補助メッセージリストの登録方法を説明します。被監視システムがMSPおよびXSPの場合は、メッセージの発生を日本語で通知することができます。通常、被監視システムからのメッセージは英語であり、監視イベント一覧、または[メッセージ一覧]ウィンドウでは、英語メッセージを監視します。メッセージを日本語で監視したい場合は、メッセージに対して日本語の補助メッセージを登録します。補助メッセージを登録したメッセージが発生すると、[システム状態]ウィンドウに、登録した日本語メッセージが表示されます。
どのメッセージをどの補助メッセージで監視するかは、MC/FSOCKETで定義しますが、そのためには、あらかじめ、表示する補助メッセージの一覧を作成する必要があります。
補助メッセージリストの利用概要を“補助メッセージリストの利用概要”に示します。
図2.7 補助メッセージリストの利用概要
この定義では、表示したい日本語メッセージテキストを登録すると同時に、それぞれの行番号に補助メッセージ番号を対応させます。
これを補助メッセージリストと呼びます。一方、被監視システムのMC/FSOCKETでは、この補助メッセージリストをもとに、日本語通知したいメッセージに補助メッセージ番号を付けます。
被監視システムで当該メッセージが発生すると、MC/FSOCKETにより、メッセージに補助メッセージ番号が付けられて送信されます。
Systemwalker Centric Manager GEEでは、受信したメッセージの補助メッセージ番号を、ここで定義した補助メッセージリストと照らし合わせることにより、対応する日本語の補助メッセージで通知します。
Systemwalker Centric Manager GEEでは、補助メッセージ番号1から100を予約しており、標準的な補助メッセージを用意しています。そのメッセージの内容については“補助メッセージ”を参照してください。補助メッセージリストでは“補助メッセージ”に示す以外の補助メッセージを使う場合に定義します。
標準定義
補助メッセージリスト登録ファイルの標準定義が、下記のファイルに設定されています。
文字コードの環境 | ファイル名 |
---|---|
SJIS環境 | opasubmsg.sjis |
EUC環境 | opasubmsg.euc |
UTF-8環境 | opasubmsg.utf8 |
英語環境 | opasubmsg.eng |
利用環境に応じて、上記のファイル名前を「opasubmsg」に変更することにより標準定義で動作が可能になります。
補助メッセージリスト登録ファイル
補助メッセージリスト登録ファイル「/etc/opt/FJSVsagt/opasubmsg」に補助メッセージを定義します。本定義はSystemwalker Centric Managerの再起動時に有効となります。補助メッセージリスト登録ファイルを変更した場合、Systemwalker Centric Managerを再起動してください。
以下の形式で定義してください。
SubmsgText
補助メッセージテキストの文字列は、下記の長さ以内で指定します。
文字コード | 長さ |
---|---|
EUC、SJIS | 60バイト以内 |
UTF-8 | 120バイト以内 |
行番号が補助メッセージ番号に対応します。定義したメッセージ文は、“被監視システムの状態を監視する”で説明するように、[システム状態]ウィンドウ内に表示されます。
注意
運用管理サーバがUTF-8環境の場合、入力した記事の長さが、UTF-8に変換した後に120バイト以内に収まるように再設定してください。
UTF-8環境を利用する場合の注意について説明します。
UTF-8の特徴は、以下の2点があります。
EUCやSJISでは表示できない文字が含まれます。
文字列を入力する際に必要なデータ量(バイト数)が、SJISに比べて多くなります。