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Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

10.1.14 リソース

10.1.14.1 create-jdbc-connection-poolサブコマンド

形式

create-jdbc-connection-pool --datasourceclassname classname [--restype {javax.sql.DataSource|javax.sql.ConnectionPoolDataSource|javax.sql.XADataSource}] [--steadypoolsize value] [--maxpoolsize value] [--maxwait value] [--poolresize value] [--idletimeout value] [--isolationlevel {read-uncommitted|read-committed|repeatable-read|serializable}] [--isisolationguaranteed[=true|=false]] [--isconnectvalidatereq[=true|=false]] [--validationmethod {isValid|table}] [--validationtable tablename] [--failconnection[=true|=false]] [--allownoncomponentcallers[=true|=false]] [--nontransactionalconnections[=true|=false]] [--description text] [--property name=value[:name=value]...] jdbc_connection_pool_id

機能説明

JDBC接続プールを作成します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--datasourceclassname

なし

ベンダーが提供するデータソースのクラス名を指定します。

--restype

なし

データソースクラスが実装するインタフェースを指定します。以下から1つ指定します。

  • javax.sql.ConnectionPoolDataSource

  • javax.sql.DataSource

  • javax.sql.XADataSource

本オプションを省略した場合や、本オプションで指定したインタフェースをデータソースクラスが実装していない場合には、javax.sql.DataSourceが指定された場合と同様の動作をします。

--steadypoolsize

なし

プール内の接続の最小数を指定します。この値は、プールを最初に作成する時の、プールに含まれる接続の数も指定します。
省略値は「8」です。

--maxpoolsize

なし

プールに含まれる接続の最大数を指定します。
省略値は「32」です。

--maxwait

なし

接続を要求するアプリケーションが接続タイムアウトになるまでに待つ時間(ミリ秒)を指定します。
省略値は「60000」(ミリ秒)です。「0」を指定するとタイムアウトは発生しません。

--poolresize

なし

プールのサイズを最大プールサイズおよび最小プールサイズに対して拡大および縮小すると、一括処理でプールサイズが変更されます。この値は一括処理での接続の数を指定します。この値を過大に設定すると接続の作成と再利用が遅れ、過小に設定すると効率が落ちます。1から2147483647までの値を指定できます。省略値は「2」です。

--idletimeout

なし

プールで接続がアイドル状態のままでいられる最長時間(秒)を指定します。この時間を過ぎると、接続はプールから削除されます。「0」が指定された場合、接続はアイドルタイムアウトによって、プールから削除されることはありません。
省略値は「300」(秒)です。

--isolationlevel

なし

プールの接続のトランザクション遮断レベルを以下から指定できます。指定しない場合、接続にはJDBCドライバによって設定されるデフォルトの遮断レベルが適用されます。

  • read-uncommitted
    遮断レベルがTRANSACTION_READ_UNCOMMITTEDの場合

  • read-committed
    遮断レベルがTRANSACTION_READ_COMMITTEDの場合

  • repeatable-read
    遮断レベルがTRANSACTION_REPEATABLE_READの場合

  • serializable
    遮断レベルがTRANSACTION_SERIALIZABLEの場合

--isisolationguaranteed

なし

遮断レベルを指定した場合にだけ適用されます。「true」を指定すると、プールから取得されるすべての接続が同じ遮断レベルになります。例えば、最後の使用時に接続のsetTransactionIsolation()メソッドを使って遮断レベルをプログラム的に変更した場合、このメカニズムによってプールに返却した接続を再取得すると指定の遮断レベルに戻されます。
省略値は「true」です。

--isconnectvalidatereq

なし

「true」を指定すると、接続検証が有効になります。
省略値は「true」です。

--validationmethod

なし

アプリケーションサーバは、次の2つの方法でデータベース接続を検証できます。省略値は「isValid」です。

  • isValid

  • table

それぞれ以下のように検証します。

  • isValid
    データベースがSymfoware ServerのNativeインタフェースの場合、アプリケーションサーバはSQL文「SELECT 1」を発行して接続を検証します。
    データベースがSymfoware ServerのNativeインタフェース以外の場合、アプリケーションサーバは接続のisValid()メソッドを呼び出して接続を検証します。

  • table
    アプリケーションサーバは指定したデータベース表に問い合わせます。表は実在し、アクセス可能である必要がありますが、行は必要ありません。多くの行を持つ既存の表や、すでに頻繁にアクセスされている表を使用しないでください。

注意

検証される接続がコンテナーのトランザクションにある場合、当該接続を検証しません。

--validationtable

なし

--validationmethodにtableを選択した場合は、ここでデータベース表の名前を指定します。

--failconnection

なし

「true」を指定した場合、1つの接続が失敗すると、アプリケーションサーバはプールに含まれるすべての接続を閉じ、それらを再確立します。「false」を指定した場合は、使用される時にだけ個々の接続が再確立されます。
省略値は「false」です。

--allownoncomponentcallers

なし

「true」を指定すると、JTAトランザクション開始後にオープンした接続のみトランザクションに参加します。
省略値は「false」です。

--nontransactionalconnections

なし

「true」を指定すると、非トランザクション接続を返します。
省略値は「false」です。

--description

なし

データソースの説明を指定できます。

--property

なし

データベース名(URL)、ユーザー名、およびパスワードなど必要なプロパティを、「プロパティ名=値」のペアを「:」(コロン)で連結して指定します。プロパティ名や値に使用する文字のうち、エスケープ文字の指定が必要な文字の詳細は、「エスケープ文字の利用」を参照してください。

プロパティの値のタイプがjava.util.Propertiesの場合、プロパティに「{[name=value[,name=value]...]}」という形式で値を指定します。nameとvalueには特殊文字の(‘,’、‘=’)を使用できません。

データベースベンダーによってプロパティが異なるため、詳細については、ベンダーのマニュアルを調べてください。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jdbc_connection_pool_id

不可

一意となるJDBC接続プールの名前を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。

このため、Java EE 7環境のすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin create-jdbc-connection-pool --datasourceclassname com.fujitsu.symfoware.jdbc2.SYMConnectionPoolDataSource --restype javax.sql.ConnectionPoolDataSource --property networkProtocol=symford:portNumber=2050:password=sympass:user=symuser:serverName=dbhost:databaseName=symdb sample_symfo_pool
JDBC connection pool sample_symfo_pool created successfully.

Command create-jdbc-connection-pool executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin create-jdbc-connection-pool --datasourceclassname com.fujitsu.symfoware.jdbc2.SYMConnectionPoolDataSource --restype javax.sql.ConnectionPoolDataSource --property networkProtocol=symford:portNumber=2050:password=sympass:user=symuser:serverName=dbhost:databaseName=symdb sample_symfo_pool
JDBC connection pool sample_symfo_pool created successfully.

Command create-jdbc-connection-pool executed successfully.

10.1.14.2 delete-jdbc-connection-poolサブコマンド

形式

delete-jdbc-connection-pool [--cascade[=true|=false]] jdbc_connection_pool_id

機能説明

JDBC接続プールを削除します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--cascade

なし

「true」を指定するとJDBC接続プールに関連付けられたJDBCリソースが存在する場合に、関連付けられたJDBCリソースも合わせてすべて削除されます。「false」が指定された場合は関連付けられたJDBCリソースが存在した場合はエラーとなります。
省略値は「false」です。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jdbc_connection_pool_id

不可

JDBC接続プールの名前を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。

このため、Java EE 7環境のすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin delete-jdbc-connection-pool sample_symfo_pool
JDBC Connection pool sample_symfo_pool deleted successfully

Command delete-jdbc-connection-pool executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin delete-jdbc-connection-pool sample_symfo_pool
JDBC Connection pool sample_symfo_pool deleted successfully

Command delete-jdbc-connection-pool executed successfully.

10.1.14.3 list-jdbc-connection-poolsサブコマンド

形式

list-jdbc-connection-pools

機能説明

JDBC接続プールの一覧を取得します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin list-jdbc-connection-pools
sample_symfo_pool
Command list-jdbc-connection-pools executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin list-jdbc-connection-pools
sample_symfo_pool
Command list-jdbc-connection-pools executed successfully.

10.1.14.4 ping-connection-poolサブコマンド

形式

ping-connection-pool jdbc_connection_pool_id

機能説明

JDBC接続プールに対しPingを実行します。詳細は、「4.14.8 Ping機能 」を参照してください。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jdbc_connection_pool_id

不可

JDBC接続プール名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

JDBC接続プールのプロパティにパスワードエイリアスを使用している場合、パスワードエイリアスを作成、更新、削除した後にInterstage Java EE 7 DASサービスとIJServerクラスタを再起動せずに本サブコマンドを実行すると、Pingが成功しないことがあります。そのため、パスワードエイリアスを作成、更新、削除した場合は、Interstage Java EE 7 DASサービスとIJServerクラスタを再起動してから本サブコマンドを実行してください。

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin ping-connection-pool sample_symfo_pool
Command ping-connection-pool executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin ping-connection-pool sample_symfo_pool
Command ping-connection-pool executed successfully.

10.1.14.5 create-jdbc-resourceサブコマンド

形式

create-jdbc-resource --connectionpoolid jdbc_connection_pool_id [--enabled[=true|=false]] [--description text] [--target target] [--property name=value[:name=value]...] jndi_name

機能説明

JDBCリソースを作成します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--connectionpoolid

なし

JDBCリソースに関連付けるJDBC接続プールの名前を指定します。

--enabled

なし

リソースを利用不可にする場合は、「false」を指定します。
省略値は「true」です。
--targetにIJServerクラスタ名または「server」を指定した場合、参照先のクラスタおよびサーバーインスタンスのリソース参照の可否の値に設定されます。それ以外の場合、JDBCリソースの状態の値に設定されます。

--description

なし

データソースの説明を指定できます。

--target

なし

JDBCリソースの参照先(IJServerクラスタ名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。
参照先に「domain」を指定する場合、または作成後に参照先を追加する場合は、asadminコマンドのcreate-resource-refサブコマンドを使用して参照先を指定してください。

参照先の選択については、「4.13.7 リソースを利用するターゲットを選択する場合の手順」を参照してください。

--property

なし

本バージョンでは指定可能なプロパティはありません。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

JNDI名前空間で一意となるJDBCリソースの名前を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。

このため、Java EE 7環境のすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin create-jdbc-resource --target IJServer001 --connectionpoolid sample_symfo_pool jdbc/symfo
JDBC resource jdbc/symfo created successfully.

Command create-jdbc-resource executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin create-jdbc-resource --target IJServer001 --connectionpoolid sample_symfo_pool jdbc/symfo
JDBC resource jdbc/symfo created successfully.

Command create-jdbc-resource executed successfully.

10.1.14.6 delete-jdbc-resourceサブコマンド

形式

delete-jdbc-resource [--target target] jndi_name

機能説明

JDBCリソースを削除します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

JDBCリソースの参照先(IJServerクラスタ名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

JDBCリソースの名前を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin delete-jdbc-resource --target IJServer001 jdbc/symfo
JDBC resource jdbc/symfo deleted successfully

Command delete-jdbc-resource executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin delete-jdbc-resource --target IJServer001 jdbc/symfo
JDBC resource jdbc/symfo deleted successfully

Command delete-jdbc-resource executed successfully.

10.1.14.7 list-jdbc-resourcesサブコマンド

形式

list-jdbc-resources [target]

機能説明

JDBCリソースの一覧を取得します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オペランド

オペランド名

省略

説明

target

JDBCリソースの参照先(IJServerクラスタ名、サーバーインスタンス名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin list-jdbc-resources IJServer001
jdbc/__TimerPool
jdbc/__default
jdbc/symfo
Command list-jdbc-resources executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin list-jdbc-resources IJServer001
jdbc/__TimerPool
jdbc/__default
jdbc/symfo
Command list-jdbc-resources executed successfully.

10.1.14.8 create-jms-resourceサブコマンド

形式

create-jms-resource --restype resource_type [--enabled[=true|=false]] [--description text] [--target target] [--property name=value[:name=value]...] jndi_name

機能説明

JMS接続ファクトリまたはJMS送信先リソースを作成します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--restype

なし

完全修飾形式でオブジェクトの型を入力します。以下のいずれかを指定してください。

  • javax.jms.ConnectionFactory

  • javax.jms.TopicConnectionFactory

  • javax.jms.QueueConnectionFactory

  • javax.jms.Topic

  • javax.jms.Queue

--enabled

なし

リソースを利用不可にする場合は、「false」を指定します。省略値は「true」です。

--targetにIJServerクラスタ名または「server」を指定した場合、参照先のIJServerクラスタおよびサーバーインスタンスのリソース参照の可否の値に設定されます。それ以外の場合、JMS接続ファクトリの状態の値に設定されます。

--description

なし

リソースの説明を指定します。

--target

なし

JMS接続ファクトリまたはJMS送信先リソースの参照先(IJServerクラスタ名、「server」または「domain」)を指定します。
ただし、--restypeオプションに以下を指定する場合、「domain」は指定できません。

  • javax.jms.Topic

  • javax.jms.Queue

省略値は「server」です。
なお、参照先を指定しない場合、またはリソース作成後に参照先を追加する場合は、asadminコマンドのcreate-resource-refサブコマンドを使用して、参照先を指定してください。

参照先の選択については、「4.13.7 リソースを利用するターゲットを選択する場合の手順」を参照してください。

--property

なし

追加するプロパティを、「プロパティ名=値」のペアを「:」(コロン)で連結して指定します。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

JNDI名前空間で一意となる名前を指定します。

プロパティ

JMS接続ファクトリには以下のプロパティが指定できます。

プロパティ名

説明

ClientId

durable subscriberにより使用されるJMS接続ファクトリのクライアントIDを指定します。

UserName

JMS接続ファクトリのユーザー名を指定します。デフォルトは、「guest」です。

Password

JMS接続ファクトリのパスワードを指定します。デフォルトは、「guest」です。

JMS送信先リソースには以下のプロパティが指定できます。

プロパティ名

説明

Name

このプロパティにはJMS送信先リソースが対象とする物理格納先を指定します。物理格納先は、imqcmdコマンドのcreate dstサブコマンドで作成します。

本プロパティを省略した場合、JMS送信先リソースが対象とする物理格納先名は、jndi_nameオペランドで指定した値になります。
ただし、以下に示す文字が、jndi_nameオペランドに含まれる場合は、該当する文字を下線文字(‘_’)に置き換えた値が物理格納先名になります。

  • 先頭の半角数字

  • 半角空白

  • 下線文字(‘_’)またはドル記号(‘$’)を除く半角記号

jndi_nameオペランドが「001jms@Queue」の場合

物理格納先名は「_01jms_Queue」です。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。

このため、Java EE 7環境のすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。

使用例

JMS接続ファクトリを作成する場合は、以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin create-jms-resource --restype javax.jms.TopicConnectionFactory --property ClientId=MyID jms/MyConnectionFactory
Connector resource jms/MyConnectionFactory created.
Command create-jms-resource executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin create-jms-resource --restype javax.jms.TopicConnectionFactory --property ClientId=MyID jms/MyConnectionFactory
Connector resource jms/MyConnectionFactory created.
Command create-jms-resource executed successfully.


JMS送信先リソースを作成する場合は、以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin create-jms-resource --restype javax.jms.Topic --property Name=MyTopic jms/MyTopic
Administered object jms/MyTopic created.
Command create-jms-resource executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin create-jms-resource --restype javax.jms.Topic --property Name=MyTopic jms/MyTopic
Administered object jms/MyTopic created.
Command create-jms-resource executed successfully.

10.1.14.9 delete-jms-resourceサブコマンド

形式

delete-jms-resource [--target target] jndi_name

機能説明

JMS接続ファクトリまたはJMS送信先リソースを削除します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

JMS接続ファクトリまたはJMS送信先リソースの参照先(IJServerクラスタ名、「server」または「domain」)を指定します。
ただし、JMS送信先リソースの参照先を指定する場合、「domain」は指定できません。
省略値は「server」です。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

削除するリソースのJNDI名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

使用例

JMS接続ファクトリを削除する場合は、以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin delete-jms-resource jms/MyConnectionFactory
Command delete-jms-resource executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin delete-jms-resource jms/MyConnectionFactory
Command delete-jms-resource executed successfully.


JMS送信先リソースを削除する場合は、以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin delete-jms-resource jms/MyTopic
Administered object jms/MyTopic deleted.
Command delete-jms-resource executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin delete-jms-resource jms/MyTopic
Administered object jms/MyTopic deleted.
Command delete-jms-resource executed successfully.

10.1.14.10 list-jms-resourcesサブコマンド

形式

list-jms-resources [--restype resource_type] [target]

機能説明

JMS接続ファクトリまたはJMS送信先リソースの一覧を取得します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--restype

なし

完全修飾形式でオブジェクトの型を入力します。以下のいずれかを指定してください。

  • javax.jms.ConnectionFactory

  • javax.jms.TopicConnectionFactory

  • javax.jms.QueueConnectionFactory

  • javax.jms.Topic

  • javax.jms.Queue

省略した場合、JMS接続ファクトリおよびJMS送信先リソースの情報をすべて表示します。

オペランド

オペランド名

省略

説明

target

JMS接続ファクトリまたはJMS送信先リソースの参照先(IJServerクラスタ名、サーバーインスタンス名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin list-jms-resources
jms/__defaultConnectionFactory
jms/MyTopicCF
jms/MyQueueCF
Command list-jms-resources executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin list-jms-resources
jms/__defaultConnectionFactory
jms/MyTopicCF
jms/MyQueueCF
Command list-jms-resources executed successfully.

10.1.14.11 create-jndi-resourceサブコマンド

形式

create-jndi-resource [--target target] --jndilookupname lookup_name --restype type --factoryclass class_name [--enabled[=true|=false]] [--description text] [--property name=value[:name=value]...] jndi_name

機能説明

外部リソースを作成します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

外部リソースの参照先(IJServerクラスタ名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。
参照先に「domain」を指定する場合、または作成後に参照先を追加する場合は、asadminコマンドのcreate-resource-refサブコマンドを使用して参照先を指定してください。

参照先の選択については、「4.13.7 リソースを利用するターゲットを選択する場合の手順」を参照してください。

--jndilookupname

なし

外部リポジトリの検索に使用するJNDI名を入力します。

--restype

なし

完全修飾形式でオブジェクトの型を入力します。(例: javax.jms.Topic)

--factoryclass

なし

リソースのファクトリクラスを指定します。javax.naming.spi.InitialContextFactoryを実装する必要があります。

ファクトリクラスについては「4.13.5 ユーザが独自に定義したリソースを利用する場合の手順」を参照してください。

--enabled

なし

リソースを利用不可にする場合に「false」を指定します。
本オプションを省略した場合、リソースは作成すると同時に利用可能です。
--targetにIJServerクラスタ名または「server」を指定した場合、参照先のクラスタおよびサーバーインスタンスのリソース参照の可否の値に設定されます。それ以外の場合、外部リソースの状態の値に設定されます。

--description

なし

リソースの説明を記載します。

--property

なし

追加するプロパティを、「プロパティ名=値」のペアにして「:」(コロン)で連結して指定します。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

JNDI名前空間で一意となる名前を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。

このため、Java EE 7環境のすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin create-jndi-resource --target IJServer001 --jndilookupname MyName --restype com.mycompany.Widget --factoryclass com.mycompany.WidgetExternalFactory WidgetExternal
JNDI resource WidgetExternal created.
Command create-jndi-resource executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin create-jndi-resource --target IJServer001 --jndilookupname MyName --restype com.mycompany.Widget --factoryclass com.mycompany.WidgetExternalFactory WidgetExternal
JNDI resource WidgetExternal created.
Command create-jndi-resource executed successfully.

10.1.14.12 delete-jndi-resourceサブコマンド

形式

delete-jndi-resource [--target target] jndi_name

機能説明

外部リソースを削除します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

外部リソースの参照先(IJServerクラスタ名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

JNDI名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin delete-jndi-resource --target IJServer001 WidgetExternal
Jndi resource WidgetExternal deleted.
Command delete-jndi-resource executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin delete-jndi-resource --target IJServer001 WidgetExternal
Jndi resource WidgetExternal deleted.
Command delete-jndi-resource executed successfully.

10.1.14.13 list-jndi-resourcesサブコマンド

形式

list-jndi-resources [target]

機能説明

外部リソースの一覧を取得します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オペランド

オペランド名

省略

説明

target

外部リソースの参照先(IJServerクラスタ名、サーバーインスタンス名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin list-jndi-resources IJServer001
WidgetExternal1
WidgetExternal2
WidgetExternal3
Command list-jndi-resources executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin list-jndi-resources IJServer001
WidgetExternal1
WidgetExternal2
WidgetExternal3
Command list-jndi-resources executed successfully.

10.1.14.14 list-jndi-entriesサブコマンド

形式

list-jndi-entries [--context context_name] [target]

機能説明

JNDIツリーを表示します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--context

なし

表示するオブジェクトのコンテキストを指定します。例えば、jdbc/symfoDSというJNDI名の場合、jdbcを指定するとsymfoDSの情報が表示されます。
省略した場合、ルートコンテキスト(最上位のコンテキスト)の情報を表示します。

オペランド

オペランド名

省略

説明

target

起動済みのサーバーインスタンスの名前またはInterstage Java EE 7 DASサービスのインスタンス名(server)を指定します。起動していないサーバーインスタンスを指定するとエラーとなります。省略値は「server」です。指定したインスタンスに登録されているオブジェクトが表示されます。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin list-jndi-entries --context jdbc IJServer001-1

IJServer001-1:

symfo__pm: javax.naming.Reference

__default: javax.naming.Reference

__default__pm: javax.naming.Reference

symfo: javax.naming.Reference

Command list-jndi-entries executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin list-jndi-entries --context jdbc IJServer001-1

IJServer001-1:

symfo__pm: javax.naming.Reference

__default: javax.naming.Reference

__default__pm: javax.naming.Reference

symfo: javax.naming.Reference

Command list-jndi-entries executed successfully.

10.1.14.15 create-javamail-resourceサブコマンド

形式

create-javamail-resource [--target target] --mailhost hostname --mailuser username --fromaddress address [--storeprotocol storeprotocol] [--storeprotocolclass storeprotocolclass] [--transprotocol transprotocol] [--transprotocolclass transprotocolclass] [--debug[=true|=false]] [--description text] [--property name=value[:name=value]...] jndi_name

機能説明

JavaMailセッションを作成します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

JavaMailセッションリソースの参照先(IJServerクラスタ名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。

--mailhost

なし

デフォルトで使用するメールサーバのホスト名またはアドレスを指定します。
指定した値はSession Propertyのmail.hostに設定されます。

--mailuser

なし

メールサーバのログインユーザIDを指定します。
指定した値はSession Propertyのmail.userに設定されます。

--fromaddress

なし

デフォルトユーザのメールアドレスを指定します。
指定した値はSession Propertyのmail.fromに設定されます。

--storeprotocol

なし

デフォルトで使用する受信プロトコルを指定します。以下の値を指定してください。

  • imap: IMAPを使用する場合(省略値)

  • pop3: POP3を使用する場合

--storeprotocolclass

なし

受信プロトコルクラスのクラス名を指定します。以下の値を指定してください。

  • com.sun.mail.imap.IMAPStore: IMAPを使用する場合(省略値)

  • com.sun.mail.pop3.POP3Store: POP3を使用する場合

--transprotocol

なし

デフォルトで使用する送信プロトコルを指定します。以下の値を指定してください。

  • smtp: SMTPを使用する場合(省略値)

--transprotocolclass

なし

送信プロトコルのクラス名を指定します。以下の値を指定してください。

  • com.sun.mail.smtp.SMTPTransport: SMTPを使用する場合(省略値)

--debug

なし

デバッグ情報を出力する場合に「true」を指定します。
trueを指定した場合はSession Propertyのmail.degugにtrueが設定されます。
省略値は「false」です。

--description

なし

JavaMailセッションの説明を記述します。
JavaMailセッションを使用する目的など任意に説明を記述できます。

--property

なし

追加するSession Propertyのキーを、「プロパティ名=値」のペアを「:」(コロン)で連結して指定します。
一般定義と重複するプロパティを指定した場合はこの定義で上書きされます。指定可能なSession PropertyはJavaMail APIのドキュメントを参照してください。


オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

JNDI名前空間で一意となるJavaMailセッションの名前を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。

このため、Java EE 7環境のすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin create-javamail-resource --mailhost localhost --mailuser user00 --fromaddress user00@hosta.com mail/mail1
Mail Resource mail/mail1 created.

Command create-javamail-resource executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin create-javamail-resource --mailhost localhost --mailuser user00 --fromaddress user00@hosta.com mail/mail1
Mail Resource mail/mail1 created.

Command create-javamail-resource executed successfully.

10.1.14.16 delete-javamail-resourceサブコマンド

形式

delete-javamail-resource [--target target] jndi_name

機能説明

JavaMailセッションを削除します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

JavaMailセッションリソースの参照先(IJServerクラスタ名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。

IJServerクラスタ、Interstage Java EE 7 DASサービスのいずれからも参照されていないJavaMailセッションを削除する場合は、「domain」を指定してください。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

JNDI名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin delete-javamail-resource mail/mail1
Mail resource mail/mail1 deleted.

Command delete-javamail-resource executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin delete-javamail-resource mail/mail1
Mail resource mail/mail1 deleted.

Command delete-javamail-resource executed successfully.

10.1.14.17 list-javamail-resourcesサブコマンド

形式

list-javamail-resources [target]

機能説明

JavaMailの一覧を取得します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オペランド

オペランド名

省略

説明

target

JavaMailセッションリソースの参照先(IJServerクラスタ名、サーバーインスタンス名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin list-javamail-resources
mail/mail1
Command list-javamail-resources executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin list-javamail-resources
mail/mail1
Command list-javamail-resources executed successfully.

10.1.14.18 create-custom-resourceサブコマンド

形式

create-custom-resource [--target target] --restype type --factoryclass classname [--enabled[=true|=false]] [--description text] [--property name=value[:name=value]...] jndi_name

機能説明

カスタムリソースを作成します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

カスタムリソースの参照先(IJServerクラスタ名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。
参照先に「domain」を指定する場合、または作成後に参照先を追加する場合は、asadminコマンドのcreate-resource-refサブコマンドを使用して参照先を指定してください。

参照先の選択については、「4.13.7 リソースを利用するターゲットを選択する場合の手順」を参照してください。

--restype

なし

完全修飾形式でオブジェクトの型を入力します。

--factoryclass

なし

リソースのファクトリクラスを指定します。ファクトリクラスはjavax.naming.spi.ObjectFactory を実装する必要があります。

ファクトリクラスについては「4.13.5 ユーザが独自に定義したリソースを利用する場合の手順」を参照してください。

--enabled

なし

リソースを利用不可にする場合に「false」を指定します。
本オプションを省略した場合、リソースは作成すると同時に利用可能です。
--targetにIJServerクラスタ名または「server」を指定した場合、参照先のクラスタおよびサーバーインスタンスのリソース参照の可否の値に設定されます。それ以外の場合、カスタムリソースの状態の値に設定されます。

--description

なし

リソースの説明を記載します。

--property

なし

追加するプロパティを、「プロパティ名=値」のペアにして「:」(コロン)で連結して指定します。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

JNDI名前空間で一意となる名前を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。

このため、Java EE 7環境のすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin create-custom-resource --target IJServer001 --restype com.mycompany.Widget --factoryclass com.mycompany.WidgetFactory Widget
Custom Resource Widget created.
Command create-custom-resource executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin create-custom-resource --target IJServer001 --restype com.mycompany.Widget --factoryclass com.mycompany.WidgetFactory Widget
Custom Resource Widget created.
Command create-custom-resource executed successfully.

10.1.14.19 delete-custom-resourceサブコマンド

形式

delete-custom-resource [--target target] jndi_name

機能説明

カスタムリソースを削除します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

カスタムリソースの参照先(IJServerクラスタ名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

JNDI名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin delete-custom-resource --target IJServer001 Widget
Custom resource Widget deleted.
Command delete-custom-resource executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin delete-custom-resource --target IJServer001 Widget
Custom resource Widget deleted.
Command delete-custom-resource executed successfully.

10.1.14.20 list-custom-resourcesサブコマンド

形式

list-custom-resources [target]

機能説明

カスタムリソースの一覧を取得します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オペランド

オペランド名

省略

説明

target

カスタムリソースの参照先(IJServerクラスタ名、サーバーインスタンス名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin list-custom-resources IJServer001
Widget1
Widget2
Widget3
Command list-custom-resources executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin list-custom-resources IJServer001
Widget1
Widget2
Widget3
Command list-custom-resources executed successfully.

10.1.14.21 create-connector-connection-poolサブコマンド

形式

create-connector-connection-pool [--steadypoolsize steady_pool_size] [--maxpoolsize max_pool_size] [--maxwait max_wait_time_in_millis] [--poolresize pool_resize_quantity] [--idletimeout idle_timeout_in_seconds] [--failconnection[=true|=false]] --raname resource_adapter_name --connectiondefinition connection_definition_name [--transactionsupport {XATransaction|LocalTransaction|NoTransaction}] [--isconnectvalidatereq[=true|=false]] [--description text] [--property name=value[:name=value]...] connector_connection_pool_name

機能説明

コネクタ接続プールを作成します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--steadypoolsize

なし

初期/最小プールサイズを指定します。
省略値は「8」です。

--maxpoolsize

なし

最大プールサイズを指定します。
省略値は「32」です。

--maxwait

なし

最大待ち時間(ミリ秒)を指定します。
省略値は「60000」です。

--poolresize

なし

プールの変更値を指定します。
省略値は「2」です。

--idletimeout

なし

アイドルタイムアウト(秒)を指定します。
省略値は「300」です。

--failconnection

なし

「すべての障害で」の機能を指定します。
省略値は「false」です。

--raname

なし

リソースアダプタ名を指定します。

--connectiondefinition

なし

接続定義名を指定します。

--transactionsupport

なし

トランザクションサポートレベルを指定します。ra.xmlに記載したレベルと同等か、より低いレベルを指定した場合だけ有効となります。ra.xmlに記載したレベルよりも高いレベルを指定した場合は、IJServerクラスタまたはInterstage Java EE 7 DASサービスの起動時にサーバーログへエラーが出力されます。

  • XATransaction
    XAトランザクションを指定する場合

  • LocalTransaction
    ローカルトランザクションを指定する場合

  • NoTransaction
    非トランザクションを指定する場合

本オプションを省略した場合、ra.xmlに記載されたトランザクションサポートレベルで動作します。さらに、ra.xmlのトランザクションサポートレベル設定を省略した場合は、NoTransactionで動作します。

--isconnectvalidatereq

なし

接続検証の機能を指定します。
省略値は「false」です。

--description

なし

コネクタ接続プールについて記述するためのテキストを指定します。

--property

なし

ManagedConnectionFactory JavaBeanインスタンスのためのconfigプロパティを、「プロパティ名=値」のペアにして「:」(コロン)で連結して指定します。

オペランド

オペランド名

省略

説明

connector_connection_pool_name

不可

コネクタ接続プールのプール名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。

このため、Java EE 7環境のすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin create-connector-connection-pool --raname sampleRar --connectiondefinition javax.resource.cci.ConnectionFactory --property prop1=value1:prop2=value2 eis/connectionPool
Connector connection pool eis/connectionPool created.

Command create-connector-connection-pool executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin create-connector-connection-pool --raname sampleRar --connectiondefinition javax.resource.cci.ConnectionFactory --property prop1=value1:prop2=value2 eis/connectionPool
Connector connection pool eis/connectionPool created.

Command create-connector-connection-pool executed successfully.

10.1.14.22 delete-connector-connection-poolサブコマンド

形式

delete-connector-connection-pool [--cascade[=true|=false]] connector_connection_pool_name

機能説明

コネクタ接続プールを削除します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--cascade

なし

「true」が指定された場合、コネクタ接続プールに関連付けられたすべてのコネクタリソースを削除します。
「false」が指定された場合、コネクタ接続プールに関連付けられたコネクタリソースが存在した時は、コネクタ接続プールの削除に失敗します。
省略値は「false」です。

オペランド

オペランド名

省略

説明

connector_connection_pool_name

不可

コネクタ接続プール名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。

このため、Java EE 7環境のすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin delete-connector-connection-pool --cascade=true eis/connectionPool
Connector connection pool eis/connectionPool deleted.

Command delete-connector-connection-pool executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin delete-connector-connection-pool --cascade=true eis/connectionPool
Connector connection pool eis/connectionPool deleted.

Command delete-connector-connection-pool executed successfully.

10.1.14.23 list-connector-connection-poolsサブコマンド

形式

list-connector-connection-pools

機能説明

コネクタ接続プールの一覧を取得します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin list-connector-connection-pools
eis/connectionPool
Command list-connector-connection-pools executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin list-connector-connection-pools
eis/connectionPool
Command list-connector-connection-pools executed successfully.

10.1.14.24 create-connector-resourceサブコマンド

形式

create-connector-resource [--target target] --poolname connector_connection_pool_name [--enabled[=true|=false]] [--description text] jndi_name

機能説明

コネクタリソースを作成します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

コネクタリソースの参照先(IJServerクラスタ名または「domain」)を指定します。
省略値は「server」です。

--poolname

なし

コネクタ接続プールのプール名を指定します。

--enabled

なし

リソースを利用不可にする場合は、「false」を指定します。
省略値は「true」です。
--targetにIJServerクラスタ名または「server」を指定した場合、参照先のクラスタおよびサーバーインスタンスのリソース参照の可否の値に設定されます。それ以外の場合、コネクタリソースの状態の値に設定されます。

--description

なし

コネクタリソースについて記述するためのテキストを指定します。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

コネクタリソースのJNDI名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。

このため、Java EE 7環境のすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin create-connector-resource --target IJServer001 --poolname eis/connectionPool eis/connectionFactory
Connector resource eis/connectionFactory created.

Command create-connector-resource executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin create-connector-resource --target IJServer001 --poolname eis/connectionPool eis/connectionFactory
Connector resource eis/connectionFactory created.

Command create-connector-resource executed successfully.

10.1.14.25 delete-connector-resourceサブコマンド

形式

delete-connector-resource [--target target] jndi_name

機能説明

コネクタリソースを削除します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

コネクタリソースの参照先(IJServerクラスタ名または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

コネクタリソースのJNDI名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin delete-connector-resource --target IJServer001 eis/connectionFactory
Connector resource eis/connectionFactory deleted.

Command delete-connector-resource executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin delete-connector-resource --target IJServer001 eis/connectionFactory
Connector resource eis/connectionFactory deleted.

Command delete-connector-resource executed successfully.

10.1.14.26 list-connector-resourcesサブコマンド

形式

list-connector-resources [target]

機能説明

コネクタリソースの一覧を取得します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オペランド

オペランド名

省略

説明

target

コネクタリソースの参照先(IJServerクラスタ名、サーバーインスタンス名または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin list-connector-resources IJServer001
eis/connectionFactory
Command list-connector-resources executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin list-connector-resources IJServer001
eis/connectionFactory
Command list-connector-resources executed successfully.

10.1.14.27 create-admin-objectサブコマンド

形式

create-admin-object --restype aorestype --raname resource_adapter_name [--enabled[=true|=false]] [--target target] [--description text] [--property name=value[:name=value]...] jndi_name

機能説明

管理オブジェクトリソースを作成します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--restype

なし

管理オブジェクトリソースのリソースタイプを指定します。

--raname

なし

リソースアダプタ名を指定します。

--enabled

なし

リソースを利用不可にする場合は、「false」を指定します。
省略値は「true」です。
--targetにIJServerクラスタ名または「server」を指定した場合、参照先のクラスタおよびサーバーインスタンスのリソース参照の可否の値に設定されます。それ以外の場合、管理オブジェクトリソースの状態の値に設定されます。

--target

なし

管理オブジェクトリソースの参照先(IJServerクラスタ名、または「server」)を指定します。省略値は「server」です。
作成後に参照先を追加する場合は、asadminコマンドのcreate-resource-refサブコマンドを使用して参照先を指定してください。

参照先の選択については、「4.13.7 リソースを利用するターゲットを選択する場合の手順」を参照してください。

--description

なし

管理オブジェクトリソースについて記述するためのテキストを指定します。

--property

なし

管理対象オブジェクトJavaBeanインスタンスのためのconfigプロパティを、「プロパティ名=値」のペアにして「:」(コロン)で連結して指定します。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

管理オブジェクトリソースのJNDI名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。

このため、Java EE 7環境のすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin create-admin-object --restype com.fujitsu.interstage.AdminObjectIf --raname sampleRar --target IJServer001 --property prop1=value1:prop2=value2 eis/sampleAdminObject
Administered object eis/sampleAdminObject created.
Command create-admin-object executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin create-admin-object --restype com.fujitsu.interstage.AdminObjectIf --raname sampleRar --target IJServer001 --property prop1=value1:prop2=value2 eis/sampleAdminObject
Administered object eis/sampleAdminObject created.
Command create-admin-object executed successfully.

10.1.14.28 delete-admin-objectサブコマンド

形式

delete-admin-object [--target target] jndi_name

機能説明

管理オブジェクトリソースを削除します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

管理オブジェクトリソースの参照先(IJServerクラスタ名、または「server」)を指定します。省略値は「server」です。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

管理オブジェクトリソースのJNDI名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin delete-admin-object --target IJServer001 eis/sampleAdminObject
Administered object eis/sampleAdminObject deleted.
Command delete-admin-object executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin delete-admin-object --target IJServer001 eis/sampleAdminObject
Administered object eis/sampleAdminObject deleted.
Command delete-admin-object executed successfully.

10.1.14.29 list-admin-objectsサブコマンド

形式

list-admin-objects [target]

機能説明

管理オブジェクトリソースの一覧を取得します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オペランド

オペランド名

省略

説明

target

管理オブジェクトリソースの参照先(IJServerクラスタ名、サーバーインスタンス名、または「server」)を指定します。省略値は「server」です。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin list-admin-objects IJServer001
eis/sampleAdminObject
Command list-admin-objects executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin list-admin-objects IJServer001
eis/sampleAdminObject
Command list-admin-objects executed successfully.

10.1.14.30 create-resource-adapter-configサブコマンド

形式

create-resource-adapter-config [--threadpoolid threadpool] resource_adapter_name

機能説明

リソースアダプタの定義情報を作成します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--threadpoolid

なし

スレッドプールIDを指定します。
省略した場合、本製品で用意されたデフォルトのスレッドプールが使用されます。

オペランド

オペランド名

省略

説明

resource_adapter_name

不可

リソースアダプタ名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。

このため、Java EE 7環境のすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin create-resource-adapter-config --threadpoolid threadpool1 sampleRar
Command create-resource-adapter-config executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin create-resource-adapter-config --threadpoolid threadpool1 sampleRar
Command create-resource-adapter-config executed successfully.

10.1.14.31 delete-resource-adapter-configサブコマンド

形式

delete-resource-adapter-config resource_adapter_name

機能説明

リソースアダプタの定義情報を削除します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オペランド

オペランド名

省略

説明

resource_adapter_name

不可

リソースアダプタ名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。

このため、Java EE 7環境のすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin delete-resource-adapter-config sampleRar
Command delete-resource-adapter-config executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin delete-resource-adapter-config sampleRar
Command delete-resource-adapter-config executed successfully.

10.1.14.32 list-resource-adapter-configsサブコマンド

形式

list-resource-adapter-configs

機能説明

リソースアダプタの定義情報の一覧を取得します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin list-resource-adapter-configs
ra1
sampleRar
Command list-resource-adapter-configs executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin list-resource-adapter-configs
ra1
sampleRar
Command list-resource-adapter-configs executed successfully.

10.1.14.33 create-managed-executor-serviceサブコマンド

形式

create-managed-executor-service [--enabled[=true|=false]] [--contextinfoenabled[=true|=false]] [--contextinfo=(Classloader|JNDI|Security|WorkArea)[,(Classloader|JNDI|Security|WorkArea)]...] [--threadpriority threadpriority] [--longrunningtasks[=true|=false]] [--hungafterseconds hungafterseconds] [--corepoolsize corepoolsize] [--maximumpoolsize maximumpoolsize] [--keepaliveseconds keepaliveseconds] [--threadlifetimeseconds threadlifetimeseconds] [--taskqueuecapacity taskqueuecapacity] [--description description] [--target target] [--property name=value[:name=value]...] jndi_name

機能説明

管理実行サービスを作成します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--enabled

なし

管理実行サービスを利用不可にする場合は、「false」を指定します。
省略値は「true」です。
--targetにIJServerクラスタ名または「server」を指定した場合、参照先のクラスタおよびサーバーインスタンスのリソース参照の可否の値に設定されます。それ以外の場合、管理実行サービスの状態の値に設定されます。

--contextinfoenabled

なし

--contextinfoで指定したコンテキスト情報を管理実行サービスで実行するタスクに伝播させる場合は「true」を指定します。
省略値は「true」です。

--contextinfo

なし

管理実行サービスで実行するタスクに伝播させるコンテキスト情報を指定します。指定可能なコンテキスト情報は「Classloader」、「JNDI」、「Security」、および「WorkArea」の4種類です。複数指定する場合はコンマで区切って指定します。
省略値は「Classloader,JNDI,Security,WorkArea」です。

--threadpriority

なし

管理実行サービスが作成するスレッドの優先度を指定します。
省略値は「5」です。

--longrunningtasks

なし

管理実行サービスで実行するタスクの最大処理時間を監視する場合は「false」を指定します。
省略値は「false」です。

--hungafterseconds

なし

管理実行サービスで実行するタスクの最大処理時間を秒数で指定します。
省略値は「0」です。
「0」が指定された場合、タスクの最大処理時間の監視は行いません。

--corepoolsize

なし

管理実行サービスがアイドル状態のスレッドをプールする数です。
省略値は「64」です。

--maximumpoolsize

なし

管理実行サービスがスレッドをプールする最大数です。

省略値は「64」です

--keepaliveseconds

なし

管理実行サービスのスレッドプール内のコアプールサイズを超えた数のスレッドがアイドル状態のままでいられる最長時間を秒数で指定します。
省略値は「60」です。
「0」が指定された場合、スレッドがアイドル状態のままでいられる時間に制限はありません。

--threadlifetimeseconds

なし

管理実行サービスのスレッドプール内のスレッドの存続時間を秒数で指定します。
省略値は「0」です。
「0」が指定された場合、スレッドの存続時間に制限はありません。

--taskqueuecapacity

なし

管理実行サービスのスレッドプールのキューのサイズです。
省略値は「2147483647」です。
「0」が指定された場合、タスクはキューで待機しません。
「2147483647」が指定された場合、キューサイズに上限はなくなります。

--description

なし

管理実行サービスの説明を指定できます。

--target

なし

管理実行サービスの参照先(IJServerクラスタ名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。
参照先に「domain」を指定する場合、または作成後に参照先を追加する場合は、asadminコマンドのcreate-resource-refサブコマンドを使用して参照先を指定してください。

参照先の選択については、「4.13.7 リソースを利用するターゲットを選択する場合の手順」を参照してください。

--property

なし

本バージョンでは指定可能なプロパティはありません。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

JNDI名前空間で一意となる管理実行サービスのJNDI名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。

このため、Java EE 7環境のすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin create-managed-executor-service --target IJServer001 concurrent/SampleManagedExecutorService

Managed executor service concurrent/SampleManagedExecutorService created successfully.

Instance001:

Managed executor service concurrent/SampleManagedExecutorService created successfully.

Command create-managed-executor-service executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin create-managed-executor-service --target IJServer001 concurrent/SampleManagedExecutorService

Managed executor service concurrent/SampleManagedExecutorService created successfully.

Instance001:

Managed executor service concurrent/SampleManagedExecutorService created successfully.

Command create-managed-executor-service executed successfully.

10.1.14.34 delete-managed-executor-serviceサブコマンド

形式

delete-managed-executor-service [--target target] jndi_name

機能説明

管理実行サービスを削除します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

管理実行サービスの参照先(IJServerクラスタ名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

管理実行サービスのJNDI名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin delete-managed-executor-service --target IJServer001 concurrent/SampleManagedExecutorService

Managed executor service concurrent/SampleManagedExecutorService deleted successfully.

Instance001:

Managed executor service concurrent/SampleManagedExecutorService deleted successfully.

Command delete-managed-executor-service executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin delete-managed-executor-service --target IJServer001 concurrent/SampleManagedExecutorService

Managed executor service concurrent/SampleManagedExecutorService deleted successfully.

Instance001:

Managed executor service concurrent/SampleManagedExecutorService deleted successfully.

Command delete-managed-executor-service executed successfully.

10.1.14.35 list-managed-executor-servicesサブコマンド

形式

list-managed-executor-services [target]

機能説明

管理実行サービスの一覧を取得します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オペランド

オペランド名

省略

説明

target

管理実行サービスの参照先(IJServerクラスタ名、サーバーインスタンス名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin list-managed-executor-services IJServer001

concurrent/__defaultManagedExecutorService

concurrent/SampleManagedExecutorService

Command list-managed-executor-services executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin list-managed-executor-services IJServer001

concurrent/__defaultManagedExecutorService

concurrent/SampleManagedExecutorService

Command list-managed-executor-services executed successfully.

10.1.14.36 create-managed-scheduled-executor-serviceサブコマンド

形式

create-managed-scheduled-executor-service [--enabled[=true|=false]] [--contextinfoenabled[=true|=false]] [--contextinfo=(Classloader|JNDI|Security|WorkArea)[,(Classloader|JNDI|Security|WorkArea)]...] [--threadpriority threadpriority] [--longrunningtasks[=true|=false]] [--hungafterseconds hungafterseconds] [--corepoolsize corepoolsize] [--keepaliveseconds keepaliveseconds] [--threadlifetimeseconds threadlifetimeseconds] [--description description] [--target target] [--property name=value[:name=value]...] jndi_name

機能説明

管理スケジュール実行サービスを作成します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--enabled

なし

管理スケジュール実行サービスを利用不可にする場合は、「false」を指定します。
省略値は「true」です。
--targetにIJServerクラスタ名または「server」を指定した場合、参照先のクラスタおよびサーバーインスタンスのリソース参照の可否の値に設定されます。それ以外の場合、管理スケジュール実行サービスの状態の値に設定されます。

--contextinfoenabled

なし

--contextinfoで指定したコンテキスト情報を管理スケジュール実行サービスで実行するタスクに伝播させる場合は「true」を指定します。
省略値は「true」です。

--contextinfo

なし

管理スケジュール実行サービスで実行するタスクに伝播させるコンテキスト情報を指定します。指定可能なコンテキスト情報は「Classloader」、「JNDI」、「Security」、および「WorkArea」の4種類です。複数指定する場合はコンマで区切って指定します。
省略値は「Classloader,JNDI,Security,WorkArea」です。

--threadpriority

なし

管理スケジュール実行サービスが作成するスレッドの優先度を指定します。
省略値は「5」です。

--longrunningtasks

なし

管理スケジュール実行サービスで実行するタスクの最大処理時間を監視する場合は「false」を指定します。
省略値は「false」です。

--hungafterseconds

なし

管理スケジュール実行サービスで実行するタスクの最大処理時間を秒数で指定します。
省略値は「0」です。
「0」が指定された場合、タスクの最大処理時間の監視は行いません。

--corepoolsize

なし

管理スケジュール実行サービスがアイドル状態のスレッドをプールする数です。
省略値は「64」です。
「0」が指定された場合、「1」が指定されたものとして動作します。

--keepaliveseconds

なし

管理スケジュール実行サービスのスレッドプール内のコアプールサイズを超えた数のスレッドがアイドル状態のままでいられる最長時間(秒単位)です。
省略値は「60」です。
「0」が指定された場合、スレッドがアイドル状態のままでいられる時間に制限はありません。

--threadlifetimeseconds

なし

管理スケジュール実行サービスのスレッドプール内のスレッドの存続時間を秒数で指定します。
省略値は「0」です。
「0」が指定された場合、スレッドの存続時間に制限はありません。

--description

なし

管理スケジュール実行サービスの説明を指定できます。

--target

なし

管理スケジュール実行サービスの参照先(IJServerクラスタ名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。
参照先に「domain」を指定する場合、または作成後に参照先を追加する場合は、asadminコマンドのcreate-resource-refサブコマンドを使用して参照先を指定してください。

参照先の選択については、「4.13.7 リソースを利用するターゲットを選択する場合の手順」を参照してください。

--property

なし

本バージョンでは指定可能なプロパティはありません。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

JNDI名前空間で一意となる管理スケジュール実行サービスのJNDI名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。

このため、Java EE 7環境のすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin create-managed-scheduled-executor-service --target IJServer001 concurrent/SampleManagedScheduledExecutorService

Managed scheduled executor service concurrent/SampleManagedScheduledExecutorService created successfully.

Instance001:

Managed scheduled executor service concurrent/SampleManagedScheduledExecutorService created successfully.

Command create-managed-scheduled-executor-service executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin create-managed-scheduled-executor-service --target IJServer001 concurrent/SampleManagedScheduledExecutorService

Managed scheduled executor service concurrent/SampleManagedScheduledExecutorService created successfully.

Instance001:

Managed scheduled executor service concurrent/SampleManagedScheduledExecutorService created successfully.

Command create-managed-scheduled-executor-service executed successfully.

10.1.14.37 delete-managed-scheduled-executor-serviceサブコマンド

形式

delete-managed-scheduled-executor-service [--target target] jndi_name

機能説明

管理スケジュール実行サービスを削除します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

管理スケジュール実行サービスの参照先(IJServerクラスタ名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

管理スケジュール実行サービスのJNDI名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin delete-managed-scheduled-executor-service --target IJServer001 concurrent/SampleManagedScheduledExecutorService

Managed scheduled executor service concurrent/SampleManagedScheduledExecutorService deleted successfully.

Instance001:

Managed scheduled executor service concurrent/SampleManagedScheduledExecutorService deleted successfully.

Command delete-managed-scheduled-executor-service executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin delete-managed-scheduled-executor-service --target IJServer001 concurrent/SampleManagedScheduledExecutorService

Managed scheduled executor service concurrent/SampleManagedScheduledExecutorService deleted successfully.

Instance001:

Managed scheduled executor service concurrent/SampleManagedScheduledExecutorService deleted successfully.

Command delete-managed-scheduled-executor-service executed successfully.

10.1.14.38 list-managed-scheduled-executor-servicesサブコマンド

形式

list-managed-scheduled-executor-services [target]

機能説明

管理スケジュール実行サービスの一覧を取得します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オペランド

オペランド名

省略

説明

target

管理スケジュール実行サービスの参照先(IJServerクラスタ名、サーバーインスタンス名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin list-managed-scheduled-executor-services IJServer001

concurrent/__defaultManagedScheduledExecutorService

concurrent/SampleManagedScheduledExecutorService

Command list-managed-scheduled-executor-services executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin list-managed-scheduled-executor-services IJServer001

concurrent/__defaultManagedScheduledExecutorService

concurrent/SampleManagedScheduledExecutorService

Command list-managed-scheduled-executor-services executed successfully.

10.1.14.39 create-managed-thread-factoryサブコマンド

形式

create-managed-thread-factory [--enabled[=true|=false]] [--contextinfoenabled[=true|=false]] [--contextinfo=(Classloader|JNDI|Security|WorkArea)[,(Classloader|JNDI|Security|WorkArea)]...] [--threadpriority threadpriority] [--description description] [--target target] [--property name=value[:name=value]...] jndi_name

機能説明

管理スレッドファクトリを作成します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--enabled

なし

管理スレッドファクトリを利用不可にする場合は、「false」を指定します。
省略値は「true」です。
--targetにIJServerクラスタ名または「server」を指定した場合、参照先のクラスタおよびサーバーインスタンスのリソース参照の可否の値に設定されます。それ以外の場合、管理スレッドファクトリの状態の値に設定されます。

--contextinfoenabled

なし

--contextinfoで指定したコンテキスト情報を管理スレッドファクトリで作成したスレッドで実行するタスクに伝播させる場合は「true」を指定します。
省略値は「true」です。

--contextinfo

なし

管理スレッドファクトリで作成したスレッドで実行するタスクに伝播させるコンテキスト情報を指定します。指定可能なコンテキスト情報は「Classloader」、「JNDI」、「Security」、および「WorkArea」の4種類です。複数指定する場合はコンマで区切って指定します。
省略値は「Classloader,JNDI,Security,WorkArea」です。

--threadpriority

なし

管理スレッドファクトリが作成するスレッドの優先度を指定します。
省略値は「5」です。

--description

なし

管理スレッドファクトリの説明を指定できます。

--target

なし

管理スレッドファクトリの参照先(IJServerクラスタ名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。
参照先に「domain」を指定する場合、または作成後に参照先を追加する場合は、asadminコマンドのcreate-resource-refサブコマンドを使用して参照先を指定してください。

参照先の選択については、「4.13.7 リソースを利用するターゲットを選択する場合の手順」を参照してください。

--property

なし

本バージョンでは指定可能なプロパティはありません。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

JNDI名前空間で一意となる管理スレッドファクトリのJNDI名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。

このため、Java EE 7環境のすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin create-managed-thread-factory --target IJServer001 concurrent/SampleManagedThreadFactory

Managed thread factory concurrent/SampleManagedThreadFactory created successfully.

Instance001:

Managed thread factory concurrent/SampleManagedThreadFactory created successfully.

Command create-managed-thread-factory executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin create-managed-thread-factory --target IJServer001 concurrent/SampleManagedThreadFactory

Managed thread factory concurrent/SampleManagedThreadFactory created successfully.

Instance001:

Managed thread factory concurrent/SampleManagedThreadFactory created successfully.

Command create-managed-thread-factory executed successfully.

10.1.14.40 delete-managed-thread-factoryサブコマンド

形式

delete-managed-thread-factory [--target target] jndi_name

機能説明

管理スレッドファクトリを削除します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

管理スレッドファクトリの参照先(IJServerクラスタ名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

管理スレッドファクトリのJNDI名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin delete-managed-thread-factory --target IJServer001 concurrent/SampleManagedThreadFactory

Managed thread factory concurrent/SampleManagedThreadFactory deleted successfully.

Instance001:

Managed thread factory concurrent/SampleManagedThreadFactory deleted successfully.

Command delete-managed-thread-factory executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin delete-managed-thread-factory --target IJServer001 concurrent/SampleManagedThreadFactory

Managed thread factory concurrent/SampleManagedThreadFactory deleted successfully.

Instance001:

Managed thread factory concurrent/SampleManagedThreadFactory deleted successfully.

Command delete-managed-thread-factory executed successfully.

10.1.14.41 list-managed-thread-factoriesサブコマンド

形式

list-managed-thread-factories [target]

機能説明

管理スレッドファクトリの一覧を取得します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オペランド

オペランド名

省略

説明

target

管理スレッドファクトリの参照先(IJServerクラスタ名、サーバーインスタンス名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin list-managed-thread-factories IJServer001

concurrent/__defaultManagedThreadFactory

concurrent/SampleManagedThreadFactory

Command list-managed-thread-factories executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin list-managed-thread-factories IJServer001

concurrent/__defaultManagedThreadFactory

concurrent/SampleManagedThreadFactory

Command list-managed-thread-factories executed successfully.

10.1.14.42 create-context-serviceサブコマンド

形式

create-context-service [--enabled[=true|=false]] [--contextinfoenabled[=true|=false]] [--contextinfo=(Classloader|JNDI|Security|WorkArea)[,(Classloader|JNDI|Security|WorkArea)]...] [--description description] [--target target] [--property name=value[:name=value]...] jndi_name

機能説明

コンテキストサービスを作成します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--enabled

なし

コンテキストサービスを利用不可にする場合は、「false」を指定します。
省略値は「true」です。
--targetにIJServerクラスタ名または「server」を指定した場合、参照先のクラスタおよびサーバーインスタンスのリソース参照の可否の値に設定されます。それ以外の場合、コンテキストサービスの状態の値に設定されます。

--contextinfoenabled

なし

コンテキストサービスで作成するプロキシーオブジェクトに--contextinfoで指定したコンテキスト情報を伝播させる(true)/させない(false)を指定します
省略値は「true」です。

--contextinfo

なし

コンテキストサービスで作成するプロキシーオブジェクトに伝播させるコンテキスト情報を指定します。指定可能なコンテキスト情報は「Classloader」、「JNDI」、「Security」、および「WorkArea」の4種類です。複数指定する場合はコンマで区切って指定します。
省略値は「Classloader,JNDI,Security,WorkArea」です。

--description

なし

コンテキストサービスの説明を指定できます。

--target

なし

コンテキストサービスの参照先(IJServerクラスタ名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。
参照先に「domain」を指定する場合、または作成後に参照先を追加する場合は、asadminコマンドのcreate-resource-refサブコマンドを使用して参照先を指定してください。

参照先の選択については、「4.13.7 リソースを利用するターゲットを選択する場合の手順」を参照してください。

--property

なし

本バージョンでは指定可能なプロパティはありません。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

JNDI名前空間で一意となるコンテキストサービスのJNDI名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。

このため、Java EE 7環境のすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin create-context-service --target IJServer001 concurrent/SampleContextService

Context service concurrent/SampleContextService created successfully.

Instance001:

Context service concurrent/SampleContextService created successfully.

Command create-context-service executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin create-context-service --target IJServer001 concurrent/SampleContextService

Context service concurrent/SampleContextService created successfully.

Instance001:

Context service concurrent/SampleContextService created successfully.

Command create-context-service executed successfully.

10.1.14.43 delete-context-serviceサブコマンド

形式

delete-context-service [--target target] jndi_name

機能説明

コンテキストサービスを削除します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

コンテキストサービスの参照先(IJServerクラスタ名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

コンテキストサービスのJNDI名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin delete-context-service --target IJ

Server001 concurrent/SampleContextService

Context service concurrent/SampleContextService deleted successfully.

Instance001:

Context service concurrent/SampleContextService deleted successfully.

Command delete-context-service executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin delete-context-service --target IJ

Server001 concurrent/SampleContextService

Context service concurrent/SampleContextService deleted successfully.

Instance001:

Context service concurrent/SampleContextService deleted successfully.

Command delete-context-service executed successfully.

10.1.14.44 list-context-servicesサブコマンド

形式

list-context-services [target]

機能説明

コンテキストサービスの一覧を取得します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オペランド

オペランド名

省略

説明

target

コンテキストサービスの参照先(IJServerクラスタ名、サーバーインスタンス名、「server」または「domain」)を指定します。省略値は「server」です。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin list-context-services IJServer001

concurrent/__defaultContextService

concurrent/SampleContextService

Command list-context-services executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin list-context-services IJServer001

concurrent/__defaultContextService

concurrent/SampleContextService

Command list-context-services executed successfully.

10.1.14.45 create-resource-refサブコマンド

形式

create-resource-ref --target target reference_name

機能説明

リソースの参照を作成します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

リソースの参照先(IJServerクラスタ名または「server」)を指定します。

オペランド

オペランド名

省略

説明

reference_name

不可

リソースのJNDI名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。

このため、サーバーインスタンスまたはIJServerクラスタに属するすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin create-resource-ref --target IJServer001 mail/mail1
resource-ref mail/mail1 created successfully.
Command create-resource-ref executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin create-resource-ref --target IJServer001 mail/mail1
resource-ref mail/mail1 created successfully.
Command create-resource-ref executed successfully.

10.1.14.46 delete-resource-refサブコマンド

形式

delete-resource-ref --target target jndi_name

機能説明

リソースの参照を削除します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

リソースの参照先(IJServerクラスタ名または「server」)を指定します。

オペランド

オペランド名

省略

説明

jndi_name

不可

JNDI名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

注意事項

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin delete-resource-ref --target IJServer001 mail/mail1
resource-ref mail/mail1 deleted successfully.
Command delete-resource-ref executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin delete-resource-ref --target IJServer001 mail/mail1
resource-ref mail/mail1 deleted successfully.
Command delete-resource-ref executed successfully.

10.1.14.47 list-resource-refsサブコマンド

形式

list-resource-refs [target]

機能説明

リソースの参照を表示します。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オペランド

オペランド名

省略

説明

target

リソースの参照先(IJServerクラスタ名、サーバーインスタンス名または「server」)を指定します。省略値は「server」です。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin list-resource-refs IJServer001
mail/mail1
mail/mail2
Command list-resource-refs executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin list-resource-refs IJServer001
mail/mail1
mail/mail2
Command list-resource-refs executed successfully.