ここでは、構築済みの仮想PCと仮想L-Serverの関連付けについて説明します。
以下のどれかのサーバが検出した仮想PCのセキュリティリスクは、SNMPトラップまたはREST-APIによって本製品に通知されます。
ウイルスバスターCorp. 11.0 サーバ
ウイルスバスターCorp. XG サーバ
Trend Micro Policy Manager
Symantec Endpoint protection Manager
McAfee ePO サーバ
このとき、接続するネットワークを検疫ネットワークに切り替える仮想PCを特定しますが、そのためにIPアドレスが設定されたL-Serverが必要です。
また、検疫ネットワークへの切替えには、ネットワークが操作できる仮想L-Serverが必要です。
ネットワークが操作できる仮想L-Serverには、仮想L-Serverに関連付ける仮想PCの仮想NICの種類に制約があります。以下の仮想NICをサポートしています。
E1000e
E1000
VMXNET3
仮想PCを仮想L-Serverに関連付けることで、仮想PCに割り当て済みのIPアドレスを仮想L-Serverへ取り込むことができます。
前提条件
仮想PCに割り当て済みのIPアドレスをL-Serverに取り込むための前提条件は以下のとおりです。
仮想マシンの電源がONになっている
本製品が仮想マシンを検出している
仮想マシンの電源ON後、約6分待ってください。
仮想マシン上でVMware Toolsが動作し、仮想化ソフトウェアがIPアドレスを検出している
仮想化ソフトウェアの画面(vSphere ClientまたはvSphere Web Client)での確認方法は、以下のとおりです。
仮想マシンの[サマリ]タブの[VMware Tools]ラベルに、実行中である旨が表示されている
仮想マシンの[サマリ]タブの[IPアドレス]ラベルに、仮想マシンに割り当てているIPアドレスが表示されている
仮想化ソフトウェアがIPアドレスを検出している
注意
Hyper-Vの仮想PCのOSがWindowsである、かつ仮想PCのOSにKB3063109の修正が適用されていない場合、仮想PCに割り当て済みのIPアドレスがL-Serverに取り込みできない場合があります。Microsoft Updateなどを利用して、最新の更新プログラムを適用してください。
仮想マシン上でXenServer Toolsが動作し、仮想化ソフトウェアがIPアドレスを検出している
仮想化ソフトウェアの画面(XenCenter)での確認方法は、以下のとおりです。
仮想マシンの[全般]タブの[仮想化の状態]に、[管理エージェントがインストールされました]が表示されている
仮想マシンの[ネットワーク]タブの[IPアドレス]に、仮想マシンに割り当てているIPアドレスが表示されている
仮想マシンにHome Serverを設定している