注意
時刻によるローテーションを選択している場合、ローテーションで空(0KB)の新規ログファイルが作成されたあと、次のローテーションまでの間にログに出力される情報が何もなければ、そのログファイルはローテションされて、0KBのまま保存されます。
■サーバーログの場合
サーバーログのファイルはローテーションできます。
ローテーションの条件は「ログサイズ」または「時刻」で指定します。デフォルトは「ログサイズ」です。
指定した条件を満たした場合、ローテーションが実行された時刻が付加された名前で保存されます。
server.log_YYYY-MM-DD'T'hh-mm-ss
例:2015年12月10日11時59分14秒にローテーションの条件を満たした場合、以下のファイル名でサーバーログが保存されます。
server.log_2015-12-10T11-59-14
なお、前回のローテーションから1秒以内にローテーションが実行された場合は、ファイル名に通し番号が付加されます。
server.log_YYYY-MM-DD'T'hh-mm-ss.通し番号
ローテーションに関しては、以下の項目が設定できます。
ログファイルの最大サイズを1048576~536870912 の範囲で指定します。省略値は1048576バイトです。
ログファイルが指定したサイズに達するとローテーションされます。
ローテーションを開始する時刻を0~23時の範囲で指定します。デフォルト時刻は0時です。
指定した時刻にローテーションされます。
ローテーションしたログファイルを保管する世代数を1~999の範囲で指定します。
保管するログファイルの数が指定した世代数を超えた場合は、一番古い世代のログファイルが削除されます。省略値は1世代です。
上記の設定項目は、asadminコマンドにより変更可能です。
asadminコマンドのset-log-attributesサブコマンド
設定項目は、「10.1.19.1 set-log-attributesサブコマンド」、「8.8.11 ロガーの定義項目」を参照してください。
注意
世代数を減らした場合、次回のローテーションで設定した世代数にあわせて、ログファイルが削除されます。
出力先ディレクトリにローテーション後のファイル名と同じ形式のファイルを作成しないでください。
時刻によるローテーションの場合、Interstage Java EE 7 DASサービスやIJServerクラスタが停止していると、ローテーションを開始する時刻になってもローテーションされせん。その後、Interstage Java EE 7 DASサービスやIJServerクラスタを起動しても、ローテーションが実施されません。
■Java VMログの場合
Java VMログのファイルはローテーションできます。ローテーションの条件は、「ログサイズ」または「時刻」で指定します。デフォルトは「ログサイズ」です。
指定した条件を満たした場合、以下のようにローテーションが実行された時刻が付加された名前で保存されます。
console.log_YYYY_MM_DD-hh_mm_ss
前回のローテーションから1秒以内にローテーションが実行された場合は、ファイル名に通し番号が付加されます。
console.log_YYYY_MM_DD-hh_mm_ss.通し番号
なお、ローテーション処理時/失敗時は、イベントログ/システムログに以下のメッセージが出力されます。
ローテーション処理時:情報メッセージ
ローテーション失敗時:エラーメッセージ
ローテーションに関しては、以下の項目が設定できます。
ログファイルの最大サイズを1~512Mバイトの範囲で指定します。省略値は1Mバイトです。
ログファイルが指定したサイズに達すると、ローテーションされます。
ローテーションを開始する時刻を0~23時の範囲で指定します。デフォルト時刻は0時です。
指定した時刻にローテーションされます。
ローテーションしたログファイルを保管する世代数を1~100の範囲で指定します。
保管するログファイルの数が指定した世代数を超えた場合は、一番古い世代のログファイルが削除されます。省略値は1世代です。
上記の設定項目は、PCMIプロファイルを変更することにより変更可能です。詳細については、「4.2.7 設定変更」を参照してください。
■HTTPアクセスログの場合
HTTPアクセスログのファイルはローテーションできます。ローテーションの条件は「ログサイズ」、「時刻」、「1日間隔」で指定します。
ローテーション後のファイル名は、ローテーションが実行された時刻を付加した名前で保存されます。
server_access_log.YYYY_MM_DD-hh_mm_ss.txt
前回のローテーションから1秒以内にローテーションが実行された場合は、ファイル名に通し番号が付加されます。
server_access_log.YYYY_MM_DD-hh_mm_ss.txt.通し番号
ローテーションに関しては、以下の項目が設定できます。
以下のタイプを選択でききます。
ログファイルの最大サイズを1~512Mバイトの範囲で指定します。初期値は1Mバイトです。
ログファイルが指定したサイズに達するとローテーションされます。
ローテーションを開始する時刻を0~23時の範囲で指定します。初期値は0時です。
指定した時刻にローテーションされます。
起動時点または前回ローテーションした時点から、1日経過したあとの最初のHTTPアクセスログ出力時にローテーションされます。
ローテーションしたログファイルを保管する世代数を、1~999の範囲で指定します。
保管するログファイルの数が、指定した世代数を超えた場合は、一番古い世代のログファイルが削除されます。初期値は5世代です。
上記の設定項目は、asadminコマンドのsetサブコマンドにより変更可能です。
設定項目は「8.8.2 HTTPサービスの定義項目」を参照してください。
注意
ローテーションのタイプが1日間隔の場合、かつ
Interstage Java EE 7 DASサービスを再起動した場合、または、設定変更した場合、ローテーションされたログファイルは削除されませんので、手動で削除してください。
ローテーションのタイプがログサイズまたは時刻によるローテーションの場合、かつ世代数を減らした場合、次回のローテーションで設定した世代数にあわせて、ログファイルが削除されます。
出力先ディレクトリにローテーション後のファイル名と同じ形式のファイルを作成しないでください。
時刻によるローテーションの場合、Interstage Java EE 7 DASサービスやIJServerクラスタが停止していると、ローテーションを開始する時刻になってもローテーションされせん。その後、Interstage Java EE 7 DASサービスやIJServerクラスタを起動するときにローテーションされます。
■IIOPアクセスログの場合
IIOPアクセスログのファイルはローテーションできます。ローテーションの条件は、「ログサイズ」で指定します。
指定した条件を満たした場合、以下のようにローテーションが実行された時刻が付加された名前で保存されます。
iiop_access.log_YYYY_MM_DD-hh_mm_ss
また、前回のローテーションから1秒以内にローテーションが実行された場合は、ファイル名に通し番号が付加されます。
iiop_access.log_YYYY_MM_DD-hh_mm_ss.通し番号
ローテーションに関しては、以下の項目が設定できます。
ログファイルの最大サイズを1~2000MBの範囲で指定します。初期値は3MBです。
ローテーションしたログファイルを保管する世代数を、1~999の範囲で指定します。初期値は2世代です。
保管するログファイルの数が、指定した世代数を超えた場合は、一番古い世代のログファイルが削除されます。
設定項目の詳細については、「8.8.4 IIOPサービスの定義項目」を参照してください。
注意
世代数を減らした場合、次回のローテーションで設定した世代数にあわせて、ログファイルが削除されます。
IIOPアクセスログの出力先ディレクトリにローテーション後のファイル名と同じ形式のファイルを作成しないでください。
IIOPアクセスログの設定項目を変更した場合は、変更対象のIJServerクラスタまたはInterstage Java EE 7 DASサービスを再起動し、サーバーログにエラーメッセージが出力されていないことを確認してください。
■HTTPトレースログの場合
ログファイルは、ログサイズに指定した条件でローテーションします。
ローテーションに関しては、以下の項目が設定できます。
1~2000MBの範囲で、ログファイルの最大サイズを指定します。初期値は10MBです。
ログファイルが指定したサイズに達するとローテーションされます。ローテーション後のファイル名は、ローテーションが実行された時刻を付加した名前で保存されます。
trace.log_YYYY_MM_DD-hh_mm_ss |
前回のローテーションから1秒以内にローテーションが実行された場合は、ファイル名に通し番号が付加されます。
trace.log_YYYY_MM_DD-hh_mm_ss.通し番号 |
ローテーションしたログファイルを保管する世代数を、1~999の中から選択します。
保管するログファイルの数が、指定した世代数を超えた場合は、一番古い世代のログファイルが削除されます。初期値は10世代です。
上記の設定項目は、asadminコマンドのsetサブコマンドにより変更可能です。
設定項目は「8.8.2 HTTPサービスの定義項目」を参照してください。
注意
HTTPトレースログの設定を変更した場合は、変更対象のIJServerクラスタまたはInterstage Java EE 7 DASサービスを再起動してください。
世代数を減らした場合、次回のローテーションで設定した世代数にあわせて、ログファイルが削除されます。
HTTPトレースログの出力先ディレクトリにローテーション後のファイル名と同じ形式のファイルを作成しないでください。
asadminコマンドのsetサブコマンドで、HTTPトレースログの設定項目を変更した場合には、変更対象のIJServerクラスタまたはInterstage Java EE 7 DASサービスを再起動した後、サーバーログにエラーメッセージが出力されていないことを確認してください。