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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.3.0 検疫ネットワークへの自動隔離機能使用手引書
FUJITSU Software

2.10 構築済みの仮想PCと仮想L-Serverの関連付け

ここでは、構築済みの仮想PCと仮想L-Serverの関連付けについて説明します。

以下のどれかのサーバが検出した仮想PCのセキュリティリスクは、SNMPトラップまたはREST-APIによって本製品に通知されます。

【Trend Micro VB Corp.】
  • ウイルスバスターCorp. 11.0 サーバ

  • ウイルスバスターCorp. XG サーバ

Trend Micro PM】
  • Trend Micro Policy Manager

【Symantec】
  • Symantec Endpoint protection Manager

【McAfee】
  • McAfee ePO サーバ

このとき、接続するネットワークを検疫ネットワークに切り替える仮想PCを特定しますが、そのためにIPアドレスが設定されたL-Serverが必要です。

また、検疫ネットワークへの切替えには、ネットワークが操作できる仮想L-Serverが必要です。

【VMware】

ネットワークが操作できる仮想L-Serverには、仮想L-Serverに関連付ける仮想PCの仮想NICの種類に制約があります。以下の仮想NICをサポートしています。

  • E1000e

  • E1000

  • VMXNET3


仮想PCを仮想L-Serverに関連付けることで、仮想PCに割り当て済みのIPアドレスを仮想L-Serverへ取り込むことができます。


前提条件

仮想PCに割り当て済みのIPアドレスをL-Serverに取り込むための前提条件は以下のとおりです。

【VMware】
  • 仮想マシン上でVMware Toolsが動作し、仮想化ソフトウェアがIPアドレスを検出している

    仮想化ソフトウェアの画面(vSphere ClientまたはvSphere Web Client)での確認方法は、以下のとおりです。

    • 仮想マシンの[サマリ]タブの[VMware Tools]ラベルに、実行中である旨が表示されている

    • 仮想マシンの[サマリ]タブの[IPアドレス]ラベルに、仮想マシンに割り当てているIPアドレスが表示されている

【Hyper-V
  • 仮想化ソフトウェアがIPアドレスを検出している

注意

Hyper-Vの仮想PCのOSがWindowsである、かつ仮想PCのOSにKB3063109の修正が適用されていない場合、仮想PCに割り当て済みのIPアドレスがL-Serverに取り込みできない場合があります。Microsoft Updateなどを利用して、最新の更新プログラムを適用してください。

Citrix Xen】
  • 仮想マシン上でXenServer Toolsが動作し、仮想化ソフトウェアがIPアドレスを検出している

    仮想化ソフトウェアの画面(XenCenter)での確認方法は、以下のとおりです。

    • 仮想マシンの[全般]タブの[仮想化の状態]に、[管理エージェントがインストールされました]が表示されている

    • 仮想マシンの[ネットワーク]タブの[IPアドレス]に、仮想マシンに割り当てているIPアドレスが表示されている

  • 仮想マシンにHome Serverを設定している