EnableCharTypeLimiterはLimiterのひとつであり、有効文字種を指定することで、入力文字種を制限する機能付加部品です。
機能付加対象は以下のとおりです。
注意
EnableCharTypeLimiterを利用できるブラウザ
EnableCharTypeLimiterは、Internet Explorerでだけ利用可能な部品です。ほかのブラウザでは、動作しません。また、Limiterは、1つの部品につき1つだけ設定できます。
EnableCharTypeLimiterを追加すると、入力フィールドに以下の制約が追加されます。
IMEを使った入力はできません。(IMEは常に無効です。)
上書き入力はできません。常に挿入による入力になります。
記述形式
<div rcf:type="EnableCharTypeLimiter" rcf:target="xxx"></div>
または
<span rcf:type="EnableCharTypeLimiter" rcf:target="xxx"></span>
注意
子要素は記述できません。詳細は、「5.1.4 子要素を持たない部品に子要素を記述した場合の動作」を参照してください。
本部品は画面に表示されないため、<div>タグおよび<span>タグのどちらで記述しても違いはありません。
プロパティ
表の項目の意味は、「Text」の「プロパティ」を参照してください。
名前 | データ型 | 説明 | 省略 | 省略値 | 属性指定 | 更新 | 部分更新 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
target | String | 機能付加対象のrcf:idを指定します。 | 不可 | - | 値 | 不可 | 不可 |
types | String | 有効文字種を指定します。 | 可 | ALL | 値 | 不可 | 不可 |
allowPaste | Boolean | ペーストの有効/無効を指定します。
| 可 | false | 値 | 不可 | 不可 |
そのほかにも、画面部品および機能付加部品で共通のプロパティを指定することができます。詳細は、「2.8.1 画面部品共通プロパティ」、および「4.4.1 機能付加部品共通プロパティ」を参照してください。
注) typesプロパティ
typesプロパティは、「;」を区切り文字とし、有効文字種を指定します。
以下に例を示します。
<div rcf:type="EnableCharTypeLimiter" rcf:target="target1" rcf:types="DIGIT; LETTER"></div>
指定できる有効文字種については、「2.8.4 文字種指定」を参照してください。
なお、ALLが指定された場合でも、IMEによる入力はできません。
文字種の指定が含まれていない場合、および文字種として正しくない値が指定された場合は、エラーとなります。
文字種の指定では、大文字と小文字を区別します。ただし、「all」では区別されません。
複数個の文字種を指定した場合、入力文字が指定された文字種のどれかに該当すれば、有効となります。
上記の例("DIGIT;LETTER")では、数字と英字(大小)が有効になります。
範囲の重複("LETTER;UPPERCASE")および重複指定("DIGIT;DIGIT")は、特にエラーにはなりません。
イベントリスナ
固有のイベントリスナはありません。
JavaScript API
固有のJavaScript APIはありません。