機能説明
本コマンドは、監視ポリシーの互換モードだけ使用可能です。本コマンドは、運用管理サーバにノードごとに登録されているポリシーのうち、イベント監視の条件/アクション環境設定/監視ログファイル設定/メール連携環境設定を、指定されたディレクトリに切り出してコピーします。ディレクトリに作成されたファイルを、別の運用管理サーバにポリシーとして登録したり、部門管理サーバ/業務サーバにオフラインで設定することができます。ポリシーとして登録する場合は、poin1コマンドを使用します。オフラインで設定する場合は、poin2コマンドを使用します。
記述形式
poout | -n NodeName|-i IPADDR|-f FolderName -d DirName |
オプション
ポリシーを設定したノードの表示名を指定します。(互換モード)
ポリシーを設定したノードのIPアドレスを指定します。(互換モード)
ポリシーを設定したフォルダの表示名を指定します。(互換モード)
定義を出力するディレクトリ名をフルパスで指定します。定義は指定したディレクトリ配下に「MpAosfB」ディレクトリを作成し、出力します。
復帰値
正常終了
コマンドの実行権がありません。または、指定したオプションが正しくありません。
指定されたノードまたはフォルダにはポリシーが設定されていません。
ファイルのコピーに失敗しました(ディレクトリ名異常/アクセス権なし)。
Systemwalkerが起動されていません。
システムエラーが発生しました。
参照
コマンド格納場所
Windows | Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin |
Solaris | /opt/FJSVfwaos/usr/bin |
実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
Administrator権限/DmAdmin権限が必要です。
運用管理サーバで実行可能です。
【Solaris/Linux】
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバで実行可能です。
注意事項
定義を出力するディレクトリは、あらかじめ用意してください。
本コマンドを起動する場合、Systemwalkerが起動されている必要があります。
ポリシーを移出するフォルダの表示名が重複していた場合には、本コマンドでポリシーを移出することはできません。その場合には、フォルダ内のそれぞれのノードに対して、ポリシーを移出してください。
ポリシーを移出するノードの表示名が重複していた場合には、本コマンドでポリシーを移出することはできません。その場合には、表示名ではなく、ノードのIPアドレスを指定してください。
以下の場合、本コマンドは使用しないでください。
イベント監視の定義画面([イベント監視の条件定義]画面、[アクション環境設定]画面)によるイベント監視の条件のポリシー定義更新中
イベント監視の条件のポリシー配付中
poin1コマンドによるイベント監視の条件のポリシー定義更新中
[イベント監視の条件定義]画面において、運用管理サーバで管理するポリシーからはずした定義については、移出できません。
使用例1
【Windows版】
ノード「名古屋支店」に設定されているポリシーを、ディレクトリ「a:\nagoya」に切り出します。
poout -n 名古屋支店 -d a:\nagoya
【Solaris版/Linux版】
ノード「名古屋支店」に設定されているポリシーを、ディレクトリ「/tmp/nagoya」に切り出します。
poout -n 名古屋支店 -d /tmp/nagoya
使用例2
【Windows版】
フォルダ「名古屋」に設定されているポリシーを、ディレクトリ「a:\nagoya」に切り出します。
poout -f 名古屋 -d a:\nagoya
【Solaris版/Linux版】
フォルダ「名古屋」に設定されているポリシーを、ディレクトリ「/tmp/nagoya」に切り出します。
poout -f 名古屋 -d /tmp/nagoya