名前
ij7setoperatorid - サービス運用ユーザーの設定
形式
ij7setoperatorid [-l] | [-u ユーザー名]
機能説明
サービス運用ユーザーを設定します。Interstage Java EE 7 DASサービス、IJServerクラスタ/サーバーインスタンス、PCMIサービスのプロセスの実効権限をサービス運用ユーザーに変更します。
また、実行ファイルや定義ファイル、各種ログなどのプログラム資源に対して、サービス運用ユーザーに基づいた適切なセキュリティ権限を設定します。
オプション
オプション名 | 説明 |
---|---|
-l | 現在設定されたサービス運用ユーザーを表示します。 |
-u | サービス運用ユーザーを指定します。rootまたはInterstage運用グループをプライマリグループとする、8文字までのユーザー名を指定可能です。 |
戻り値
0: 正常終了
0以外: 異常終了
注意事項
本コマンドは、システム管理者だけが実行可能です。
サービス運用ユーザーには、オペレーティングシステムのガイドラインに従ったユーザー名を使用してください。オペレーティングシステムのガイドラインに従っていないユーザー名を使用した場合、Java EE 7の各サービスの起動や処理に失敗することがあります。
インストール直後は、サービス運用ユーザーはrootで初期化されています。必要に応じてij7setoperatoridコマンドを実行し、サービス運用ユーザーを変更してください。
サービス運用ユーザーをrootに変更した場合、以下のメッセージが出力されます。
ISJE7: INFO: IJ7SETOPID001: The service operation user was changed to root. |
-uオプション指定で本コマンドを実行する場合、実行前に以下を停止してください。
すべてのIJServerクラスタ
すべてのメッセージブローカ
Interstage Java EE 7 DASサービス
PCMIサービス
上記のうち、PCMIサービス、またはメッセージブローカのいずれかが停止状態ではない場合、コマンド操作がエラーになります。
サービス運用ユーザーを変更した場合は「1.4.14 サービス運用ユーザーを変更した場合の資源へのアクセス権限に関する注意事項」を参照して必要な権限を付与してください。
サービス運用ユーザーに設定されているOSのユーザーをOSから削除する場合は、あらかじめ本コマンドでサービス運用ユーザーを別のユーザーに設定してから、削除を行ってください。
使用例
サービス運用ユーザーを指定します。
/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/ij7setoperatorid -u apsuser ISJE7: INFO: IJ7SETOPID002: ij7setoperatorid executed successfully. |
現在設定されたサービス運用ユーザーを表示します。
/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/ij7setoperatorid -l |