ファイルからの外字登録機能をコマンド形式で呼び出す方法について説明します。
ファイルからの外字登録機能の詳細については、“4.3.1 転送ファイルから登録する”を参照してください。
コマンド
Charset Managerインストールディレクトリ\JPMAN\F5ATUJRM.EXE
呼出し形式
F5ATUJRM.EXE /R /GY "業務名" /SF "フォントシステム名" [/ST "書体名"] [/K 転送ファイルの形式] [/P 登録先コード] [/REP] [/CK コードキー [/DEL]] "転送ファイル名"
パラメタの説明
ファイルから外字の登録処理を行う場合に指定します。
登録先の業務名を指定します。
業務名は、ダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。
登録元のフォントシステム名を指定します。
フォントシステム名は、ダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。指定できるフォントシステム名は、指定された業務名の業務に含まれるフォントシステムになります。
フォントシステム名については、“E.5.1 フォントシステム名、書体名について”を参照してください。
登録元の書体名を指定します。
書体名は、ダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。
指定できる書体名については、“E.5.1 フォントシステム名、書体名について”を参照してください。
登録元フォントシステムから書体名が一意に決定できる場合は、本パラメタの指定は省略可能です。転送ファイルの形式がAPP転送形式またはBDF形式の場合は、本パラメタの指定は無視されます。
転送ファイルの形式を指定します。
フォントシステム名から転送ファイルの形式を一意に決定できる場合は省略可能です。
以下の値のいずれかを指定してください。
外字連携形式
TrueType外字連携形式
TRANS形式
APP転送形式
BDF形式
BCF形式
登録先コードを指定します。
登録先コードが指定された場合、転送ファイル内のコードは無視され、指定されたコードを先頭にして順に文字が登録されます。
本パラメタを省略した場合、転送ファイル内のコードに従って文字が登録されます。登録元のフォントシステム名に"その他 BDFフォント"を指定した場合、必ず転送ファイル内にコードを記述してください。
登録先に文字が存在した場合、置き換えることを指定します。
本パラメタを省略した場合、文字は置き換えられません。
登録元フォントシステム名に"その他 BDFフォント" を指定した場合に、コード系をコードキーで指定します。
フォントシステムのコード系が指定済みで変更する必要がない場合は、本パラメタは省略可能です。すでに文字が登録されているフォントシステムのコード系を本パラメタで変更する場合は、/DELパラメタの指定が必要です。
登録元フォントシステムが"その他 BDFフォント"以外の場合は、本パラメタの指定は無視されます。
コード系 | コードキー |
---|---|
JEF | JEF |
本パラメタを指定すると登録されている文字をすべて削除してから、転送ファイル中の文字が登録されます。本パラメタは、/CKパラメタが指定されている場合のみ指定可能です。
流通元システムで作成した転送ファイル名を指定します。
転送ファイル名は、ダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。
本パラメタは、必ず最後のパラメタとして指定してください。
コマンド実行例
例
以下の条件で外字を登録する場合
業務名が「総務」
登録元フォントシステムが「OSIV JEF基本辞書」、書体が「明朝体」
転送ファイルの形式が外字連携形式
登録先コードが87a1
登録先にコードがあったら置き換える
転送ファイルは、c:\file.rcf
"C:\Program Files\CharMGR\JPMAN\F5ATUJRM.EXE" /R /GY "総務" /SF "OSIV JEF基本辞書" /ST "明朝体" /K RCF /P 87a1 /REP "c:\file.rcf"
復帰コード
正常終了すると、0が返却されます。それ以外の値はエラーです。
エラーの内容と対処法については、“E.5.2 復帰コード”の“表E.4 外字関連、配付機能、退避機能のコマンドで返却される復帰コード”を参照してください。