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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.3.0 操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理)
FUJITSU Software

17.2.1 仕様変更

ここでは、L-Serverの仕様変更について説明します。下記の手順で、L-Serverの仕様変更を行います。

【Solarisゾーン】
CPU数とCPU性能の値から、非大域ゾーンに設定するcap値を計算します。
詳細は、「導入ガイド CE」の「8.7.7 L-Server作成」を参照してください。
サーバ管理製品で管理されていないVMホスト上の仮想マシンと関連付いているL-Serverについては、RORコンソールから仕様変更はできません。大域ゾーンから変更してください。


GUIでの手順

  1. オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューから[設定変更]-[仕様]を選択します。

    [L-Serverの仕様変更]ダイアログが表示されます。

  2. 値を変更します。

    [L-Serverの仕様変更]ダイアログの各項目には、現在設定されている値が表示されます。変更した項目には、項目名の前にアスタリスク("*")が付加されます。
    指定できる値の範囲については、「16.2.2 [サーバ]タブ」または「16.3.2 [サーバ]タブ」を参照してください。

  3. [OK]ボタンをクリックします。

    仮想L-Serverの電源がONの状態で仕様変更した場合、仮想L-Serverの構成だけが変更されます。

  4. 仮想L-Serverの電源がONの状態で仕様変更した場合は、各OSの手順に従って、変更した構成をOSに認識させます。


コマンドでの手順

  1. rcxadm lserver modifyまたはrcxadm lserver setを実行します。

    rcxadm lserver modifyコマンドとrcxadm lserver setコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。
    仮想L-Serverの電源がONの状態で仕様変更した場合、仮想L-Serverの構成だけが変更されます。

  2. 仮想L-Serverの電源がONの状態で仕様変更した場合は、各OSの手順に従って、変更した構成をOSに認識させます。


仕様変更できる項目

物理L-Serverと仮想L-Serverの場合では、仕様変更できる項目が異なります。

注意

スナップショットをリストアした直後は、L-ServerとVM管理製品が管理するVMゲストの構成に差分が生じる場合があります。
CPU情報を変更する場合、VMプールに登録されているVMホストのCPU性能、またはCPU数以内の値を指定してください。
オーバーコミットを使用する場合、VMホストのCPU性能を超えた値を指定できます。
VMゲストの構成の差分は、VM管理製品に対して定期的に問い合わせ、L-Serverの構成に反映されます。
定期的な問い合わせによるL-Serverの構成の反映については、「17.2 変更」を参照してください。

仮想マシンを割当て済みのL-Serverに対してサーバ冗長化の値を変更した場合、L-Serverの属性だけが変更され、仮想マシンは何も変更されません。

【Solarisゾーン】
CPUのCAP値を指定していないL-Serverに対してCPUの設定を変更するとき、必ずCPU数とCPU性能の両方の値を変更してください。