形式
set-log-attributes [--target target] attribute-name=attribute-value[:attribute-name=attribute-value]...
機能説明
1つまたは複数のロガーに対するログ属性を設定します。
asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。
また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。
オプション
オプション名 | 簡略名 | 説明 |
---|---|---|
--target | なし | 以下のいずれかを指定します。省略値は「server」です。
|
オペランド
オペランド名 | 省略 | 説明 |
---|---|---|
attribute-name | 不可 | ログ属性とその値を指定します。 アプリケーションからJavaロギングAPIを使用してログ出力する場合、アプリケーションで必要な属性を設定してください。 ロガーの定義項目を変更する場合、以下の属性の変更をサポートしています。
設定値については、「8.8.11 ロガーの定義項目」を参照してください。
JavaロギングAPIおよびFileHandlerの詳細は、JDKドキュメントのJavaロギングの仕様を参照してください。 |
戻り値
0: 正常終了
1: 異常終了
注意事項
アプリケーションで定義する属性(ロガー名およびカスタムログハンドラの定義)には、アプリケーションで使用する固有のパッケージ名から始まる属性名を指定してください。
アプリケーションからのログ出力を行う場合、以下のプロパティを除いたプロパティが設定可能です。
.levelで終わるプロパティ
ルートロガーのプロパティ
以下のロガー名で始まるロガー名の動作を変更するプロパティ
apiscan
backup
com.fujitsu.interstage.javaee
com.sun
enterprise.system.jaspic.security
global
grizzly
Grizzly
Http Tunneling
javax
Jersey-Monitoring
JxtaMgmt
MBeans
naming
net.jxta
oa
orb
orbd
org.apache.catalina
org.apache.jasper
org.apache.jk
org.apache.naming
org.apache.tomcat
org.eclipse.persistence
org.glassfish
org.jvnet
org.shoal
ReplicationLogger
rmiiiop
rpc
ServiceLoader
ShoalLogger
ums.service
util
WebAppAdapter
WebappLoader
websocket
wstx
本サブコマンドで作成または更新したログ属性は、サーバーインスタンスの起動時に有効になります。
本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。
「target」(または「オペランド」)に指定したサーバーインスタンスまたは指定したIJServerクラスタに属するすべてのサーバーインスタンス
このため、サーバーインスタンスまたはIJServerクラスタに属するすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。
更新を反映させるため、手動による同期化が必要な場合があります。詳細は「2.1.4 リポジトリの同期化処理」を参照してください。
使用例
以下のように実行します。
C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin set-log-attributes handlers=java.util.logging.ConsoleHandler,java.util.logging.FileHandler |
/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin set-log-attributes handlers=java.util.logging.ConsoleHandler,java.util.logging.FileHandler |
まとめて設定する場合、以下のように実行します。
C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin set-log-attributes com.sun.enterprise.server.logging.GFFileHandler.maxHistoryFiles=5:com.sun.enterprise.server.logging.GFFileHandler.rotationLimitInBytes=2097152 |
/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin set-log-attributes com.sun.enterprise.server.logging.GFFileHandler.maxHistoryFiles=5:com.sun.enterprise.server.logging.GFFileHandler.rotationLimitInBytes=2097152 |
形式
delete-log-attributes [--target target] attribute-name[:attribute-name]...
機能説明
1つまたは複数のロガーに対するログ属性を削除します。
asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。
また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。
オプション
オプション名 | 簡略名 | 説明 |
---|---|---|
--target | なし | 以下のいずれかを指定します。省略値は「server」です。
|
オペランド
オペランド名 | 省略 | 説明 |
---|---|---|
attribute-name | 不可 | 削除するログ属性の完全スコープ名に対する値を指定します。複数のログ属性を指定する場合、ログ属性を「:」(コロン)で連結して指定します。 |
戻り値
0: 正常終了
1: 異常終了
注意事項
以下のログ属性を削除することはできません。
com.sun.enterprise.server.logging.GFFileHandler.directory
com.sun.enterprise.server.logging.GFFileHandler.rotationPolicy
com.sun.enterprise.server.logging.GFFileHandler.rotationTime
java.util.logging.FileHandler.limit
com.sun.enterprise.server.logging.GFFileHandler.rotationLimitInBytes
java.util.logging.FileHandler.count
com.sun.enterprise.server.logging.GFFileHandler.maxHistroyFiles
java.util.logging.FileHandler.pattern
java.util.logging.FileHandler.formatter
.levelで終わるログ属性(ログレベルはdelete-log-levelsサブコマンドで削除するため)
handlers属性に対して本サブコマンドを実行すると、属性名のみ定義された状態になります。属性値は削除されているため問題ありません。
本サブコマンドで削除したログ属性は、サーバーインスタンスの起動時に有効になります。
本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。
「target」(または「オペランド」)に指定したサーバーインスタンスまたは指定したIJServerクラスタに属するすべてのサーバーインスタンス
このため、サーバーインスタンスまたはIJServerクラスタに属するすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。
更新を反映させるため、手動による同期化が必要な場合があります。詳細は「2.1.4 リポジトリの同期化処理」を参照してください。
使用例
以下のように実行します。
C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin delete-log-attributes jp.example.handlers |
/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin delete-log-attributes jp.example.handlers |
形式
list-log-attributes [target]
機能説明
定義されたすべてのログ属性の一覧を表示します。
asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。
また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。
オペランド
オペランド名 | 省略 | 説明 |
---|---|---|
target | 可 | 以下のいずれかを指定します。省略値は「server」です。
|
戻り値
0: 正常終了
1: 異常終了
使用例
以下のように実行します。
C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin list-log-attributes |
/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin list-log-attributes |
形式
set-log-levels [--target target] logger-name=logger-level[:logger-name=logger-level]...
機能説明
1つまたは複数のロガーに対するログレベルを設定します。
asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。
また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。
オプション
オプション名 | 簡略名 | 説明 |
---|---|---|
--target | なし | 以下のいずれかを指定します。省略値は「server」です。
|
オペランド
オペランド名 | 省略 | 説明 |
---|---|---|
logger-name | 不可 | JavaロギングAPIを使用して作成したロガーに対してログレベルを指定します。複数のロガーを指定する場合、「ロガー名=ログレベル」のペアを「:」(コロン)で連結して指定します。 設定できるログレベルの値を以下に示します。
|
戻り値
0: 正常終了
1: 異常終了
注意事項
もともと設定されているロガーのログレベルは変更しないでください。
本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。
「target」(または「オペランド」)に指定したサーバーインスタンスまたは指定したIJServerクラスタに属するすべてのサーバーインスタンス
このため、サーバーインスタンスまたはIJServerクラスタに属するすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。
更新を反映させるため、手動による同期化が必要な場合があります。詳細は「2.1.4 リポジトリの同期化処理」を参照してください。
使用例
以下のように実行します。
C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin set-log-levels jp.example=FINE |
/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin set-log-levels jp.example=FINE |
形式
delete-log-levels [--target target] logger-name[:logger-name]...
機能説明
1つまたは複数のロガーに対するログレベルを削除します。
asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。
また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。
オプション
オプション名 | 簡略名 | 説明 |
---|---|---|
--target | なし | 以下のいずれかを指定します。省略値は「server」です。
|
オペランド
オペランド名 | 省略 | 説明 |
---|---|---|
logger-name | 不可 | ログレベルを削除するロガー名を指定します。複数のロガーを指定する場合、ロガー名を「:」(コロン)で連結して指定します。 |
戻り値
0: 正常終了
1: 異常終了
注意事項
もともと設定されている以下のロガーのログレベルは削除しないでください。
com.sun.enterprise.server.logging.GFFileHandler
javax.enterprise.system.tools.admin
org.apache.jasper
javax.enterprise.resource.corba
javax.enterprise.system.core
javax.enterprise.system.core.classloading
javax.enterprise.resource.jta
java.util.logging.ConsoleHandler
javax.enterprise.system.webservices.saaj
javax.enterprise.system.tools.deployment
javax.enterprise.system.container.ejb
javax.enterprise.system.core.transaction
org.apache.catalina
javax.enterprise.system.container.ejb.mdb
org.apache.coyote
javax
javax.enterprise.resource.javamail
javax.enterprise.system.webservices.rpc
javax.enterprise.system.container.web
javax.enterprise.system.util
javax.enterprise.resource.resourceadapter
javax.enterprise.resource.jms
javax.enterprise.system.core.config
javax.enterprise.system
javax.enterprise.system.core.security
javax.enterprise.system.container.cmp
javax.enterprise.system.webservices.registry
javax.enterprise.system.core.selfmanagement
空文字(ルートロガー)
javax.enterprise.resource.jdo
javax.enterprise.system.core.naming
javax.enterprise.resource.webcontainer.jsf.application
javax.enterprise.resource.webcontainer.jsf.resource
javax.enterprise.resource.webcontainer.jsf.config
javax.enterprise.resource.webcontainer.jsf.context
javax.enterprise.resource.webcontainer.jsf.facelets
javax.enterprise.resource.webcontainer.jsf.lifecycle
javax.enterprise.resource.webcontainer.jsf.managedbean
javax.enterprise.resource.webcontainer.jsf.renderkit
javax.enterprise.resource.webcontainer.jsf.taglib
javax.enterprise.resource.webcontainer.jsf.timing
javax.enterprise.resource.sqltrace
javax.org.glassfish.persistence
org.jvnet.hk2.osgiadapter
javax.enterprise.system.tools.backup
org.glassfish.admingui
javax.enterprise.system.ssl.security
ShoalLogger
org.eclipse.persistence.session
本サブコマンドで削除したログレベルは、サーバーインスタンスの起動時に有効になります。
本サブコマンドを実行すると、以下の同期化対象に対して、定義項目の更新(同期化)処理が行われます。
「target」(または「オペランド」)に指定したサーバーインスタンスまたは指定したIJServerクラスタに属するすべてのサーバーインスタンス
このため、サーバーインスタンスまたはIJServerクラスタに属するすべてのサーバーインスタンスに対する実行結果が出力されます。実行結果の詳細は「asadminコマンドの注意事項」を参照してください。
更新を反映させるため、手動による同期化が必要な場合があります。詳細は「2.1.4 リポジトリの同期化処理」を参照してください。
使用例
以下のように実行します。
C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin delete-log-levels jp.example |
/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin delete-log-levels jp.example |
形式
list-log-levels [target]
機能説明
定義されたすべてのロガーとログレベルの一覧を表示します。
asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「10.1 asadmin」も参照してください。
また共通オプションについては、「10.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。
オペランド
オペランド名 | 省略 | 説明 |
---|---|---|
target | 可 | 以下のいずれかを指定します。省略値は「server」です。
|
戻り値
0: 正常終了
1: 異常終了
使用例
以下のように実行します。
C:\Interstage\F3FMisje7\glassfish\bin\asadmin list-log-levels |
/opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin list-log-levels |