ページの先頭行へ戻る
Interstage List Works for Modernization V11.0.0 帳票印刷配信機能セットアップガイド

2.1 List Manager管理データベースの運用

List Manager管理データベースの運用には、以下のパターンがあります。

本書では、List Manager管理データベースの運用によって設定が異なる場合にのみ、以下のように説明を分けて記述しています。

  以下に、List Manager管理データベースの運用パターンと環境構築の参照先を示します。

List Manager管理データベースの運用パターンと環境構築の参照先

使用するList Manager管理データベースの種類

帳票管理サーバとList Manager管理データベースの運用

環境構築の参照先

同一マシンでの運用

別マシンでの運用

Symfoware(帳票管理サーバがWindowsの場合)

⇒“2.2 Symfoware(帳票管理サーバがWindows)の場合

Symfoware(帳票管理サーバがSolarisの場合)

⇒“2.3 Symfoware(帳票管理サーバがSolaris)の場合

Symfoware(帳票管理サーバがLinuxの場合)

⇒“2.4 Symfoware(帳票管理サーバがLinux)の場合

Oracle(帳票管理サーバがWindowsの場合)

⇒“2.5 Oracle(帳票管理サーバがWindows)の場合

Oracle(帳票管理サーバがSolarisの場合)

⇒“2.6 Oracle(帳票管理サーバがSolaris)の場合

Oracle(帳票管理サーバがLinuxの場合)

⇒“2.7 Oracle(帳票管理サーバがLinux)の場合

○:運用できる


Oracleの環境構築を行う場合に利用するOracleの各コマンドの詳細は、Oracleに添付のオンラインマニュアルを参照してください。


オンラインバックアップ機能とは

List Managerの運用中は、トラブルなどに備えて、定期的に資源のバックアップが必要です。

オンラインバックアップ機能を使用することで、List Managerの運用を停止させることなく List Managerの資源をバックアップすることができます。

注意

オンラインバックアップ機能は、List Manager管理データベースがOracleの場合のみ使用できます。

ここでは、オンラインバックアップ機能を使用しない場合と使用する場合のList Managerの資源のバックアップ方法について説明します。

オンラインバックアップ機能を使用しない場合

オンラインバックアップ機能を使用しない場合、帳票データファイルをディスク(ファイルシステム)上で管理しているので、帳票データファイルとList Manager管理データベースの同期を取ることができず、資源をバックアップするにはList Managerの運用を停止する必要があります。

  1. ユーザアプリケーションを実行すると、ユーザアプリケーションの指定にしたがって帳票が生成されます。

  2. 帳票管理サーバのディスク(ファイルシステム)上に帳票データファイル(帳票出力時に必要となる帳票資源や情報)が配置されます。

  3. 帳票データファイルとList Manager管理データベースの情報を同期させるために、List Mangaerの運用を停止します。

  4. 帳票データファイルおよびList Manager管理データベースをそれぞれバックアップします。

オンラインバックアップ機能を使用する場合

オンラインバックアップ機能を使用すると、帳票登録時に、帳票データファイルもList Manager管理データベースに格納されるため、常にList Manager管理データベースと帳票データファイルの同期がとれます。そのため、List Managerの運用を停止させることなく資源をバックアップできます。

  1. ユーザアプリケーションを実行すると、ユーザアプリケーションの指定にしたがって帳票が生成されます。

  2. 帳票データファイル(帳票出力時に必要となる帳票資源や情報)がList Manager 管理データベースに登録(格納)されます。

  3. List Manager管理データベースをバックアップします。