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ETERNUS SF XL-DATA/MV 13 使用手引書
FUJITSU Storage

4.1.4 ユーザ認証

XLデータムーバでは、データ転送が可能なユーザを限定するため、XLデータムーバ独自の認証によりユーザを管理しています。

このため、使用するグローバルサーバ側のUSER IDをサーバシステム側の利用者登録ファイル .mftf(Windows の場合は、mftf.ini)に登録しておく必要があります。

実際のデータ転送実行時に比較し、登録されていなければエラーとなります。

サーバシステム側の利用者登録ファイルに登録するUSER IDは、以下のとおりです。

なお、グローバルサーバ側のUSER IDを、サーバシステム側のアカウントとして登録する必要はありません。

クライアントシステム

利用者登録ファイルに登録するUSER ID

MSP

JOB文のUSERパラメタに指定するUSER ID

XSP

XSPのUSER IDに示すUSER ID

OS/390

SYSIN DD文で指定するKEYWORD

ユーザ認証迂回機能

サーバシステム側の設定によりユーザ認証の迂回が可能です。

ユーザ認証迂回機能の具体的な設定方法については、データ転送用利用者登録を参照してください。

サーバシステム側のアカウントの指定

新規作成ファイルのパーミッションの設定

UNIXサーバへのデータ転送で、新規にファイルを作成する場合、上位ディレクトリが存在しない場合では、ディレクトリも作成します。

その際に、新規に作成したディレクトリは、パーミッションを任意に設定することはできず、755で固定です。しかし、ファイルのパーミッションは任意に設定することができます。

これは、グローバルサーバ側のUSER IDごとにumask値を設定することにより行います。

umask値のデフォルトは133です。フィルターコマンドを使用し、そのフィルターコマンドがディレクトリを作成する場合は実行権が必要です。必要に応じて変更してください。

また、新規に作成したファイルの所有者は、上記のデータ転送実行時に指定されたアカウントになります。

なお、既存のファイルに書き込む場合、パーミッションは変更されません。

上記に関する具体的な設定方法等については、データ転送用利用者登録を参照してください。