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FUJITSU Software

2.10.1 convertVMtoLServerコマンドを使用した仮想PCの一括取り込み手順

ここでは、convertVMtoLServerコマンドを使用して仮想PCを一括して仮想L-Serverへ取り込む手順について説明します。

目的

仮想PCを一括して仮想L-Serverに関連付けし、仮想L-Serverのネットワーク変更用XMLファイルを一括して作成する場合に実施します。


手順

  1. convertVMtoLServerコマンドを実行して、CSV設定ファイルを作成します。

    以下のコマンドを実行します。

    > convertVMtoLServer -exportfile CSV設定ファイル格納フォルダー <RETURN>

    CSV設定ファイルは以下の名前でCSV設定ファイル格納フォルダーに作成されます。

    convertVMtoLserver_yyyymmddhhmmss.csv

    yyyymmddhhmmssは、CSV設定ファイルを作成した日付と時間です。

  2. 仮想PCを仮想L-Serverに関連付けし、仮想L-Serverのネットワーク変更用XMLファイルを一括して作成します。

    以下のコマンドを実行します。手順1.で作成したCSV設定ファイルを指定します。

    > convertVMtoLServer -file CSV設定ファイル格納フォルダー\convertVMtoLserver_yyyymmddhhmmss.csv <RETURN>

参考

  • 以下の場合には、手順1.で作成されたCSV設定ファイルを編集して、手順2.を実施してください。

    • CSV設定ファイルにコメントやラベルを設定したい場合

    • フォルダー構成を利用したい場合

  • 処理対象外としたい仮想PCの情報がCSV設定ファイルに含まれている場合は、手順1.で作成されたCSV設定ファイルから該当する仮想PCの行を削除して手順2.を実施してください。

参照

convertVMtoLServerコマンドの詳細は、「4.2 convertVMtoLServer」を参照してください。


の確認

以下を確認します。

注意

  • CSV設定ファイル名は、絶対パスで指定してください。

  • 同じCSV設定ファイルを再度実行した場合、前回出力したCSV結果ファイルが上書きされます。上書きされないように、以前出力したCSV結果ファイルのバックアップを取ってください。

  • 電源状態がONである仮想PCだけ仮想L-Serverへの取り込みができます。電源状態がOFFの仮想PCに対して、仮想L-Serverへの取り込みを実施した場合、メッセージ番号69133のエラーメッセージが発生します。仮想PCの電源をONにしてしばらく待ってから再実行してください。

  • 仮想PC名が本製品の仮想L-Serverに関連付けができない場合でも、当該仮想PCの情報はconvertVMtoLServer -exportfileコマンドでCSV設定ファイルに出力されます。しかし、convertVMtoLServer -fileコマンドで当該仮想PCを仮想L-Serverに関連付けする際にエラーとなり、メッセージ番号67154のエラーメッセージが発生します。関連付けできなかった仮想PCに対して、「B.1 仮想PCに対して仮想L-Serverへの関連付けが失敗した場合の対処方法」を実施します。

  • VMプールに登録された、VMホスト上のVMゲストの名前に重複があった場合、convertVMtoLServer -exportfileコマンドはエラーにならず、CSV設定ファイルにVMゲスト名が同じ行が複数行出力されます。このCSV設定ファイルを入力としてconvertVMtoLServer -fileコマンドを実施すると、2つ目以降のVMゲストの仮想L-Server関連付けにおいてエラーとなり、メッセージ番号67280のエラーメッセージが出力されます。メッセージ番号67280のエラーメッセージの対処にしたがってください。

  • 定義ファイルの記述ミスなどの原因で、仮想PCを仮想L-Serverに関連付けすることは成功したが、ネットワーク変更用XMLファイルの作成に失敗した場合、原因を取り除いてconvertVMtoLServer -createxmlコマンドでネットワーク変更用XMLファイルを作成してください。詳細は、「B.3 ネットワーク変更用XMLファイルが作成されていない場合の対処方法」を参照してください。

  • 複数のNICが存在する仮想PCの場合、「A.4 ネットワーク変更用XMLファイル」を参照し、複数のNICに対応したネットワーク変更用XMLファイルを作成してください。