帳票管理サーバがSolarisでList Manager 管理データベースにOracleを使用する場合の環境構築について、説明します。
⇒ ここでは、手順の概略を説明します。Oracleの環境設定の詳細については、Oracle Databaseのマニュアルを参照してください。
注意
Oracleの環境設定では、Oracle 19cを基本に説明していますが、詳細はOracle Databaseのマニュアルを参照して、手順を確認してください。
リカバリ構成、プロセス数、キャラクタ・セット、ユーザ名以外の項目については、運用によって変更しても問題ありません。
なお、Oracleでは、オンラインバックアップ機能を利用して、トラブルなどに備えた資源のバックアップを行うことができます。
⇒ オンラインバックアップ機能の概要については、“オンラインバックアップ機能とは”を参照してください。
以下の手順で、List Manager 管理データベースを構築します。
List Manager 管理データベース環境の構築完了後は、“第3章 帳票管理サーバの環境構築”からセットアップを継続してください。
List Manager管理データベースの運用パターンごとに構築を実施するマシンが、以下のように異なります。
設定内容 | List Manager 管理データベースを帳票管理サーバで運用する場合 | List Manager 管理データベースを帳票管理サーバとは別マシンで運用する場合(*1) | |
---|---|---|---|
帳票管理サーバ | データベースサーバ | ||
(1) ディスクスペースの見積もり | ○ | - | ○ |
(2) REDOログファイル格納先の作成 (*2) | ○ | - | ○ |
(3) ディレクトリの作成 | ○ | - | ○ |
(4) カーネルパラメーターの編集 | ○ | - | ○ |
(5) 環境変数の設定 | ○ | ○ | ○ |
(6) リスナーの作成 | ○ | - | ○ |
(7) データベースの作成 | ○ | - | ○ |
(8) リスナーの設定 | ○ | - | ○ |
(9) ユーザの作成 | ○ | - | ○ |
(10) サービス・ネーミングの設定 | ○ | ○ | ○ |
(11) 表領域の作成 | ○ | - | ○ |
(12) List Manager 管理データベースのテーブル作成と動作確認 | ○ | - | ○ |
(13) データベースの自動起動の設定 | ○ | - | ○ |
(14) クライアントの接続設定 | - | ○ | - |
○:実施
-:不要
*1:
マルチサーバ運用も含みます。
*2:
オンラインバックアップ機能を使用する場合のみ実施します。
注意
FTPを利用して、データベースサーバにスクリプトを転送する場合は、必ずバイナリモードで転送してください。