複写先システムの運用中にディスコネクション状態になった場合の対処について説明します。
複写先システムのRERUNログ反映処理中にディスコネクション状態になった場合、可能な限りRLCファイルからのRERUNログ抽出・反映処理を行います。
その後、複写元システムからRLC退避ファイルが転送された場合には、RLC退避ファイルからのRERUNログ抽出も検討します。
複写先システムの運用中にディスコネクション状態になった場合からのリカバリ操作の手順を以下に示します。
操作の手順
複写先システム
コネクション切断のメッセージでディスコネクション状態を確認します。
rdb: INFO: qdg20154i:ディスコネクション状態になりました RLP名='RLP名'
rdbbcrlpコマンドを実行して、RERUNログ未抽出のRLCファイルを確認します。
$ rdbbcrlp -V -O -p RLP名
rdbbcrlpコマンドを実行して使用中RLCファイルを確認し、rdbbcextコマンドおよびrdbbcrefコマンドでRERUNログ抽出・反映処理を実行します。
使用中RLCファイルの確認
$ rdbbcrlp -V -O -p RLP名
RERUNログ抽出・反映処理の実行
$ rdbbcext -p RLP名
$ rdbbcref -p RLP名 -a
回線障害などのリカバリに長時間を要すると判断した場合は退避運用を開始します。
回線障害などのリカバリが短時間で完了すると判断した場合は待機します。
ポイント
コネクション状態を確認後、RERUNログの抽出・反映処理を再開します。
参照
退避運用については“1.5 退避運用”を参照してください。
RERUNログ未抽出のRLCファイルの確認については“2.7.2 未抽出RLCファイルの確認”を参照してください。
使用中RLCファイルの確認については“2.7.5 使用中RLCファイルからRERUNログの抽出”を参照してください。