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Interstage Navigator ServerV9.6.0 DBレスシステム構築ガイド
FUJITSU Software

5.3.2 管理ポイントを作成・登録する

利用する各型の管理ポイントを作成します。

作成した管理ポイントは、事前に作成した管理ポイントのグループに登録します。

5.3.2.1 カテゴリ型管理ポイントを作成する

カテゴリ型管理ポイントの作成方法を説明します。

  1. [管理ポイント]画面で[管理ポイント]-[新規作成]-[管理ポイント]を選択します。

    →[管理ポイントの作成方法]画面が表示されます。

  2. [データ項目から作成]または[管理ポイントから作成]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

    →[データ項目選択]画面、または[管理ポイント選択]画面が表示されます。

  3. 分類の対象となるデータ項目、または管理ポイントを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

    →[カテゴリ方法]画面が表示されます。

  4. [データの値で分類]を選択します。ここで、同じデータを複数のカテゴリで重複して利用する場合は、[複数のカテゴリに同じデータを許す]にチェックを入れます。[次へ]ボタンをクリックします。

    →[オプション]画面が表示されます。

  5. 以下のオプションを必要に応じて指定し、[次へ]ボタンをクリックします。

    • 未区分を後から読み込む

      [次へ]ボタンをクリックすると [カテゴリの編集]画面が表示され、通常 [未区分一覧]に全データが読み込まれて表示されます。このオプションを有効にすると、 [カテゴリの編集]画面の表示時に[未区分一覧]にデータが読み込まれません。あとから、[カテゴリの編集]画面上にある[追加読み込み]ボタンをクリックして[未区分一覧]にデータを読み込むことができます。[追加読み込み]ボタンを1度クリックするごとに、[(件数)件ずつ読み込む]で指定した件数のデータが読み込まれます。

      例えば、データをすべて読み込むと、[カテゴリの編集]画面でカテゴリに含むデータを選択する操作がしづらい場合、あらかじめここで一度に読み込む件数を制御しておくことができます。

    • 別の項目も同時に読み込む

      [次へ]ボタンをクリックすると[カテゴリの編集]画面が表示されます。表示された画面の[未区分一覧]に表示されるデータのうち、ある特定の文字列を含むデータだけに絞込みをします。このとき、このオプションを有効にしていると、同じテーブルに属する別項目のデータを絞り込みの条件に利用することができます。

    →[カテゴリの編集]画面が表示されます。

  6. 対象のデータを分類します。

    ここでは、未区分一覧に表示されたデータをカテゴリに追加します。

    参考

    [未区分一覧]に、データが1件も表示されていない場合は、[追加読み込み]ボタンをクリックして未区分データを読み込みます。

    1. カテゴリを作成します。カテゴリ一覧の下にある[追加]ボタンをクリックします。

      →カテゴリ一覧に新しいカテゴリが追加されます。

    2. 追加されたカテゴリに名前を入力します。

      →カテゴリ名が[カテゴリ一覧]に表示されます。カテゴリが作成されます。

      参考

      複数のカテゴリを追加したとき、カテゴリの順序を入れ替えることができます。カテゴリの順序の入れ替えは、[一つ前へ移動]ボタン、または[一つ後ろへ]ボタンで行います。

    3. データをカテゴリに追加します。データをいれるカテゴリを[カテゴリ一覧]から選択します。

    4. [未区分一覧]から、カテゴリに含むデータ(カテゴリの内訳)を選択し、[内訳へ移動]ボタンをクリックします。

      参考

      カテゴリに追加するデータを選択しやすくするため、[未区分一覧]に表示されているデータのうち、ある特定の文字列を含むデータだけに絞り込むことができます。絞り込みは、[絞り込み]ボタンをクリックし、表示された[絞り込み指定]画面で行います。

      →カテゴリに含むデータが[内訳一覧]に表示されます。これで、データがカテゴリに追加されます。

      参考

      将来的に活用するデータを事前に追加して管理ポイントを作成できます。データの追加を行う場合は、[カテゴリ一覧]でカテゴリを選択した状態で、[内訳一覧]の下にある[自由入力]ボタンをクリックします。自由入力についての詳細は、“自由入力について”を参照してください。

    5. [次へ]ボタンをクリックします。

      →[管理ポイント名の設定]画面が表示されます。

  7. 管理ポイント名を入力します。必要に応じて注釈を入力し、[次へ]ボタンをクリックします。ここで入力した注釈 (管理ポイントの注釈)は、Windowsクライアントの [レイアウト指定]画面で参照することができます。

    →[登録グループの選択]画面が表示されます。

  8. 登録先のグループを選択します。

    [グループ一覧]から登録先のグループを選択し、[完了]ボタンをクリックします。

    →管理ポイントが登録されます。

参考

作成した管理ポイントは管理ポイントのグループ内で並び順を変更することができます。変更方法は、“管理ポイントの表示順序を変更する”を参照してください。

自由入力について

将来的に活用するデータを事前に追加して管理ポイントを作成できます。[自由入力]画面で追加するデータを入力します。

データを追加する操作手順は以下のとおりです。

  1. 追加するデータを入力します。なお、マスタ型管理ポイントを使って、このカテゴリ型管理ポイントを作成している場合、[未区分一覧]の[コード]の項目(プライマリキーの項目)に相当するデータが追加できます。

  2. [未区分一覧]にすでに存在するデータを重複して利用しない場合は、[同じデータがあるか照合する]にチェックを入れ、[追加]ボタンをクリックします。(同じデータがあるか照合することにより、誤って重複データを格納することを未然に防ぎます。)
    [未区分一覧]にすでに存在するデータを重複して利用する場合は、チェックをいれずにそのまま[追加]ボタンをクリックします。

    注意

    [未区分一覧]にすでに存在するデータを重複して利用しない場合

    • 同じデータがあるか照合せずにデータを格納し、誤って重複データを追加すると、正しい結果が得られない場合があります。

    • [未区分一覧]や、[内訳一覧]に大量のデータが存在する場合、同じデータがあるか照合する処理に時間を要することがあります。

5.3.2.2 範囲型管理ポイントを作成する

範囲型管理ポイントの作成方法を説明します。範囲型管理ポイントは、項目属性が数値型のデータ項目に対して作成できます。

  1. [管理ポイント]画面で[管理ポイント]-[新規作成]-[管理ポイント]をクリックします。

    →[管理ポイントの作成方法]画面が表示されます。

  2. [データ項目から作成]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

    →[データ項目選択]画面が表示されます。

  3. 分類の対象となるデータ項目を項目一覧から選択します。選択するデータ項目は、項目属性が数値型である必要があります。[次へ]ボタンをクリックします。

    →[カテゴリ方法]画面が表示されます。

  4. [データの範囲で分類]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

    →[カテゴリの編集(連続した区間で分割)]画面が表示されます。

  5. データの範囲の分類を行います。

    1. 境界値の並び順を[並び順]コンボボックスで確認します。初期表示時は[昇順](大きい値に向かって並べる)になっています。小さい値に向かって並べたい場合は、[降順]に変更します。
      例えば、「30以下」、「30より大きい50以下」、「50より大きい」という3つのカテゴリを作成したとき、「昇順」の場合は、「30以下」、「30より大きい50以下」、「50より大きい」の順にカテゴリが表示されます。

    2. カテゴリの境界値を始まりの値に含めるか、終わりの値に含めるかを確認します。初期表示時は「カテゴリに境界値の始まりを含める」がチェックされています。例えば、次の手順で境界値に「30」を入力すると、「30未満」と「30以上」のカテゴリとなります。
      終わりの値に含める場合には、チェックをはずします。この場合、例えば、次の手順で境界値に「30」を入力すると、「30以下」と「30より大きい」のカテゴリとなります。

    3. [境界値]にカテゴリの始まりとなる値を入力して、[挿入]ボタンをクリックします。

      →[カテゴリ一覧]の[境界値(始)]に追加され、[カテゴリラベル]も自動的に生成されます。必要に応じて、[カテゴリラベル]を変更します。変更する場合は、[ラベルの変更]ボタンをクリックして、ラベルを変更してください。

    4. 複数のカテゴリを追加する場合は、[境界値]に値を入力して[挿入]ボタンをクリックする操作を繰り返します。

    5. [次へ]ボタンをクリックします。

      →[管理ポイント名の設定]画面が表示されます。

  6. 管理ポイント名を入力します。必要に応じて注釈を入力し、[次へ]ボタンをクリックします。ここで入力した注釈(管理ポイントの注釈)は、Windowsクライアントの [レイアウト指定]画面で参照することができます。

    →[登録グループの選択]画面が表示されます。

  7. 登録先のグループを選択します。

    [グループ一覧]から登録先のグループを選択し、[完了]ボタンをクリックします。

    →管理ポイントが登録されます。

参考

作成した管理ポイントは管理ポイントのグループ内で並び順を変更することができます。変更方法は、“管理ポイントの表示順序を変更する”を参照してください。

5.3.2.3 全値型管理ポイントを作成する

全値型管理ポイントの作成方法を説明します。

  1. [管理ポイント]画面で[管理ポイント]-[新規作成]-[管理ポイント]をクリックします。

    →[管理ポイントの作成方法]画面が表示されます。

  2. [データ項目を管理ポイントとして登録]をクリックし、[次へ]ボタンをクリックします。

    →[データ項目選択]画面が表示されます。

  3. 管理ポイントに定義したいデータ項目を項目一覧から選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

    →[管理ポイント名の設定]画面が表示されます。

  4. 管理ポイント名を入力します。必要に応じて注釈を入力し、[次へ]ボタンをクリックします。ここで入力した注釈(管理ポイントの注釈)は、Windowsクライアントの [レイアウト指定]画面で参照することができます。

    →[登録グループの選択]画面が表示されます。

  5. 登録先のグループを選択します。

    [グループ一覧]から登録先のグループを選択し、[完了]ボタンをクリックします。

    →管理ポイントが登録されます。

参考

  • 作成した管理ポイントは管理ポイントのグループ内で並び順を変更することができます。変更方法は、“管理ポイントの表示順序を変更する”を参照してください。

  • 全値型管理ポイントを利用した問い合わせでは、データを1つずつ読み込んだ上で一意に抽出する処理が行われるため、処理に時間を要することがあります。

5.3.2.4 マスタ型管理ポイントを作成する

マスタ型管理ポイントの作成方法を説明します。

  1. [管理ポイント]画面で[管理ポイント]-[新規作成]-[管理ポイント]をクリックします。

    →[管理ポイントの作成方法]画面が表示されます。

  2. [マスタテーブルを管理ポイントとして登録]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

    →[テーブル選択]画面が表示されます。

  3. 管理ポイントに定義するテーブルを選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

    →[ラベル・ソートキー選択]画面が表示されます。

  4. マスタデータの項目属性「プライマリキー」に対応するラベルを定義します。

    1. [項目一覧]リストボックスからラベル項目を選択して、[ラベル]ボタンをクリックします。[ラベル]に、選択した項目名が表示されます。

      参考

      初期状態では、データは、コード項目(プライマリキーの項目)を基準に昇順に並ぶように設定されています。

      並べ替えの基準となる項目(ソートキー)を変更することができます。「項目一覧」リストボックスからソートキー項目にする項目を選択して、[ソートキー]ボタンをクリックします。「ソートキー」に、並べ替えの基準となる項目が表示されます。データの並び順は、[並べ順]により、昇順または降順を選択できます。

    2. [次へ]ボタンをクリックします。

      →[管理ポイント名の設定]画面が表示されます。

  5. 管理ポイント名を入力します。必要に応じて注釈を入力し、[次へ]ボタンをクリックします。ここで入力した注釈(管理ポイントの注釈)は、Windowsクライアントの [レイアウト指定]画面で参照することができます。

    →[登録先グループの選択]画面が表示されます。

  6. 登録先のグループを選択します。

    [グループ一覧]から登録先のグループを選択し、[完了]ボタンをクリックします。

    →管理ポイントが登録されます。

参考

作成した管理ポイントは管理ポイントのグループ内で並び順を変更することができます。変更方法は、“管理ポイントの表示順序を変更する”を参照してください。

5.3.2.5 時間型管理ポイントを作成する

時間型管理ポイントの作成方法を説明します。

  1. 時間型管理ポイントを作成するデータのテーブルを選択します。

    参考

    [管理ポイント]画面が表示されている場合は、[ツール]-[セットアップ]を選択すると、上記の画面が表示されます。

  2. 時間型管理ポイントを作成する項目を選択します。

  3. 設定する項目属性にあわせて、[編集]-[項目属性の変更]-[時間]を選択します。

    参考

    初期状態では、すべての項目に対して、項目属性は「データ」が付与されています。

    →[時間属性の設定]画面が表示されます。

  4. 決算開始月日とデータの形式を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

    注意

    データの形式(年月日または年月)は、データの属性を決めるときに確認した形式と同じ形式を選択してください。データの属性を決めるときのデータの形式の確認方法は、“4.3 データの属性を決める”を参照してください。

    →「時間項目を管理ポイントしてここで登録することができます。登録しますか?」というメッセージが表示されます。

  5. 表示されたメッセージ画面で[はい]ボタンをクリックします。

    →時間型管理ポイントが作成され、時間グループに登録されます。

時間型管理ポイントの項目を結合キーにしてテーブルを結合する場合

時間型管理ポイントにした項目を結合元の結合キーにテーブルの結合を行う場合は、結合先の結合キーの項目属性は、プライマリキーである必要があります。

プライマリキーの設定方法については、“4.5.1 項目属性を設定する”を参照してください。テーブルの結合方法についての詳細は、“4.5.2 テーブルを結合する”を参照してください。