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Interstage Interaction Manager V10.1.2 AjaxフレームワークUI部品リファレンス
FUJITSU Software

2.1.6 TextArea

TextAreaは、テキスト(単一行または複数行)の入力フィールドを表示する部品です。

注意

  • フォーカス時の動作について
    Tabキーやマウスクリックによりフォーカスを移動した直後のカーソル位置および選択状態は、ブラウザおよびlabelProviderの指定により異なります。

  • 改行コードについて
    TextAreaに入力した文字列に改行を含む場合、valueプロパティの文字列値では「\n」(LF、文字コード10)として表現されます。APIやモデルとのバインディングで設定された文字列に「\r」がある場合、「\r」は取り除かれます。これにより、改行コードが「\r\n」(CR+LF、文字コード13,10)の場合は、「\n」に変換されます。

ポイント

機能付加部品のValidationHelperを利用して、検証を実行することができます。

示例

本部品では、Ctrlキー + z が使用できます。詳細は、「5.1.7 テキスト入力部品でのCtrlキー+zによるやり直し」を参照してください。

述形式

<div rcf:type="TextArea" ... ></div>

または

<span rcf:type="TextArea" ... ></span>

注意

ポイント

本部品は以下のように表示されます。

  • <div>タグの場合:前後に改行コードが挿入されます。

  • <span>タグの場合:前後に改行コードは挿入されません。

ロパティ

表の項目の意味は、「Text」の「プロパティ」を参照してください。

名前

データ型

説明

省略

省略値

属性指定

更新

部分更新

value

String

テキストを指定します。

""

値、バインド

不可

title

String

ツールチップで表示されるテキストを指定します。

""

不可

labelProvider

getLabel関数を持つオブジェクト

テキストを表示するときにフォーマットするためのオブジェクトを指定します。詳細は、「フォーマッタについて」を参照してください。
getLabel関数を持たないオブジェクトが指定された場合、エラーになります。nullを指定した場合は、valueに指定された文字列がそのまま使用されます。

null

不可

enabled

Boolean

本部品の有効/無効を指定します。

  • true:有効

  • false:無効
    操作できなくなりイベントも発生しません。

true

値、バインド

不可

readOnly

Boolean

書込み禁止/許可を指定します。

  • true:禁止
    マウスオーバーなどの各種イベントは発生します。

  • false:許可

false

値、バインド

不可

rows

Number

行数を指定します。1以上の値を指定できます。
スタイルプロパティのheightに部品の高さが指定された場合は、heightの値が優先されます。

2

不可

cols

Number

テキストエリアの平均的文字幅による文字数を指定します。1以上の値を指定できます。
スタイルプロパティのwidthに部品の幅が指定された場合は、widthの値が優先されます。

20

不可

tabIndex

Number

Tabキーで移動するフォーカスの順番を指定します。
HTMLのtabindex属性と同様の指定ができます。1以上の整数を指定した場合、数字の小さい順にフォーカスが移動します。
FocusManagerによるフォーカス移動には関係しません。

0

不可

imeMode

String

IMEのモードを指定します。以下の値以外が指定された場合は、無視されます。

  • auto:自動

  • active:フォーカス時に日本語入力をONにする

  • inactive:フォーカス時に日本語入力をOFFにする

  • disabled:IMEを無効化

auto

値、バインド

不可

部品共通のプロパティも指定できます。詳細は、「2.8.1 画面部品共通プロパティ」を参照してください。

注意

titleプロパティについて

titleプロパティに長い文字列を指定すると、自動的に改行または省略されることがあります。
また、発生位置はブラウザにより異なります。

なお、空文字列を指定した場合は、表示されません。

colsプロパティに関する注意事項

colsにおける平均的文字幅の値は、ブラウザにより若干異なります。デフォルトでは、FirefoxがInternet Explorerよりわずかに長くなっています。

rowsプロパティに関する注意事項

Firefoxでは、rowsに指定した値よりも、約1行分高く表示されます。

フォーマッタについて

本部品へのフォーカスの有無によって、以下のようにフォーマットされます。

  • フォーカスがない場合
    labelProviderプロパティで指定されたオブジェクトによってフォーマットされたvalueプロパティの値が表示されます。

  • フォーカスがある場合
    valueプロパティに指定された値が表示されます。

フォーマッタの指定方法は、「フォーマッタの指定方法」を参照してください。

タイルプロパティ

パーツ名

プレフィックス

クラス名

使用可能なスタイル

部品全体

なし

rcf-TextArea

  • サイズ

  • カラー

  • フォント

  • テキスト(whiteSpace、textIndentを除く)

  • ボーダー

  • パディング

詳細は、「2.9 スタイルプロパティ」を参照してください。

ベントリスナ

名前

説明

イベントオブジェクト

onFocus

部品がフォーカスを得たときに呼ばれます。

ActionEvent

onBlur

部品がフォーカスを失ったときに呼ばれます。

onChange

部品がフォーカスを失い、かつ値が変更されたときに呼ばれます。

onValueChange

値が入力され、かつ値が変更されたときに呼ばれます。

ValueChangeEvent

部品共通のイベントリスナもあります。詳細は、「2.8.2 画面部品共通イベントリスナ」を参照してください。

JavaScript API

固有のJavaScript APIはありません。部品共通のJavaScript APIは、「2.8.3 画面部品共通JavaScript API」を参照してください。