グローバルサーバからUNIX/IAサーバへデータを転送する場合には、KJUAMFTFのSEND機能を利用します。
KJUAMFTFのSEND機能についての制御文を説明します。
PRIMEFORCEの共用ディスクを使用する場合
空白を指定する。* を指定した場合、その行すべてをコメントとします。
パラメタの記述は、2カラム目から開始してください。
パラメタは、以下のとおり指定してください。
"PRIMEFORCEDISK(unit)"と指定してください。
データ転送用ボリュームの装置アドレスまたは装置名を指定してください。
MSPの場合は、装置アドレスを指定してください。
XSPの場合は、装置名を指定してください。
以降はETERNUS ディスクアレイ、F6494/F6495/F6496/F6497の場合の2行目以降と同じです。
最終行を除いて"-"を指定します。
指定した場合、無視します。
ETERNUS ディスクアレイ、F6494/F6495/F6496/F6497を使用する場合
空白を指定する。* を指定した場合、その行すべてをコメントとします。
パラメタの記述は、2カラム目から開始してください。
パラメタは、以下のとおり指定してください。
"CKDDISK(volume)"と指定してください。
データ転送用ボリュームのボリューム通し番号を指定してください。
文字で"SEND"と指定します。
これにより、グローバルサーバからUNIX/IAサーバへファイルを送信することができます。
また、レコードの区切り文字を SEND につづけて括弧で囲んで指定することができます。
区切り文字は、1~4バイトの16進数で指定を行います。
それ以上の場合はエラーとなります。
例
SEND(0D0A)
SEND(0A)
UNIX/IAサーバ側の種類によって異なります。
UNIX/IAサーバのアカウント名を指定します。
このアカウントの権限でファイルの作成を行います。
アカウント名の長さは、最大32バイトです。
相手側がWindowsであることを示すため、"WINDOWS"と指定してください。
サーバのOSの種類によって異なります。
フィルターコマンドの指定を行います。
この行は省略できます。
ユーザが作成したフィルターコマンドを実行する場合は、そのコマンドを"CMD="の後に最大66文字以内で指定します。
このフィルターコマンドの復帰コードが0以外の場合は、エラー終了したとみなします。
ただし、フィルターコマンド復帰コード変換ファイルに指定がある場合は、利用者の任意の復帰コードに変換されます。フィルターコマンドの出力先により、以下のとおり指定します。
標準出力の場合
コマンド(またはシェルスクリプト)を指定します。XLデータムーバは、標準出力を指定されたファイル名に切り替えてフィルターコマンドを実行します。
ファイル出力の場合
コマンド(またはシェルスクリプト)を指定します。そのコマンドには、出力ファイル名の代わりに "@"を指定します。XLデータムーバは、この"@"を指定されたファイル名で置き換えてフィルターコマンドを実行します。
フィルターコマンドを実行しない場合は、この行を省略してください。または、"CMD="の後に1バイトの空白("CMD= ")を指定してください。
例
標準出力 :CMD=絶対パス指定によるフィルターコマンド
ファイル出力:CMD=絶対パス指定によるフィルターコマンド @
指定せず :CMD=
コマンドは、絶対パス名で指定してください。
また、コマンドのファイル名やディレクトリ名に空白が存在する場合には、名前を「 " 」(ダブルクォート)または「 ' 」(シングルクォート)で囲んで (IAサーバのコマンドの場合には、「 " 」(ダブルクォート)で囲んでください) シェル解析できるように指定してください。
注意
以下の場合は必ず標準出力を指定してください。ファイル出力の "@" は指定できません。
・Solaris OSのフィルターコマンドとして"SIMPLIA/TF-MDPORT V4L2 標準コード変換対応版"を使用する場合
・Windows のフィルターコマンドとして"SIMPLIA/TF-MDPORT Pro"を使用する場合
UNIX/IAサーバのファイル名を絶対パスで指定します。
グローバルサーバの順データセットから、ここに指定したファイルにデータを転送します。
ファイル名は最大256バイトです。
送信先のUNIX/IAサーバ上に、ここに指定したファイルおよびディレクトリが存在しない場合、新しく作成します。(UNIXサーバ側のセキュリティおよびパーミッションについては、ユーザ認証の新規作成ファイルのパーミッションの設定を参照)
また、ファイルが存在する場合は上書きします。
送信先サーバがIAサーバの場合、ネットワークドライブ配下にデータを転送することはできませんので、ここにネットワークドライブ配下のファイルを指定しないでください。
フィルターコマンドの記述を省略した場合、この行が4行目となります。
最終行を除いて"-"を指定します。
指定した場合、無視します。