終了します。

  • 定義していない所属グループを指定した場合

ユーザ情報を変更する場合(-uオプションを指定する場合)、省略すると、すでに設定されている値が保持されます。

以下の場合、コマンドは異常終了します。

  • 定義していない所属グループを指定した場合  

-grp  ユーザグループID

表示対象とするユーザグループIDを16バイト以内の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。

省略すると、すべてのユーザグループIDが表示対象となります。

[記述例]

ユーザ情報を定義する場合

ユーザID「user1」、パスワード「*****」、フルネーム「TAROU YAMADA」、姓「YAMADA」、コメント「開発1課」、所属グループ「usergrp1」と「usergrp2」を指定して、ユーザ情報を定義します。

lmedtusr -a user1 -password ***** -fullname "TAROU YAMADA" -surname YAMADA 
-comment "開発1課" -belonggrp usergrp1:usergrp2
ユーザ情報を変更する場合

ユーザID「user1」のユーザ情報で、所属グループを「usergrp3」に変更します。

lmedtusr -u user1 -password ***** -fullname "TAROU YAMADA" -surname YAMADA 
-belonggrp usergrp3
ユーザ情報を削除する場合

ユーザID「user1」のユーザ情報を削除します。

lmedtusr -r user1
ユーザ情報を一覧表示する場合

ユーザID「user1」のユーザ情報を一覧表示します。

lmedtusr -i user1

ユーザID「user1」のユーザ情報の一覧表示例(CSV形式)を、以下に示します。

一覧表示例の見方

CSV形式では、以下の順序で表示項目が表示されます。

ユーザID,フルネーム,姓,コメント,所属グループ

CSV形式の一覧表示例を、以下に示します。表示項目が存在しない場合でも「,(カンマ)」は、必ず表示されます。

User_ID,Fullname,Surname,Comment,Belong_Group
user1,TAROU YAMADA,YAMADA,開発1課,usergrp1:usergrp2

[復帰値]

復帰値については、以下を参照してください。
⇒“帳票管理サーバの環境設定コマンドの復帰値

[注意]