外字データライブラリからの外字登録機能をコマンド形式で呼び出す方法について説明します。外字データライブラリからの外字登録機能の詳細については、“4.3.2 外字データライブラリから登録する”を参照してください。
注意
外字データライブラリには空白文字も含まれていますが、空白文字を日本語資源管理に登録しようとしても、文字パターンは登録されません。 辞書用外字に空白文字を登録しようとすると、属性情報のみが登録されます。ただし、登録先に文字が登録されている場合には、属性情報も登録されません。
コマンド
呼出し形式
F5ATUJRM.EXE /T /GY "業務名" /DF "フォントシステム名" [/DT "書体名"] [/DS 横サイズ,縦サイズ[,レターサイズ][:...]] /P 登録先コード [/REP] /BC 基盤コード
パラメタの説明
外字データライブラリから外字の登録処理を行う場合に指定します。
登録先の業務の業務名を指定します。
業務名は、ダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。
登録先のフォントシステム名を指定します。
フォントシステム名は、ダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。指定できるフォントシステム名は、指定された業務名の業務に含まれるフォントシステムになります。
フォントシステム名については、“E.5.1 フォントシステム名、書体名について”を参照してください。
登録先の書体名を指定します。
書体名は、ダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。
指定できる書体名については、“E.5.1 フォントシステム名、書体名について”を参照してください。
登録先フォントシステムから書体名が一意に決定できる場合は、本パラメタの指定は省略可能です。
登録先の文字サイズを半角数字で指定します。
省略した場合は、登録先の書体に含まれるすべてのサイズが指定されたものとみなされます。
登録先フォントシステムがTrueTypeの場合、本パラメタの指定は無視されます。
文字サイズは、コロン(:)で区切ることによって複数指定できます。
例
登録先文字サイズが横32ドット、縦32ドットと横64ドット、縦64ドットの場合
/DS 32,32:64,64
登録先文字サイズが横24ドット、縦24ドット、レターサイズ22ドットと横32ドット、縦32ドット、レターサイズ32ドットの場合
/DS 24,24,22:32,32,32
登録先コードを半角英数字で指定します。英字の大文字/小文字は区別されません。
登録先に文字が存在した場合、置き換えることを指定します。
本パラメタを省略した場合、登録先に文字が存在すると、エラーになります。
登録する文字の基盤コードを半角数字で指定します。
基盤コードについては、“Charset Manager 外字データライブラリオプション 使用手引書”を参照してください。
コマンド実行例
例
以下の条件で外字を登録する場合
業務名が「総務」
登録先フォントシステムが「UXP/DS システムフォント(S90)」、書体が「明朝体」、サイズが横24ドット、縦24ドット、レター22ドットと横32ドット、縦32ドット、レター32ドット
登録先コードがf5a1
登録先に文字があったら置き換える
基盤コードが1
"C:\Program Files\CharMGR\JPMAN\F5ATUJRM.EXE" /T /GY "総務" /DF "UXP/DS システムフォント(S90)" /DT "明朝体" /DS 24,24,22:32,32,32 /P f5a1 /REP /BC 1
復帰コード
正常終了すると、0が返却されます。それ以外の値はエラーです。
エラーの内容と対処法については、“E.5.2 復帰コード”の“表E.4 外字関連、配付機能、退避機能のコマンドで返却される復帰コード”を参照してください。