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Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

10.1.13 トランザクション

10.1.13.1 freeze-transaction-serviceサブコマンド

形式

freeze-transaction-service [--target target]

機能説明

現在実行中のトランザクションを凍結します。すでに凍結済みのトランザクションは、凍結しません。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

サーバーインスタンスのインスタンス名を指定します。省略値は「server」です。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin freeze-transaction-service --target IJServer001-1
Command freeze-transaction-service executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin freeze-transaction-service --target IJServer001-1
Command freeze-transaction-service executed successfully.

10.1.13.2 unfreeze-transaction-serviceサブコマンド

形式

unfreeze-transaction-service [--target target]

機能説明

凍結したトランザクションを凍結解除します。凍結していないトランザクションは、凍結解除しません。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

サーバーインスタンスのインスタンス名を指定します。省略値は「server」です。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin unfreeze-transaction-service --target IJServer001-1
Command unfreeze-transaction-service executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin unfreeze-transaction-service --target IJServer001-1
Command unfreeze-transaction-service executed successfully.

10.1.13.3 recover-transactionsサブコマンド

形式

recover-transactions [--transactionlogdir transaction_log_dir] [--target target_server_name] server_name

機能説明

インダウトトランザクションのトランザクションの回復処理を行います。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--transactionlogdir

なし

トランザクションの回復処理に使用するトランザクションログの格納ディレクトリを指定します。
トランザクションサービス定義のトランザクションログの位置(tx-log-dir)に指定した定義値と異なるディレクトリを指定したい場合に使用します。

--target

なし

オペランドserver_nameに指定するサーバーインスタンスがダウン中で、リカバリ用に代替のサーバーインスタンスからリカバリを実施したい場合に、代替サーバーインスタンス名を指定します。
省略値は、オペランドserver_nameに指定した値です。
回復に使用するトランザクションログの格納位置を、--transactionlogdirオプションに指定できます。

オペランド

オペランド名

省略

説明

server_name

不可

回復が必要なトランザクションが存在するサーバーインスタンスのインスタンス名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin recover-transactions IJServer001-1
Command recover-transactions executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin recover-transactions IJServer001-1
Command recover-transactions executed successfully.

10.1.13.4 rollback-transactionサブコマンド

形式

rollback-transaction [--target target] --transaction_id transaction_id

機能説明

実行中のトランザクションに対してロールバックにマークします。ロールバックにマークされたトランザクションは、トランザクション終了時に必ずロールバックされます。
対象のトランザクションを凍結してから本コマンドを実施すると、コマンド実行中に不当にトランザクションが終了することを防ぐことができます。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。

また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--target

なし

サーバーインスタンスのインスタンス名を指定します。省略値は「server」です。

--transaction_id

なし

ロールバックにマークするトランザクションIDを指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin rollback-transaction --target IJServer001-1 --transaction_id 0000000000000001
Command rollback-transaction executed successfully.

/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin rollback-transaction --target IJServer001-1 --transaction_id 0000000000000001
Command rollback-transaction executed successfully.