List Manager管理データベースの運用には、以下のパターンがあります。
帳票管理サーバとList Manager管理データベースを同一マシンで運用する場合
帳票管理サーバとList Manager管理データベースを別マシンで運用する場合
本書では、List Manager管理データベースの運用によって設定が異なる場合にのみ、以下のように説明を分けて記述しています。
帳票管理サーバとList Manager管理データベースを同一マシンで運用する場合
帳票管理サーバとList Manager管理データベースを別マシンで運用する場合
帳票管理サーバとList Manager管理データベースは、同じ種類のオペレーティングシステムで運用してください。
以下に、List Manager管理データベースの運用パターンと環境構築の参照先を示します。
使用するList Manager管理データベースの種類 | 帳票管理サーバとList Manager管理データベースの運用 | 環境構築の参照先 | |
---|---|---|---|
同一マシンでの運用 | 別マシンでの運用 | ||
Symfoware(帳票管理サーバがWindowsの場合) | ○ | ○ | |
Symfoware(帳票管理サーバがSolarisの場合) | ○ | ○ | |
Symfoware(帳票管理サーバがLinuxの場合) | ○ | ○ | |
Oracle(帳票管理サーバがWindowsの場合) | ○ | ○ | |
Oracle(帳票管理サーバがSolarisの場合) | ○ | ○ | |
Oracle(帳票管理サーバがLinuxの場合) | ○ | ○ |
○:運用できる
Oracleの環境構築を行う場合に利用するOracleの各コマンドの詳細は、Oracleに添付のオンラインマニュアルを参照してください。
List Managerの運用中は、トラブルなどに備えて、定期的に資源のバックアップが必要です。
オンラインバックアップ機能を使用することで、List Managerの運用を停止させることなく List Managerの資源をバックアップすることができます。
注意
オンラインバックアップ機能は、List Manager管理データベースがOracleの場合のみ使用できます。
ここでは、オンラインバックアップ機能を使用しない場合と使用する場合のList Managerの資源のバックアップ方法について説明します。
オンラインバックアップ機能を使用しない場合、帳票データファイルをディスク(ファイルシステム)上で管理しているので、帳票データファイルとList Manager管理データベースの同期を取ることができず、資源をバックアップするにはList Managerの運用を停止する必要があります。
ユーザアプリケーションを実行すると、ユーザアプリケーションの指定にしたがって帳票が生成されます。
帳票管理サーバのディスク(ファイルシステム)上に帳票データファイル(帳票出力時に必要となる帳票資源や情報)が配置されます。
帳票データファイルとList Manager管理データベースの情報を同期させるために、List Mangaerの運用を停止します。
帳票データファイルおよびList Manager管理データベースをそれぞれバックアップします。
オンラインバックアップ機能を使用すると、帳票登録時に、帳票データファイルもList Manager管理データベースに格納されるため、常にList Manager管理データベースと帳票データファイルの同期がとれます。そのため、List Managerの運用を停止させることなく資源をバックアップできます。
ユーザアプリケーションを実行すると、ユーザアプリケーションの指定にしたがって帳票が生成されます。
帳票データファイル(帳票出力時に必要となる帳票資源や情報)がList Manager 管理データベースに登録(格納)されます。
List Manager管理データベースをバックアップします。