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Interstage Application Server V12.0.0 Java EE 7 設計・構築・運用ガイド
FUJITSU Software

8.8.2 HTTPサービスの定義項目

定義項目

カテゴリ

プロパティ

プロパティ名

get

set

list

■HTTPサービス

×

×

アクセスログの有効化

access-logging-enabled

×

■HTTPアクセスログ

×

×

形式

format

×

世代数

max-history-files

×

ローテーションのタイプ

rotation-policy

×

ログサイズ

rotation-size

×

ログ収集時間

rotation-time

×

ログ出力ディレクトリ

access-log

×

HTTPアクセスログのバッファサイズ

accessLogBufferSize

×

■HTTPトレースログ

×

×

トレースログの有効化

enabled

×

ログサイズ

rotation-size

×

世代数

max-history-files

×

ログ出力ディレクトリ

directory

×

■仮想サーバ

×

×

仮想サーバ名

id

×

×

要求を受け付けるIPアドレス

allowRemoteAddress

×


HTTPサービス

定義項目名

${clusterName_instanceName_configName}.http-service


アクセスログの有効化

定義項目名

${clusterName_instanceName_configName}.http-service.access-logging-enabled

説明

HTTPアクセスログの出力を有効にする(true)/しない(false)を指定します

範囲
  • true

  • false

初期

true


HTTPアクセスログ

定義項目名

${clusterName_instanceName_configName}.http-service.access-log


形式

定義項目名

${clusterName_instanceName_configName}.http-service.access-log.format

説明

アクセスログに出力する項目を指定します。設定できる項目は、「4.17.3 HTTPアクセスログ」を参照してください。

範囲

1~512文字の任意の文字列

初期

%client.name% %client.id% %auth-user-name% %datetime% %request% %status% %response.length%
%headers.host% %cookies.JSESSIONID% %time-taken% %thread.id% %thread.name% %webserver.name%


世代数

定義項目名

${clusterName_instanceName_configName}.http-service.access-log.max-history-files

説明

ローテーションしたHTTPアクセスログを保管する世代数(ファイル数)を指定します。
保管するログファイルの数が指定した世代数を超えた場合は、一番古い世代のログファイルが削除されます。

範囲

1~999

初期

5


ローテーションのタイプ

定義項目名

${clusterName_instanceName_configName}.http-service.access-log.rotation-policy

説明

HTTPアクセスログのローテーションの方法を選択します。

  • logsize:ログサイズ

  • time:ログ収集時刻

  • interval:起動時点より1日間隔

範囲
  • logsize

  • time

  • interval

初期

logsize


ログサイズ

定義項目名

${clusterName_instanceName_configName}.http-service.access-log.rotation-size

説明

HTTPアクセスログの最大サイズを指定します。

ローテーションのタイプが「logsize」の場合、ログファイルが指定したサイズに達するとローテーションされます。

範囲

1~512(MB)

初期

1(MB)


ログ収集時間

定義項目名

${clusterName_instanceName_configName}.http-service.access-log.rotation-time

説明

HTTPアクセスログのローテーションを実行する時間を指定します。

ローテーションのタイプが「time」の場合、毎日指定した時刻にローテーションされます。

範囲

0~23(時)

初期

0(時)


ログ出力ディレクトリ

定義項目名

${clusterName_instanceName_configName}.http-service.virtual-server.server.access-log

説明

HTTPアクセスログを出力するディレクトリのパスを絶対パスで指定します。

パスの長さは、ファイル名(ローテーション後のファイル名)を含めてOSの最大値の範囲内になるようにしてください。

指定した値の先頭が${com.sun.aas.instanceRoot}以外の場合は、指定したディレクトリ配下にサーバーインスタンス名でディレクトリが作成され、その配下にログファイルが出力されます。

指定した値の先頭が${com.sun.aas.instanceRoot}以外の場合、IJServerクラスタやサーバーインスタンスの削除時に、ログファイルが出力されるディレクトリは削除されません。手動で削除してください。

範囲

任意の文字列

初期

${com.sun.aas.instanceRoot}/logs/access


HTTPアクセスログのバッファサイズ

定義項目名

${clusterName_instanceName_configName}.http-service.virtual-server.server.property.accessLogBufferSize

説明

HTTPアクセスログの1つのアクセス情報に対して出力できる最大サイズを指定します。

ログの書き込みサイズが指定したサイズを超過した場合は、サーバーログにAS-WEB-GLUE-00098が出力され、ログの出力は行いません。

プロパティが未設定、または範囲外の値が設定された場合は初期値(10240byte)で動作します。

範囲

10240~2147483647(byte)

初期

10240


HTTPトレースログ

定義項目名

${clusterName_instanceName_configName}.http-service.isjee-trace-log


トレースログの有効化

定義項目名

${clusterName_instanceName_configName}.http-service.isjee-trace-log.enabled

説明

HTTPトレースログの動作を有効にする(true)/しない(false)を指定します。

範囲
  • true

  • false

初期

true


ログイズ

定義項目名

${clusterName_instanceName_configName}.http-service.isjee-trace-log.rotation-size

説明

HTTPトレースログの最大サイズを指定します。ログファイルが指定したサイズに達するとローテーションされます。

範囲

1~2000(MB)

初期

10


世代数

定義項目名

${clusterName_instanceName_configName}.http-service.isjee-trace-log.max-history-files

説明

ローテーションしたHTTPトレースログを保管する世代数(ファイル数)を指定します。

保管するログファイルの数が指定した世代数を超えた場合は、一番古い世代のログファイルが削除されます。

範囲

1~999

初期

10


ログ出力ディレクトリ

定義項目名

${clusterName_instanceName_configName}.http-service.isjee-trace-log.directory

説明

HTTPトレースログを出力するディレクトリのパスを絶対パスで指定します。

パスの長さは、ファイル名(ローテーション後のファイル名)を含めてOSの最大値の範囲内になるようにしてください。

指定した値の先頭が${com.sun.aas.instanceRoot}以外の場合は、指定したディレクトリ配下にサーバーインスタンス名でディレクトリが作成され、その配下にログファイルが出力されます。

指定した値の先頭が${com.sun.aas.instanceRoot}以外の場合、IJServerクラスタやサーバーインスタンスの削除時に、ログファイルが出力されるディレクトリは削除されません。手動で削除してください。

範囲

任意の文字列

初期

${com.sun.aas.instanceRoot}/logs/http


仮想サーバ

定義項目名

${clusterName_instanceName_configName}.http-service.virtual-server.${server-id}

仮想サーバ名

定義項目名

${clusterName_instanceName_configName}.http-service.virtual-server.${server-id}.id

説明

仮想サーバの名前です。

初期
  • server(HTTPリスナー、HTTPSリスナー用)

  • __asadmin(運用管理用HTTPリスナー用)


要求を受け付けるIPアドレス

定義項目名

${clusterName_instanceName_configName}.http-service.virtual-server.${server-id}.property.allowRemoteAddress

説明

Webコンテナが要求を受け付けるIPアドレスを正規表現で指定します。複数のパターンを指定する場合には、カンマ(,)で区切ります。指定した場合は、指定したIPアドレスからのリクエストのみを受け付け、それ以外のリクエストではステータスコード403(Forbidden)が返却されます。

asadmin setサブコマンドで値を省略(定義項目名と「=」だけを指定)して実行すると、値をなしに設定できます。この場合は、設定対象を再起動してください。

注意

  • Webサーバを経由する運用の場合はWebサーバのIPアドレスを指定し、Webサーバを経由しない運用の場合はアクセス元のIPアドレスを指定します。なお、同一筐体にあるWebサーバと連携する場合、指定するIPアドレスには、定義項目「ネットワークアドレス」に設定されているIPアドレスを用います。ただし、ネットワークアドレスの値が「0.0.0.0」の場合は、「127.0.0.1」を指定してください。

  • 正規表現ではピリオド(.)は任意の一文字として扱われます。ピリオドとして扱うにはエスケープ文字(\またはバックスラッシュ)を付加してください。なお、正規表現の詳細は、java.util.regex.Patternクラスの仕様を参照してください。

範囲

IPアドレス(正規表現)

初期

なし


関連情報

詳細な説明や関連記事については、以下を参照してください。

内容

参照先

機能説明

2.7 HTTPサービス

チューニング方法

コマンド

asadminコマンドの以下のサブコマンド
  getサブコマンド
  setサブコマンド
  listサブコマンド