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Symfoware Server V12.7.0 データベース二重化導入運用ガイド
FUJITSU Software

10.5.1 ロググループの追加

DBミラーリングシステムの対象となるロググループを追加する場合は、ロググループを作成し、DCUを構築します。DCUの構築はDBミラーリングサービスを再開する前に実施します。

ロググループの追加手順を以下に示します。

操作の手順

データベースサーバ1の操作

  1. DBミラーリングサービスの通常停止を行います。

    > dxsvstop
  2. データベースサーバを停止します。

  3. モニタデーモンを停止します。

    > dxstop
  4. モニタデーモンのサービスをWindowsサービスから削除します。

    > dxservice -d
  5. ユーザロググループを追加します。

  6. データベースサーバを起動します。

  7. データベースおよびデータを創成します。

  8. データベースサーバを停止します。

  9. RLP動作環境ファイルを編集します。

  10. RLP定義ファイルを編集します。

  11. セットアップスクリプトdxcrtrlp.batを利用して、主系RLPのRLMおよびRLCを作成します。

    > dxcrtrlp.bat -d 主系RLPのRLP定義ファイル -p 主系RLPのRLP名 -m origin
  12. セットアップスクリプトdxcrtrlp.batを利用して、従系RLPのRLMおよびRLCを作成します

    > dxcrtrlp.bat -d 従系RLPのRLP定義ファイル -p 従系RLPのRLP名 -m duplicate
  13. モニタデーモンのサービスをWindowsサービスに登録します。
    このとき、モニタデーモンの自動起動の設定は解除されます。自動起動が必要な場合は、Windowsサービスの設定を変更してください。

    > dxservice -r
  14. モニタデーモンを起動します。

    > dxstart
  15. データベースサーバを起動します。

  16. セットアップスクリプトdxmakemndb.batを利用して、RLP管理オブジェクトを作成します。

    > dxmakemndb.bat -d 主系RLPのRLP定義ファイル -p 主系RLPのRLP名
    > dxmakemndb.bat -d 従系RLPのRLP定義ファイル -p 従系RLPのRLP名
  17. 従系RLPのRERUNログ引継ぎファイルを作成します。

    > rdbbccntf -I -p 従系RLPのRLP名  -c 容量 
  18. 追加したロググループ配下のDSIと順序について、ノード間のデータベース資源の関連付けを行います。
    なお、順序を追加した場合は、“順序の追加と再作成の流れ”のデータベース資源の関連付けの手順を行ってください。

  19. BC管理DBのメモリ常駐を行います。

  20. DBミラーリングサービスを開始します。

    > dxsvstart -c

データベースサーバ2の操作

  1. 以下のメッセージにより、正系ノードでのdxsvstopコマンド実行による副系ノードのDBミラーリングサービスの停止を確認します。

    12136: 相手ノードからの要求によりDBミラーリングサービスを通常停止しました
  2. データベースサーバを停止します。

  3. モニタデーモンを停止します。

    > dxstop
  4. モニタデーモンのサービスをWindowsサービスから削除します。

    > dxservice -d
  5. ユーザロググループを追加します。

  6. データベースサーバを起動します。

  7. データベースおよびデータを創成します。

  8. データベースサーバを停止します。

  9. RLP動作環境ファイルを編集します。

  10. RLP定義ファイルを編集します。

  11. セットアップスクリプトdxcrtrlp.batを利用して、主系RLPのRLMおよびRLCを作成します。

    > dxcrtrlp.bat -d 主系RLPのRLP定義ファイル -p 主系RLPのRLP名 -m duplicate
  12. セットアップスクリプトdxcrtrlp.batを利用して、従系RLPのRLMおよびRLCを作成します。

    > dxcrtrlp.bat -d 従系RLPのRLP定義ファイル -p 従系RLPのRLP名 -m origin
  13. モニタデーモンのサービスをWindowsサービスに登録します。
    このとき、モニタデーモンの自動起動の設定は解除されます。自動起動が必要な場合は、Windowsサービスの設定を変更してください。

    > dxservice -r
  14. モニタデーモンを起動します。

    > dxstart
  15. データベースサーバを起動します。

  16. セットアップスクリプトdxmakemndb.batを利用して、RLP管理オブジェクトを作成します。

    > dxmakemndb.bat -d 主系RLPのRLP定義ファイル -p 主系RLPのRLP名
    > dxmakemndb.bat -d 従系RLPのRLP定義ファイル -p 従系RLPのRLP名
  17. 主系RLPのRERUNログ引継ぎファイルを作成します。

    > rdbbccntf -I -p 主系RLPのRLP名  -c 容量 
  18. 追加したロググループ配下のDSIと順序について、ノード間のデータベース資源の関連付けを行います。
    なお、順序を追加した場合は、“順序の追加と再作成の流れ”のデータベース資源の関連付けの手順を行ってください。

  19. BC管理DBのメモリ常駐を行います。

  20. DBミラーリングサービスを開始します。

    > dxsvstart -r

アプリケーションサーバの操作

  1. 利用者業務を停止します。

  2. 利用者業務を再開します。

注意

格納データを暗号化している場合でも、rdbbcmapコマンドを使用して作成した資源識別子抽出ファイルは暗号化されません。資源識別子抽出ファイルを相手ノードに転送するときは、opensslコマンドなどのツールを使用して資源識別子抽出ファイルを暗号化してください。

参照

  • ユーザロググループの追加手順については“運用ガイド”を参照してください。

  • RLP定義ファイルの編集については“5.2.8.5 RLP定義ファイルの編集”を参照してください。

  • RLMおよびRLCファイルの作成の詳細については“5.3.4 RLMおよびRLCファイルの作成”を参照してください。

  • RLP管理オブジェクトの作成については“5.3.7 BC管理DBの作成”を参照してください。

  • RERUNログ引継ぎファイルの作成については“5.3.8 RERUNログ引継ぎファイルの作成”を参照してください。

  • ノード間のデータベース資源の関連付けについては“5.3.9.2 関連付けの手順”を参照してください。

  • 順序の追加と再作成の流れについては“10.6.1.2 順序の追加と再作成の流れ”を参照してください。

  • rdbunlコマンドおよびrdbsloaderコマンドの詳細については“コマンドリファレンス”を参照してください。

  • 監視プロセスの起動については、“Connection Manager ユーザーズガイド” を参照してください。

  • アプリケーション接続環境の開設プロシジャについては“RDB運用ガイド”を参照してください。

  • BC管理DBのメモリ常駐については“8.1.3 BC管理DBのメモリ常駐”を参照してください。