ここでは、ユーザ情報を編集するコマンドについて説明します。
lmedtusrgrpコマンド(ユーザグループ情報を編集する)
lmedtusrコマンド(ユーザ情報を編集する)
[機能]
ユーザグループ情報を編集(定義、変更、削除、一覧表示)します。
[記述形式]
コマンドの記述形式を示します。
[ ]は、省略できることを示します。
lmedtusrgrp -a ユーザグループID(ユーザグループ情報を定義する場合) -name ユーザグループ名 [ -comment コメント ] [ -envright List Managerの管理者権限 ]
lmedtusrgrp -u ユーザグループID(ユーザグループ情報を変更する場合) [ -name ユーザグループ名 ] [ -comment コメント ] [ -envright List Managerの管理者権限 ]
lmedtusrgrp -r ユーザグループID(ユーザグループ情報を削除する場合)
lmedtusrgrp -i [ ユーザグループID(ユーザグループ情報を一覧表示する場合) ] [ -envright List Managerの管理者権限 ]
[説明]
オプションについて説明します。
ユーザグループ情報の定義時に必ず指定します。
定義するユーザグループIDを16バイト以内の文字列で指定します。
以下の場合、コマンドは異常終了します。
-uオプション、-rオプション、または-iオプションと同時に指定した場合
定義するユーザグループ情報がすでに存在していた場合
ユーザグループ情報の変更時に必ず指定します。
変更するユーザグループIDを16バイト以内の文字列で指定します。
以下の場合、コマンドは異常終了します。
-aオプション、-rオプション、または-iオプションと同時に指定した場合
変更するユーザグループ情報が存在しなかった場合
ユーザグループIDのみ指定した場合
ユーザグループ情報の削除時に必ず指定します。
削除するユーザグループIDを16バイト以内の文字列で指定します。
ユーザ情報の所属グループに指定しているユーザグループ情報は削除できません。ユーザ情報の所属グループを変更したあと、削除します。ユーザ情報の所属グループを変更するには、ユーザ情報の編集コマンド(lmedtusrコマンド)の-uオプションを実行します。
ユーザ情報の編集コマンド(lmedtusrコマンド)については、以下を参照してください。
⇒“9.2.5.2 lmedtusrコマンド”
以下の場合、コマンドは異常終了します。
-aオプション、-uオプション、または-iオプションと同時に指定した場合
削除するユーザグループ情報が存在しなかった場合
削除するユーザグループ情報がList Manager管理データベースで管理されているユーザ情報で使用されている場合
条件を絞り込んで表示する場合、ユーザグループ情報の一覧表示時に必ず指定します。
一覧表示するユーザグループIDを16バイト以内の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。
ユーザグループIDを省略すると、すべてのユーザグループ情報が表示対象となります。
以下の場合、コマンドは異常終了します。
-aオプション、-uオプション、または-rオプションと同時に指定した場合
ユーザグループの名前を32バイト以内の文字列で指定します。
ユーザグループ情報を定義する場合(-aオプションを指定する場合)、このオプションは省略できません。
ユーザグループ情報を変更する場合(-uオプションを指定する場合)、省略すると、すでに設定されている値が保持されます。
ユーザグループに対するコメント(説明)を64バイト以内の文字列で指定します。
いったん設定したあとに設定値を消去する場合は、""と指定してください。
ユーザグループ情報を定義する場合(-aオプションを指定する場合)、省略すると、値は設定されません。
ユーザグループ情報を変更する場合(-uオプションを指定する場合)、省略すると、すでに設定されている値が保持されます。
環境設定および運用系操作を行う権限のあり/なしを指定します。
権限なし
権限あり
List Managerの管理者権限が「権限あり」の場合(このオプションに「1」を指定した場合)、許可する操作については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 スタートガイド”の“1.5.4.3 ユーザグループの権限”を参照してください。
ユーザグループ情報を定義する場合(-aオプションを指定する場合)、省略すると、「0」が指定されます。
ユーザグループ情報を変更する場合(-uオプションを指定する場合)、省略すると、すでに設定されている値が保持されます。
ユーザグループ情報を一覧表示する場合(-iオプションを指定する場合)、省略すると、すべてのList Managerの管理者権限が表示対象となります。
[記述例]
ユーザグループID「usergrp1」、ユーザグループ名「開発1課」、List Managerの管理者権限「権限あり」を指定して、ユーザグループ情報を定義します。
lmedtusrgrp -a usergrp1 -name "開発1課" -envright 1
ユーザグループID「usergrp1」のユーザグループ情報で、List Managerの管理者権限を「権限なし」に変更します。
lmedtusrgrp -u usergrp1 -envright 0
ユーザグループID「usergrp1」のユーザグループ情報を削除します。
lmedtusrgrp -r usergrp1
ユーザグループID「usergrp1」のユーザグループ情報を一覧表示します。
lmedtusrgrp -i usergrp1
ユーザグループID「usergrp1」のユーザグループ情報の一覧表示例(CSV形式)を、以下に示します。
CSV形式では、以下の順序で表示項目が表示されます。
ユーザグループID,ユーザグループ名,List Managerの管理者権限,コメント
CSV形式の一覧表示例を、以下に示します。表示項目が存在しない場合でも「,(カンマ)」は、必ず表示されます。
User_Group_ID,User_Group_Name,Authority,Comment usergrp1,開発1課,1,
[復帰値]
復帰値については、以下を参照してください。
⇒“帳票管理サーバの環境設定コマンドの復帰値”
[注意]
-aオプション、-uオプション、-rオプション、または-iオプションのいずれかを指定する必要があります。
コマンドを実行するには、List Managerの管理者権限が必要です。
List Managerであらかじめ用意された以下のユーザグループに対しては、変更/削除を行うことはできません。
「lmadmin」というList Managerの管理者としてのユーザグループ
「lmuser」というList Managerの一般としてのユーザグループ
[機能]
ユーザ情報を編集(定義、変更、削除、一覧表示)します。
[記述形式]
コマンドの記述形式を示します。
[ ]は、省略できることを示します。
lmedtusr -a ユーザID(ユーザ情報を定義する場合) -password パスワード -fullname フルネーム -surname 姓 [ -comment コメント ] -belonggrp 所属グループ
lmedtusr -u ユーザID(ユーザ情報を変更する場合) [ -password パスワード ] [ -fullname フルネーム ] [ -surname 姓 ] [ -comment コメント ] [ -belonggrp 所属グループ ]
lmedtusr -r ユーザID(ユーザ情報を削除する場合)
lmedtusr -i [ ユーザID(ユーザ情報を一覧表示する場合) ] [ -grp ユーザグループID ]
[説明]
オプションについて説明します。
ユーザ情報の定義時に必ず指定します。
定義するユーザIDを16バイト以内の文字列で指定します。
以下の場合、コマンドは異常終了します。
-uオプション、-rオプション、または-iオプションと同時に指定した場合
定義するユーザ情報がすでに存在していた場合
ユーザ情報の変更時に必ず指定します。
変更するユーザIDを16バイト以内の文字列で指定します。
以下の場合、コマンドは異常終了します。
-aオプション、-rオプション、または-iオプションと同時に指定した場合
変更するユーザ情報が存在しなかった場合
ユーザIDのみ指定した場合
ユーザIDがlmadminで所属グループにlmadminが含まれていない場合
ユーザIDがlmuserで所属グループにlmuserが含まれていない場合
ユーザ情報の削除時に必ず指定します。
削除するユーザIDを16バイト以内の文字列で指定します。
以下の場合、コマンドは異常終了します。
-aオプション、-uオプション、または-iオプションと同時に指定した場合
削除するユーザ情報が存在しなかった場合
ユーザIDにlmadmin、lmuserを指定した場合
条件を絞り込んで表示する場合、ユーザ情報の一覧表示時に必ず指定します。
一覧表示するユーザIDを16バイト以内の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。
ユーザIDを省略すると、すべてのユーザ情報が表示対象となります。
以下の場合、コマンドは異常終了します。
-aオプション、-uオプション、または-rオプションと同時に指定した場合
ユーザのパスワードを16バイト以内の文字列で指定します。
ユーザ情報を定義する場合(-aオプションを指定する場合)、このオプションは省略できません。
ユーザ情報を変更する場合(-uオプションを指定する場合)、省略すると、すでに設定されている値が保持されます。
ユーザのフルネームを32バイト以内の文字列で指定します。
ユーザ情報を定義する場合(-aオプションを指定する場合)、このオプションは省略できません。
ユーザ情報を変更する場合(-uオプションを指定する場合)、省略すると、すでに設定されている値が保持されます。
ユーザの姓を16バイト以内の文字列で指定します。
ユーザ情報を定義する場合(-aオプションを指定する場合)、このオプションは省略できません。
ユーザ情報を変更する場合(-uオプションを指定する場合)、省略すると、すでに設定されている値が保持されます。
ユーザに対するコメント(説明)を64バイト以内の文字列で指定します。
いったん設定したあとに設定値を消去する場合は、""と指定してください。
ユーザ情報を定義する場合(-aオプションを指定する場合)、省略すると、値は設定されません。
ユーザ情報を変更する場合(-uオプションを指定する場合)、省略すると、すでに設定されている値が保持されます。
ユーザが所属するユーザグループのユーザグループIDを指定します。
ユーザグループ情報の編集コマンド(lmedtusrgrpコマンド)で定義した、ユーザグループIDを指定してください。
複数のユーザグループに所属する場合、ユーザグループIDを「コロン(:)」で区切り指定します。
ユーザ情報を定義する場合(-aオプションを指定する場合)、このオプションは省略できません。
以下の場合、コマンドは異常終了します。
定義していない所属グループを指定した場合
ユーザ情報を変更する場合(-uオプションを指定する場合)、省略すると、すでに設定されている値が保持されます。
以下の場合、コマンドは異常終了します。
定義していない所属グループを指定した場合
表示対象とするユーザグループIDを16バイト以内の文字列で指定します。このとき、ワイルドカード文字「クエスチョンマーク(?)」および「アスタリスク(*)」を指定できます。
省略すると、すべてのユーザグループIDが表示対象となります。
[記述例]
ユーザID「user1」、パスワード「*****」、フルネーム「TAROU YAMADA」、姓「YAMADA」、コメント「開発1課」、所属グループ「usergrp1」と「usergrp2」を指定して、ユーザ情報を定義します。
lmedtusr -a user1 -password ***** -fullname "TAROU YAMADA" -surname YAMADA -comment "開発1課" -belonggrp usergrp1:usergrp2
ユーザID「user1」のユーザ情報で、所属グループを「usergrp3」に変更します。
lmedtusr -u user1 -password ***** -fullname "TAROU YAMADA" -surname YAMADA -belonggrp usergrp3
ユーザID「user1」のユーザ情報を削除します。
lmedtusr -r user1
ユーザID「user1」のユーザ情報を一覧表示します。
lmedtusr -i user1
ユーザID「user1」のユーザ情報の一覧表示例(CSV形式)を、以下に示します。
CSV形式では、以下の順序で表示項目が表示されます。
ユーザID,フルネーム,姓,コメント,所属グループ
CSV形式の一覧表示例を、以下に示します。表示項目が存在しない場合でも「,(カンマ)」は、必ず表示されます。
User_ID,Fullname,Surname,Comment,Belong_Group user1,TAROU YAMADA,YAMADA,開発1課,usergrp1:usergrp2
[復帰値]
復帰値については、以下を参照してください。
⇒“帳票管理サーバの環境設定コマンドの復帰値”
[注意]
-aオプション、-uオプション、-rオプション、または-iオプションのいずれかを指定する必要があります。
コマンドを実行するには、List Managerの管理者権限が必要です。