日本語資源管理の外字の取出し機能をコマンド形式で呼び出す方法について説明します。
外字の取出し機能の詳細は、“4.8 外字の取出し”を参照してください。
コマンド
呼出し形式
F5ATUJRM.EXE /G /GY "業務名" /DF "フォントシステム名" [/DT "書体名"] [/DS 横サイズ, 縦サイズ[,レターサイズ][:...]] [/CR 開始コード: 終了コード] [/K 転送ファイルの形式] [/REP] "取出し先ディレクトリ"
パラメタの説明
外字の取出し処理を行う場合に指定します。
外字の取出し処理を行う業務の業務名を指定します。
業務名は、ダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。
取出し先のフォントシステム名を指定します。
フォントシステム名は、ダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。
フォントシステム名については、“E.5.1 フォントシステム名、書体名について”を参照してください。
取出し先の書体名を指定します。書体名はダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。指定できる書体名については、“E.5.1 フォントシステム名、書体名について”を参照してください。
取出し先のフォントシステム名から書体名を一意に決定できる場合は、本パラメタの指定は省略可能です。
取出し先の文字サイズを指定します。
省略した場合は、取出し先の書体中の文字が存在するすべてのサイズが指定されたものとみなされます。
文字サイズは、コロン(:)で区切ることによって複数指定できます。
例
取出し先文字サイズが横32ドット、縦32ドットと横64ドット、縦64ドットの場合
/DS 32,32:64,64
取出し先文字サイズが横24ドット、縦24ドット、レターサイズ22ドットと横32ドット、縦32ドット、レターサイズ32ドットの場合
/DS 24,24,22:32,32,32
取り出すコードの範囲を指定します。
本パラメタを省略した場合は、取出し先フォントシステムの外字域の全範囲が指定されたものとみなされます。
例
80a1から80a4までの文字を取り出す場合
/CR 80a1:80a4
転送ファイルの形式を指定します。
ただし、フォントシステム名から転送ファイルの形式を一意に決定できる場合は、省略可能です。以下の値のいずれかを指定してください。
外字連携形式
TrueType外字連携形式
TRANS形式
APP転送形式
BDF形式
BCF形式
取出し先ディレクトリに同じ名前のファイルが存在した場合、上書きすることを指定します。
本パラメタを省略した場合、ファイルは上書きされません。
取出し先のディレクトリ名を、246バイト以下のフルパスで指定します。
取出し先ディレクトリ名は、ダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。
また、ディレクトリ名の最後に"\"を指定しないでください。
本パラメタは、必ず最後のパラメタとして指定してください。
コマンド実行例
例
以下の条件で外字を取り出す場合
業務名が「総務」
取出し先フォントシステムが「OSIV JEF基本辞書」、書体が「明朝体」
取り出すコード範囲が80a1から80a3
転送ファイルの形式は、TRANS形式
ファイルがあったら、置き換える
取出し先ディレクトリは、c:\dir
"C:\Program Files\CharMGR\JPMAN\F5ATUJRM.EXE" /G /GY "総務" /DF "OSIV JEF基本辞書" /DT "明朝体" /CR 80A1:80A3 /K TRN /REP "c:\dir"
復帰コード
正常終了すると、0が返却されます。それ以外の値はエラーです。
エラーの内容と対処法については、“E.5.2 復帰コード”の“表E.4 外字関連、配付機能、退避機能のコマンドで返却される復帰コード”を参照してください。