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Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

10.5 imqbrokerd

名前

imqbrokerd - メッセージブローカの資材作成・削除および起動


形式

(1)メッセージブローカ資材の新規作成
  imqbrokerd -init [-name name]

(2)メッセージブローカの起動
  imqbrokerd [[-Dproperty=value]...] [-name name] [-port #] [-reset data] [-s|-silent] [-vmargs vmarguments]

(3)メッセージブローカ資材の削除
  imqbrokerd -remove instance [-force] [-name name]

(4)ヘルプの表示
  imqbrokerd {-h|-help}


機能説明

メッセージブローカの資材の新規作成・削除および起動を行います。


オプション

オプション名

簡略名

説明

-init

メッセージブローカの運用に必要な資材を新規に作成します。

-D

メッセージブローカに様々な設定を行う場合に使用します。
指定可能なプロパティについては、「8.7 メッセージブローカのオプションプロパティ」を参照してください。

imq.system.max_sizeプロパティに「10m」を設定する場合

-Dimq.system.max_size=10m

-force

メッセージブローカの資材の削除時に、削除確認をユーザに問い合わせません。

-help

-h

使用法の情報を表示します。

-name

引数に指定した名前のメッセージブローカインスタンスを起動します。(注1)
省略値は、「imqbroker」です。

-port

メッセージブローカのポート番号を指定します。本ポートは、ポートマッパーのポート番号として使用されます。(注2)
省略値は、「17686」です。

-remove

不要となったメッセージブローカの資材(設定ファイル、ログファイル、持続ストアおよびその他の関連するファイルやディレクトリ)を削除します。メッセージブローカは起動しません。
引数には、「instance」を指定してください。

-reset

動的に作成したメッセージブローカの資材を削除、またはメッセージブローカの状態を解除して、メッセージブローカを起動します。

  • store
    すべてのメッセージとその関連データのほか、永続サブスクリプションやトランザクションの情報も含め、すべてのデータストアを消去します。

  • messages
    すべての不揮発メッセージを消去します。

  • durables
    すべての永続サブスクリプションを消去します。

  • props
    imqcmd pause bkrコマンドを使用してサービスが一時停止した場合は、メッセージブローカを再起動した場合でも一時停止状態が継続されます。本オプションを指定してメッセージブローカを起動した場合は、一時停止状態が解除されて起動されます。

-silent

-s

端末コンソールにメッセージを一切表示しません。

-vmargs

メッセージブローカが動作するJava VMのオプションを指定します。

注1)

引数に指定するメッセージブローカインスタンス名には、以下の文字を含めないでください。

  • ファイル名に使用できない記号(\ / : * ? " < > | .)

  • 空白

  • DOSデバイス名

注2)

ポート番号には、システム上のアプリケーションを含むすべてのサービスにおいて、それぞれ異なるポート番号を設定する必要があります。以下の値を設定しないでください。

  • システム内の他のサービス、システム上のアプリケーションが使用するポート番号

  • システムが動的に割り当てる領域のポート番号(エフェメラルポート)

ポート番号の設定については、「付録D ポート番号」を参照してください。


戻り値

0: 正常終了
0以外: 異常終了


注意事項

使用例

以下のように実行します。

C:\Interstage\F3FMisje7\mq\bin\imqbrokerd -force -remove instance
[#|2015-12-03T20:02:55.649+0900|FORCE|5.1|imq.log.Logger|_ThreadID=1;_ThreadName=main;|[B1095]: Removing persistent store...
|#]


[#|2015-12-03T20:02:55.649+0900|FORCE|5.1|imq.log.Logger|_ThreadID=1;_ThreadName=main;|Using built-in file-based persistent store: C:\Interstage\F3FMisje7\var\domains\domain1\imq\instances\imqbroker\
|#]


Removing all instance data...

/opt/FJSVisje7/mq/bin/imqbrokerd -force -remove instance
[#|2016-04-13T13:54:42.466+0900|FORCE|5.1|imq.log.Logger|_ThreadID=1;_ThreadName=main;|[B1095]: Removing persistent store...
|#]


[#|2016-04-13T13:54:42.467+0900|FORCE|5.1|imq.log.Logger|_ThreadID=1;_ThreadName=main;|Using built-in file-based persistent store: /var/opt/FJSVisje7/domains/domain1/imq/instances/imqbroker/
|#]


Removing all instance data...