データベースの定義変更には、両ノードのDBミラーリングサービスの運用を一時停止し、両ノードで同時に行う必要のあるものと、両ノードで同時に行うことが推奨となっているものがあります。
両ノードのDBミラーリングサービスの運用を一時停止し、同時に行うことが必須となっているデータベース定義を以下の表に示します。
分類 | 機能名 |
---|---|
SQL文 | ・スキーマ定義(スキーマ要素として順序を定義した場合) |
また、下記操作についてはデータベース二重化の対象資源に関係するため、両ノードで同期した定義操作を推奨します(下記資源はその後のDSI定義、順序定義によりデータベース二重化の対象資源として確定します)。
分類 | 機能名 |
---|---|
SQL文 | ・データベース定義 |
注意
一方のノードにデータベース定義系のSQL文(DDL)を実施しても、もう一方のノードには定義されません。両ノードでデータベース定義系のSQL文(DDL)を実施してください。
Connection Manager経由でデータベース定義系のSQL文(DDL)を実施しても、両ノードに定義されません。両ノードでデータベース定義系のSQL文(DDL)を実施してください。
ビュー定義、トリガ定義、プロシジャ定義など上記に説明している以外の資源定義は、利用者側で両ノードに同じ定義を実施する必要があります。これらの定義はDBミラーリングシステムの運用の状態(DBミラーリングサービスの状態)に関係なく実施することができます。
ポイント
データベーススペース定義および運用中のDSIの容量追加などは、ノード間の物理構成を柔軟に運用するとき、ノードごとに異なる定義を行うことも可能ですが、DCUの再構築が必要な場合を考慮して、両ノードで一致させることを推奨します。
データベーススペース定義および運用中のDSIの容量追加などは、ノードごとにタイミングをずらして実施することが可能です(ノード間の物理構成を柔軟に運用することが可能)。
両ノードで同時に行うことが必須のデータベース定義以外の定義操作についても、一方のノードのみで定義操作を行った状態でノード切替えを実施する状態を起こさないためにも、両ノードで同期した定義操作を行ってください。
参照
DBミラーリングシステムの対象資源で、両ノードで一致が必要な要素については “B.2 両ノードのデータベース環境”を参照してください。