名前
imqcmd - メッセージブローカの管理
形式
(1)サブコマンドの実行
imqcmd サブコマンド "オプション"
(2)ヘルプの表示
imqcmd {-help|-h|-Help|-H}
機能説明
物理格納先の作成、削除などを行います。
以下のサブコマンドがあります。
サブコマンド | 説明 |
---|---|
物理格納先を作成します。 | |
コネクションを削除します。 | |
物理格納先を削除します。 | |
永続サブスクリプションを削除します。 | |
メッセージブローカが管理しているコネクションの一覧を表示します。 | |
メッセージブローカが管理している物理格納先の一覧を表示します。 | |
サブスクリプションの一覧を表示します。 | |
メッセージブローカが管理しているサービスの一覧を表示します。 | |
メッセージブローカのすべてのサービスを一時停止します。 | |
1つまたはすべての物理格納先を一時停止します。 | |
物理格納先を削除しないで、物理格納先のすべてのメッセージを破棄します。 | |
永続サブスクリプションを削除しないで、永続サブスクリプションのすべてのメッセージを破棄します。 | |
メッセージブローカの情報を照会して表示します。 | |
コネクション情報を照会して表示します。 | |
物理格納先の情報を照会して表示します。 | |
サービスの情報を照会して表示します。 | |
メッセージブローカを再起動します。 | |
メッセージブローカのサービスを再開します。 | |
1つまたはすべての物理格納先を再開します。 | |
メッセージブローカを停止します。 | |
物理格納先のプロパティを更新します。 |
オプション
オプション名 | 簡略名 | 説明 |
---|---|---|
-b | メッセージブローカのホスト名とポート番号を、「ホスト名:ポート番号」の形式で指定します。 ホスト名だけ指定する場合は、「ホスト名」として指定します。 | |
-help | -h | 使用法のヘルプを表示します。 |
-Help | -H | 使用法のヘルプ、プロパティリストおよび例を表示します。 |
-f | ユーザに実行確認の問合せを行いません。 | |
-u | メッセージブローカの管理者ユーザ名を指定します。 | |
-passfile | パスワードファイル名を絶対パスで指定します。 |
戻り値
0: 正常終了
0以外: 異常終了
注意事項
本コマンドは、管理者権限を持つユーザで実行してください。
コマンド実行時に、メッセージブローカに接続可能なユーザ情報を指定する必要があります。また、指定するユーザは、adminグループに所属している必要があります。ユーザについては、「5.9.1 ユーザとグループ」を参照してください。
パスワードファイルの指定
(1)パスワードファイル作成
パスワードファイルには、imq.imqcmd.passwordを使用して以下のように記述します。
imq.imqcmd.password=パスワード
(2)パスワードファイルのエンコード実施
(1)で作成したパスワードファイルを使用して以下のようにコマンドを実施します。
C:\Interstage\F3FMisje7\mq\bin\imqusermgr encode -src C:\work\password.txt -target C:\work\password_encoded.txt
/opt/FJSVisje7/mq/bin/imqusermgr encode -src /work/password.txt -target /work/password_encoded.txt
エンコードを行っていないパスワードファイルを指定すると[A2016]のWARNINGメッセージが表示されます。
動作としては問題ありません。
なお、指定したパスワードファイルが参照できない場合は、コマンドの実行に失敗します。出力されたエラーメッセージを参照して対処を行ってください。
注意
パスワードファイルを使用してユーザの認証を行う場合、ユーザのパスワードにマルチバイト文字を使用したパスワードを指定しないでください。
エンコード実行後、エンコード前のパスワードファイルは削除してください。
パスワードファイルに記述したパスワードを保護するため、テキストエディタで作成したパスワードファイルのアクセス権を「400」に設定してください。
使用例
以下のように実行します。
C:\Interstage\F3FMisje7\mq\bin\imqcmd update dst -t q -n mq.sys.dmq -o maxNumMsgs=10000 -b 127.0.0.1:17686 Username: admin Password: Updating the Queue destination that has the name: mq.sys.dmq with the following updated attributes: maxNumMsgs 10000 On the broker specified by: ------------------------- Host Primary Port ------------------------- 127.0.0.1 17686 Are you sure you want to update this destination? (y/n)[n] y Successfully updated the destination. |
/opt/FJSVisje7/mq/bin/imqcmd update dst -t q -n mq.sys.dmq -o maxNumMsgs=10000 -b 127.0.0.1:17686 Username: admin Password: Updating the Queue destination that has the name: mq.sys.dmq with the following updated attributes: maxNumMsgs 10000 On the broker specified by: ------------------------- Host Primary Port ------------------------- 127.0.0.1 17686 Are you sure you want to update this destination? (y/n)[n] y Successfully updated the destination. |
C:\Interstage\F3FMisje7\mq\bin\imqcmd update dst -t q -n mq.sys.dmq -o maxNumMsgs=10000 -b [::1]:17686 Username: admin Password: Updating the Queue destination that has the name: mq.sys.dmq with the following updated attributes: maxNumMsgs 10000 On the broker specified by: --------------------- Host Primary Port --------------------- [::1] 17686 Are you sure you want to update this destination? (y/n)[n] y Successfully updated the destination. |
/opt/FJSVisje7/mq/bin/imqcmd update dst -t q -n mq.sys.dmq -o maxNumMsgs=10000 -b [::1]:17686 Username: admin Password: Updating the Queue destination that has the name: mq.sys.dmq with the following updated attributes: maxNumMsgs 10000 On the broker specified by: --------------------- Host Primary Port --------------------- [::1] 17686 Are you sure you want to update this destination? (y/n)[n] y Successfully updated the destination. |
管理者ユーザ名とパスワードの入力が省略できます。
また、-fオプションを指定すると、実行確認の問合せも省略できます。
C:\Interstage\F3FMisje7\mq\bin\imqcmd update dst -t q -n mq.sys.dmq -o maxNumMsgs=10000 -u admin -passfile C:\work\passfile.txt -f Updating the Queue destination that has the name: mq.sys.dmq with the following updated attributes: maxNumMsgs 10000 On the broker specified by: ------------------------- Host Primary Port ------------------------- localhost 17686 Successfully updated the destination. |
/opt/FJSVisje7/mq/bin/imqcmd update dst -t q -n mq.sys.dmq -o maxNumMsgs=10000 -u admin -passfile /work/passfile.txt -f Updating the Queue destination that has the name: mq.sys.dmq with the following updated attributes: maxNumMsgs 10000 On the broker specified by: ------------------------- Host Primary Port ------------------------- localhost 17686 Successfully updated the destination. |