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ETERNUS SF XL-DATA/MV 13 使用手引書
FUJITSU Storage

4.2.3 KJUAMFTF(RECEIVE)制御文

UNIX/IAサーバからグローバルサーバへデータを転送する場合には、KJUAMFTFのRECEIVE機能を利用します。

KJUAMFTFのRECEIVE機能についての制御文を説明します。

PRIMEFORCEの共用ディスクを使用する場合

1カラム目

空白を指定する。* を指定した場合、その行すべてをコメントとします。

2~71カラム目

パラメタの記述は、2カラム目から開始してください。

パラメタは、以下のとおり指定してください。

1行目

"PRIMEFORCEDISK(unit)"と指定してください。

unit

データ転送用ボリュームの装置アドレスまたは装置名を指定してください。

MSPの場合は、装置アドレスを指定してください。

XSPの場合は、装置名を指定してください。

2行目

以降はETERNUS ディスクアレイ、F6494/F6495/F6496/F6497の場合の2行目以降と同じです。

72カラム目

最終行を除いて"-"を指定します。

73~80カラム目

指定した場合、無視します。

ETERNUS ディスクアレイ、F6494/F6495/F6496/F6497を使用する場合

1カラム目

空白を指定する。* を指定した場合、その行すべてをコメントとします。

2~71カラム目

パラメタの記述は、2カラム目から開始してください。

パラメタは、以下のとおり指定してください。

1行目

"CKDDISK(volume)"と指定してください。

volume

データ転送用ボリュームのボリューム通し番号を指定してください。

2行目

文字で"RECEIVE"と指定します。

これにより、UNIX/IAサーバからグローバルサーバにファイルを受信することができます。

また、レコードの区切り文字を RECEIVE につづけて括弧で囲んで指定することができます。

区切り文字は、1~4バイトの16進数で指定を行います。

それ以上の場合はエラーとなります。

RECEIVE(0D0A)

RECEIVE(0A)

3行目

UNIX/IAサーバ側の種類によって異なります。

Solaris OS、HP-UX、AIX、Linux の場合

UNIX/IAサーバのアカウント名を指定します。

このアカウントの権限でファイルの読み込みを行います。

アカウント名の長さは、最大32バイトです。

Windows の場合

UNIX/IAサーバがWindowsであることを示すため、"WINDOWS"と指定してください。

4行目以降

サーバのOSの種類によって異なります。

MSP、XSP の場合
4行目

フィルターコマンドの指定を行います。

この行は省略できます。

ユーザが作成したフィルターコマンドを実行する場合は、そのコマンドを"CMD="の後に最大66文字以内で指定します。

このフィルターコマンドの復帰コードが0以外の場合は、エラー終了したとみなします。

ただし、フィルターコマンド復帰コード変換ファイルに指定がある場合は、利用者の任意の復帰コードに変換されます。

フィルターコマンドの入力元により、以下のとおり指定します。

標準入力の場合

コマンド(またはシェルスクリプト)を指定します。XLデータムーバは、標準入力を指定されたファイル名に切り替えてフィルターコマンドを実行します。

ファイル入力の場合

コマンド(またはシェルスクリプト)を指定します。そのコマンドには、入力ファイル名の代わりに "@"を指定します。XLデータムーバは、この"@"を指定されたファイル名で置き換えてフィルターコマンドを実行します。

フィルターコマンドを実行しない場合は、この行を省略してください。または、"CMD="の後に1バイトの空白("CMD= ")を指定してください。

標準入力 :CMD=絶対パス指定によるフィルターコマンド

ファイル入力:CMD=絶対パス指定によるフィルターコマンド @

指定せず :CMD=

コマンドは、絶対パス名で指定してください。

注意

以下の場合は必ず標準入力を指定してください。ファイル入力の "@"は指定できません。

・Solaris OSのフィルターコマンドとして"SIMPLIA/TF-MDPORT V4L2 標準コード変換対応版"を使用する場合

・Windows のフィルターコマンドとして"SIMPLIA/TF-MDPORT Pro"を使用する場合

5行目

UNIX/IAサーバのファイル名を絶対パスで指定します。

このファイルをグローバルサーバで受信します。

ファイル名は最大256バイトです。

受信元サーバがIAサーバの場合、ネットワークドライブ配下にデータ転送することはできませんので、ここにネットワークドライブ配下のファイルを指定しないでください。

フィルターコマンドの記述を省略した場合、この行が4行目となります。

OS/390 の場合
4行目

KEYWORDを指定します。KEYWORDは最大7バイトです。

このKEYWORDはオープン側の".mftf"ファイル(Windows の場合は、"mftf.ini"ファイル)のKEYWORDと同じユーザ名を指定してください。OS/390の場合、ユーザ名は、"KEYWORD"です。

5行目

MSP、XSPの 場合”の4行目と同じです。

6行目

MSP、XSPの 場合”の5行目と同じです。

72カラム目

最終行を除いて"-"を指定します。

73~80カラム目

指定した場合、無視します。