両ノードで同時に行うことが必須のデータベース操作は、セットアップ時もしくはDBミラーリングサービス停止中に行います。その他の状態ではデータベース操作はできません。
DBミラーリングシステムの状態におけるデータベース操作の実行可否について、以下の表に示します。
DBミラーリングサービスの状態 | データベース定義 | 資源の関連付け(注) | 全件複写 | 説明 |
---|---|---|---|---|
DBミラーリングサービスの開始 | × | × | × | 定義変更操作などの操作はできません。 |
セットアップ | ○ | ○ | ○ | セットアップ作業として、実施します。 |
DBミラーリングサービスの保守停止 | × | × | × | 本モードでは定義変更操作などの操作はできません。 |
DBミラーリングサービスのリカバリ停止 | × | × | × | 本モードでは定義変更操作などの操作はできません。 |
DBミラーリングサービスの通常停止 | ○ | ○ | ○ | 運用開始後に定義操作などを実行する場合は、本モードで実施します。 |
DBミラーリングサービスの緊急停止 | ○ | ○ | ○ | DBミラーリングシステムの運用を中止する目的でDBミラーリングサービスの緊急停止を実施する場合は、資源の関連付けや全件複写は、通常実施しません。 |
○:操作できます
×:操作できません
注) 資源識別子の登録を示します。資源識別子の抽出は、Symfoware/RDBが起動しているときに実行する必要があります。
注意
両ノードのDBミラーリングサービスが同じ状態である必要があります。上記のデータベース定義とは 表10.3 両ノードで同時に行うことが必須のデータベース定義 で説明している操作を示します。それ以外の定義はSymfoware/RDBが起動していれば実行可能です。
DBミラーリングサービスの緊急停止を実施した後、DBミラーリングシステムの運用を再開する場合にはDCUの再構築が必要です。
参照
両ノードで同時作業が必須のデータベース操作については“10.3.1 両ノード同期作業の必要性”を参照してください。
DBミラーリングサービスの状態の確認については“8.7 DBミラーリングシステムの状態確認” を参照してください。
セットアップ作業の詳細は “第5章 セットアップ”を参照してください。
DCUの再構築については“11.9 DCUの再構築”を参照してください。