BC管理DBの作成は、セットアップスクリプトのdxmakemndb.batで行います。
dxmakemndb.batは、各ノードの主系RLPと従系RLPでそれぞれ実施します。
本作業は、Symfoware/RDBが起動中に実施します。
BC管理DBは、RLP定義ファイルのMNDB_FILEパラメタに指定したファイル名で作成されます。
RLP定義ファイルのMNDB_SIZEパラメタに容量を指定しておく必要があります。
dxmakemndb.batを実行することにより、以下のセットアップを行います。
BC管理スキーマの定義
RLP管理オブジェクト作成
RLP管理オブジェクトの初期化
正系ノードでの操作
主系RLP
> dxmakemndb.bat -d 主系RLPの複写元RLPのRLP定義ファイル -p 主系RLPのRLP名
従系RLP
> dxmakemndb.bat -d 従系RLPの複写先RLPのRLP定義ファイル -p 従系RLPのRLP名
副系ノードでの操作
主系RLP
> dxmakemndb.bat -d 主系RLPの複写先RLPのRLP定義ファイル -p 主系RLPのRLP名
従系RLP
> dxmakemndb.bat -d 従系RLPの複写元RLPのRLP定義ファイル -p 従系RLPのRLP名
注意
BC構成パラメタファイルの編集は、本作業を行う前に必ず実施してください。
BC管理DBを作成して削除するまでの間は、BC構成パラメタファイルのBCMNDBパラメタを変更しないでください。
BC管理DBのデータベース配下に他のデータベース資源を定義しないでください。
BC管理DBのBC管理スキーマ配下にトリガなどBC管理DBに関係しない定義を実施することはできません。
BC管理DBの作成は、Symfoware/RDBが起動中かつ、以下の状態で実施してください。
セットアップ:初期状態(DCUのセットアップ後でDBミラーリングサービスの開始前)
運用開始後の再定義:DBミラーリングサービスの通常停止
BC管理DBの作成は、DBミラーリングサービスを開始するまでに実施してください。
BC管理DBの作成は、Symfoware Serverの管理者の権限で実行してください。
エラーが発生した場合は、原因を取り除いたあと、dxmakemndb.batのoオプションで、コマンド実行シェルスクリプトを作成し、必要に応じて編集したものを実行してください。
ポイント
dxmakemndb.batでは、BC管理スキーマの定義は初回のみ行います。
参照
dxmakemndb.batの詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。
RLP定義ファイルの記述については、“5.2.8.5 RLP定義ファイルの編集”を参照してください。
BC構成パラメタファイルの詳細については“5.2.8.3 BC構成パラメタファイルの編集”を参照してください。
BC管理DBの構成については“J.1 BC管理DBの構成”を参照してください。
コマンド実行シェルスクリプトの利用方法については“付録G コマンド実行シェルスクリプトの利用方法”を参照してください。
参考
BC管理スキーマのデータベース名は、BC構成パラメタファイルのBCMNDBパラメタに指定した文字列を使用します。
スキーマ名、表名およびDSO名は、システム固定名称を使用します。